チートギアス ~反則のルルーシュ~   作:ベルゼバビデブ

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 前回までのあらすじ。
タイムリープしたルルーシュは世界を変えるためにある結論に達した。

          そうだ、筋肉つけよう。

これは未来の記憶と明晰な頭脳、そうして溢れるタフネスを兼ね備えた超人ルルーシュによる物語。

ぶって良いのはぶたれる覚悟のある奴だけだ。


チートギアス 〜反則のルルーシュ 外伝〜❷

 俺はあの日と同じようにチェスの代打ちにやってきた。

「なんだ…学生…か?…お前、本当に学生か…?」

「学生服着てるんだから学生に決まってるだろう。リヴァル、帰りは安全運転で頼むぞ」

 俺はスッとキングを持ち上げ………

 

 そのまま砕いてしまう。

 

 しまった。いつもの指圧トレーニングの癖でチェスのコマを砕いてしまった。後で弁償しないとな。

「ひっ…参りました」

 盤面的に相手の方が有利なはずなのに何故か相手は降参した。これだから貴族って奴は…

 

 このままリヴァルとバイクで帰ると、リヴァルをカレン達のテロに巻き込んでしまうと思った俺は、今回はリヴァルと別れることにした。

「済まないリヴァル、やっぱり帰りは走って帰ることにするよ」

「オーケー!また頼むぜルルーシュ!じゃーなー!」

 リヴァルの背を見送ってから俺は高速道路をランニングした。(※犯罪です)

 

 カレン達の乗る走行中のトラックに乗り込み、あらかじめ持ってきていたゼロの服装に着替える。運転席につながるドアをノックしようとしたところ、なぜかひしゃげてしまった。

「誰だ!?」

 急いで出て来たのはカレン。

「初めましてだな。私の名はゼロ」

「ゼロ…?ここに何をしに来た!?それにどうやって入って来た!」

 やれやれ、相変わらず質問の多いやつだ。

「私はブリタニアを壊し日本人を解放するために戦う君達の同胞だよ。」

「…いきなり出て来て信用できるか!まずは顔を見せろ!」

「いいだろう。だが見せるのは顔ではない、力だ!力を見せれば少しは信用できるだろう?」

「何をする気だ!?」

 俺はC.C.の入っているカプセルを無理やりこじ開ける。

「やめろ!中は毒ガスだぞ!ちょっ…びくともしない!なんなのこいつ!!」

 途中でカレンが必死に俺の邪魔をしようとしたが、鍛えられた俺の肉体は最早カレンなど跳ね除ける。ふははは!これぞナナリーへの愛の力だ。

「毒ガス…じゃない!?」

「ブリタニアは少女を監禁し実験材料とする卑劣な国だ。私は日本人だけではなく全ての人々をブリタニアから解放するべく活動している。そのためには君達の力が必要だ。」

「あ、はい。」

「カレン!話は終わったか!?そいつは敵じゃないんだな?だったらグラスゴーで出てくれ!警察だけじゃなくて軍が出て来やがった!」

 運転席の男が何やら叫んでいる。カレンは俺とC.C.をチラチラと見た後

「私がグラスゴーで出る!」

 と言って走り去った。

「まずはお前の拘束を解かないとな。ふん!」

 ブチブチと拘束を引きちぎる。一つ一つちまちまと外すなど面倒だ。

「おいC.C.、ギアスをよこせ。早くしろ」

「あ、はい。」

 …シャルルのギアスで過去に戻ったのならギアスの影響を受けないC.C.は記憶があるものだと思っていたが、この反応を見る限り俺のことは知らないようだ。薄々感じてはいたがな…。トラックが急に曲がったので揺れた。俺はC.C.が倒れないように抱えてやった。下手に頭を打って気絶でもされれば困るからな。

 C.C.との契約を交わした俺は運転手の男(永田というらしい)と共にトラックから脱出しゲットーの中を走っていた。

「扇の奴正気か…?こんな変なやつと変な女と合流しようとするなんて…あぁ、ここを左だ」

 因みに永田は腹に破片が突き刺さっていたため処置と止血を行い俺が抱えて走っている。

「止まれ!」

 聞き覚えのある声に振り向くと、眼前には見覚えのあるクルクル回転ジャンピングキックが迫っていた。俺は一旦永田を空中に放り投げ両手を開けると、迫る脚を受け止め、腹に肘打ちを食らわせる。

「ごはっ…!?こ、この動きは…!?」

「丁度良い、お前にも来てもらおう」

 スザクの攻撃の場合、クルクルキック以外は殆ど脅威ではない。鍛えに鍛え抜いた大胸筋はあらゆる攻撃を跳ね除け、はち切れんばかりの上腕二頭筋はスザクを捉えれば簡単に内出血くらいのダメージは与えられる。

 落ちてくる永田を受け止めつつ、俺はスザクの脇腹に蹴りを入れることに成功する。

「しまっ…!」

 吹っ飛んだスザクに対し、永田ごとののしかかり。俺と永田の全体重が腹部に掛かったスザクは気絶し、俺はスザクと永田を抱えて歩き出した。

「今度から放り投げるときは一声かけてくれ」

「…善処しよう」

 

 案内通りに走っていると扇達と合流した。

「あ、あんたがゼロか…」

「なんだこいつ…人間二人抱えてやがる、ほんとに人間か!?」

「君がここのリーダーのようだな。初めまして、私はゼロ。日本人解放のために君たちの力を貸してほしい。」

「あ、はい。」

 優柔不断な扇の割には即決で助かる。まぁ事前に話は通っていたからな。

 

 扇達からの協力を得られた俺はまずサザーランドの鹵獲に乗り出した。しかし一々こちらを向かせてギアスを掛けるのは面倒だな。

 最初、俺はサザーランドの輸送部隊からサザーランドを寄越せとギアスをかけようと思ったが、起動IDを過去の記憶から掘り起こして対応し、兵士は全員拳で黙らせる。

 更に、倒れている輸送隊に気が付いたのか、一人の女がやって来た。

「何が起きた!?これはどうなっている!」

 態々ナイトメアから降りて兵士の生存確認とは都合が良い。更に誰かとよく見れば俺が初めてサザーランドを奪った相手のようだ。手頃な瓦礫の破片を見繕い、女の頭に向かって投げつける。女は気絶したようで倒れた。

「ふん、確かこの女のサザーランドのIDは…」

 

 鹵獲したサザーランドと輸送物資があればあの日と同じようにクロヴィスの部隊を壊滅させることは容易だ。さらに奴を殺しても厄介なコーネリアが出てくるだけだ。このままクロヴィスを泳がせる方が良いだろう。そんな風に俺が今後の戦略を練っていると後ろから声を掛けられた。

「おいルルーシュ!早くこの狭いコクピットから出せ!お前の筋肉のせいで蒸し暑いんだよ!」

「心頭滅却でもしてろピザ女。親衛隊に見つかったら面倒だろう。」

 バシバシと殴ってくるC.C.だが痛くも痒くもない。これが力か…!

「ふふふ…ははは!やれる!やれるぞ!今度こそブリタニアを倒すことが!」

「おいコラ!無視するな!この肉ダルマ!」

 

 




…思った以上に話が進まない。

あと思ってた以上に感想貰えて驚いてます。
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