※今話からあらすじは書きません。ごめんなさい。
「こーらルルーシュ!」
ミレイ会長による丸めた紙による攻撃を白刃取りして防ぐ。生徒会全員から嘘…という声が漏れたが、この状況に嘘だろと言いたいのはこっちである。
「…手が止まってたら寝てても起きてても変わらないんだからね」
この状況はおかしい。思わず手が止まってしまっても仕方がないだろう。
「シャーリー、予算審査のこと会長に伝えてくれなかったのか?」
「あっ、いや…ルルに言われて昨日のうちから取り組んだんだけど…」
シャーリーを始めとする生徒会メンバーの目が泳いでいる。取り組んだ結果がこれなのか、恐らくまだ1日あるからと油断したのだろう。
「せめてもう1日早く教えてくれればよかったのに」
シャーリーがボヤくが、タイムリープしたのが昨日の朝だったのでそれは不可能だったし、この様子だともう1日早く教えても同じ事だろうと思った。
「いっそのこと黙っててくれればよかったのに。」
そう言うリヴァルの手はさっきから完全に止まっている。
「今からでも諦めるか?」
こうなったら諦めて放り出すかさっさと終わらせるかの2択である。そしてタイムリープした俺としては後者の未来しか見えない。
「ガーッツ!」
ミレイ会長によるインチキな魔法にかかった俺は素直に頑張る事にした。それと同時に不安になる。今回、タイムリープの経験から事前に手を打ったにも関わらず、予算審査に参加する事になってしまった。現状人の生死などは前回と同じままだ。もしかしたら未来は変えられないのでは?という不安に駆られる…。
昼飯時になり、カレンに声を掛けようと中庭へ行く。蜂にキャーキャー言っている女子学生の中にカレンを見つけた。
「あー!イライラする!病弱なんて設定にしなければよかった…はむっ…」
今この女手刀で蜂を…いや、あれだ…きっと勘違いだろう。
「…ちょっと良いかな」
声を掛けるとこちらに気付いたカレンが急に大人しくなった。
「俺は生徒会副会長のルルーシュ。悪いんだけど授業が終わったら少し付き合って欲しい。詳しいことは授業が終わってから話すよ。」
簡単に授業後呼び出す事を伝えた後、実験器材の準備があると言いその場を後にする。
授業後、カレンを教室からクラブハウスへ連れ出す。そしてカレンの歓迎会を行い、リヴァルからシャンパンを受け取ったらカレンにシャンパンを掛ける…おい、今この女コルク栓を手刀で弾かなかったか?こいつ本当に病弱設定で通す気あるのか…?
着替えを持ってシャワー室へ入る。暴力的発育を表すカレンのシルエットから目を逸らし…チッ!C.C.から童貞坊やとバカにされた気がする…!…声を掛け、クラブハウスに住んでいることを伝える。
「…今から話す内容に君は驚くかも知れないが、パニックにはなるなよ」
先に警告しておく。女性がやたらと肌を晒すのははしたないからだ。年頃の娘なら尚更である。
「…何かしら」
カレンは明らかに警戒した声音で返事をした。まぁ、当然だろう。
「…無事だった様だな。Q1」
「ッ!?」
動揺しているのだろう、シルエットが揺れている…シルエットの…その、アレだ。アレも揺れている……。……はっ!?いかん!カレンめ…なんて暴力的発育だ!クソ!またC.C.に馬鹿にされた気がする!なんて日だ!
「私がゼロだ。Q1…いや、紅月カレン。私は君の正体を言いふらす気は無いし、君も私の正体を誰にも言わないで欲しい。」
顔も見せられない奴を信頼できるか…というカレンの言葉。既にブリタニアに勝利したと言う結果を見せているのだ。ここで顔も見せればカレンもこちらを信頼するだろう。
こちらも相手の正体を知っている以上、下手に始末して何処かに記録して居れば遺品捜査時に見つかり正体がバレるリスクなどがあるのだ。簡単には手出しできない。こちらとしては対等な立場を提供している。この場で何かをすると言うことはないだろう。
「…お前も、ハーフなのか?」
シュタットフェルトとしてではなく、紅月としての声音でカレンが聞いてくる。恐らく自分と同じハーフならブリタニアから日本を解放しようとしている理由も理解できると思ったのだろう。
「あぁ、そうだ。」
ここではハーフであると嘘を吐いておく。学園内においてカレンとの協力関係は今後の動きに関わるからだ。
「どうだろう。我々が協力すれば学園生活も上手く立ち回れると思うが?」
「…そうね。お互いのアリバイ作りに協力できるものね…」
全部説明する必要があるかと思っていたが、意外と理解が早い。そう言えば成績はトップクラスだったか?そんな事を思いながらカレンに背を向ける。
その後、カレンの連絡先を聞き出した。ギアス無しで!どうだC.C.!「連絡先を聞き出せたのがそんなに嬉しかったのか?童貞坊や」ホァッ!?この魔女め!心の中に入ってくるな!
「…後で今後の動きについて連絡する。お仲間への連絡は頼んだぞ」
「…分かった。」
生徒会の仕事を説明しつつ、話を聞かれた時はお互いに戦争ゲーム繋がりで仲良くなったと言うバックボーンを用意した。
…ルルーシュがシャワールームへ向かった時、咲世子は興奮していた。てっきりナナリー一筋だと思っていたルルーシュが今度は病弱なクラスメイトに手を出そうとしているのだから。勿論これは咲世子の勘違いなのだが、勘違いを正すことができる人間はこの世には居ない。もしかしたらルルーシュ様は弱っている女の人がタイプなのかもとか思いながら、いつか来るであろう修羅場を想像し、不安な気持ちがある反面見てみたいという気持ちもあるような複雑な心境に心を躍らせながら家政婦咲世子はその場を後にした。
「お兄様!大変!」
ナナリーに言われ、テレビを見るとスザクが捕まり処刑されるようだ。…とはいえ俺としてはこれは予定通りなのでナナリーとスザクには悪いが内心ほっとしている。
その後、スザクが捕まった事にショックを受けてしまったナナリーを慰めながらベットに寝かせ、自室に戻る。部屋の中にC.C.の拘束着が脱ぎ捨てられており、本人はベッドの布団から顔を出している。
「ルルーシュ、カレンとかいう女は上手く誘えたか?」
この女の言い方はいちいち何処か引っかかるんだよな…
「ふん、当然だ…と言いたいが上手く納得してくれて正直ほっとしている。ギアスを使っても良いが…使い過ぎて肝心な時に暴走されると困るからな」
どれくらい意味のある行為かはわからないが、現在出来るだけギアスは使わないように心掛けている。前回は条件の把握を含めてポンポンとギアスを使っていたが、その結果がユーフェミアによる日本人虐殺である。同じ轍を踏むわけにはいかないのだ。
スザクの奪還は前回と同じで良い。ジェレミアとヴィレッタへの仕込みを利用すれば容易く済むだろう。
「…C.C.、心を読むギアスを持つマオという男を覚えているか?」
「あぁ、そういえば居たな。そんな奴。」
マオのことは心底好かんがこればかりは同情する。こんな女の子の何が良くて追いかけているんだか。
「この絶対遵守のギアスとタイムリープによっておおよその未来が見えている今の俺にとって最も厄介な敵は誰だと思う…?」
「…なるほど」
そう、マオだ。奴がシャーリーに会うまでどういう行動をしていたか全くわからない以上対策が難しい。何より俺の思考が読まれれば未来が読まれてしまう。思考を読んだビデオメッセージや自分自身にギアスを掛けるなど、バレれば流石のマオでも同じ手は通用しないだろう。
「悪いがマオの行動パターンなんて私は知らないぞ。今どこにいるのかだって…」
「だろうな。そこでお前の力を借りたい。」
…この頃マオは愛するC.C.と暮らす為、土地を購入し、建築学を学び、木材を見る目を養い、木材加工の腕を磨いていた。因みにチェーンソーの使い方はこの頃に学んだ。『凄いじゃないか、マオ』
「男は床で寝ろ。おやすみルルーシュ」
俺はこのセリフを昨日も聞いている。この女にとっておやすみなさいはこうなんだろうと自分にギアス(偽)を掛け無視する。
そして何故この女は毎回着ているものを脱ぎ捨てて畳まないのだろうと憤慨しつつ拘束着を畳む。
「なんだ?私の履いていたブーツをそんな興奮しながら…あぁ、そう言うことか。ルルーシュ、お前も中々変わった癖を…」
畳んだ拘束着を鷲掴み、C.C.にぶん投げる。二度と畳まねえ。
「…黙れ!もう寝ろ!このピザ女!!!」
〜言い訳〜
果たしてタイムリープしたルルーシュがこの時点でいきなりカレンに正体を明かすのか?普通に秘密にするだろ。という点については、まったくそのとおりなのですが、ご都合展開としてカレンに正体を明かしますし、カレンも秘密を守ってくれます。
タイムリープしてるルルーシュがもっとも警戒すべきはマオですよね。いやマジでコイツヤベェよ。どうやって倒すんだ(困惑)
とりあえずそれっぽく伏線を張っておきます。回収してくれ!未来の俺!応援してるぞ!
そしてお気付きの方もいるかと思いますが、私が書いている以上さほどチート・反則感が出ませんね…。タイトル詐欺か?
毎話最後に(半ば無理矢理)入れている「ピザ女!」byルルーシュor「この飲んだくれ!」byカレン)について、正直…?
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面白い。今後も続けてほしい。
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面白い。でも二度とやるなクソが。
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面白くない。でも今後も続けて欲しい。
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面白くない。二度とやるなクソが。○ね。
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普通。好きにして欲しい。
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どうでもいい。