流浪人の帰り着く先   作:ゆごりー

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ゆごりーです!原神の新作、書いていこうと思います!他作品もぼちぼち復活させていく予定ですのでよろしくお願いいたします!


プロローグ

「いつか、雷帝に相対する者が現れる。」

 

彼のその言葉を聞いたのはどれほど前だっただろうか。少し前だったか、いや、随分時が流れたよう気もする。稲妻で目狩り令が発され親友が死して以来、友の神の目を握りしめ逃走を図り流浪していた。お尋ね者として時に追われ、九条家の者らから神の目を渡すように迫られ、戦う逃げるを繰り返す内稲妻の海賊に拾われ稲妻を立ったこと。そしてもう1人の親友は船に残り自分は船を下り再び流浪し最終的にモンドという風神の街にたどり着いたこと。もちろんその中でも出来事は沢山あったのだが、上げればキリが無くなるほどにたくさんのことが起こった。そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霜明「うむ、任務完了でござるな。それにしても最近、ヒルチャールがモンド城周辺に増えた気がする。用心せねばなるまいな。」

 

流れ着いた土地、モンドで彼、桜坂霜明(さくらざかそうめい)はこの土地に似合わない黒と紺色が基調となる和服と呼ばれる着物を着て青く迸り光る神の目をぶら下げてヒルチャールの群れを片付けていた。それも

 

騎士A「霜明様。こちらも討伐、及び根城の解体が終了しました。」

 

その後ろには5名あまりの騎士を連れている。

 

霜明「ふむ、ご苦労であった。敵襲に気をつけながら帰るとしよう。」

 

この男、モンドにたどり着く前に食料や調味料がほぼほぼ底を尽きてどうするかと途方に暮れていたところ数名の騎士がアビスとヒルチャールに襲われているのを救助しモンド城内まで送り届けたところ現在西風騎士団を管理、運営している代理団長の計らいにより寝床や春風騎士の名を貰った。モンドは自由の国と呼ばれているが稲妻から来た流浪人を訝しみ、時に避難する声もあったが肩書きと働きによりそれも次第になくなって言った。

 

霜明「しかしお主ら、拙者はいわばこのモンドに居候しているようなものなのだぞ?騎士の名は頂いたが、そこまで畏まらなくても良いのではないか?」

 

騎士A「いえ、霜明様の働きや戦術、行動には我々も大いに助けられておりますし代理団長からの指示も高くあります。そのような方を気安くなどと、我々には恐れ多く存じます。」

 

霜明「ふむ、そういうものなのか・・・騎士とは難しいのでござるな・・・」

 

実際霜明は代理団長にもこの口調で話しているしモンド人からも普通に受け入れられていた。霜明は人当たりも良く様々な手伝いや人助けもよくしていた。1度お礼をしようと言うと『拙者、当然のことをしたまで故、それではまた縁があれば。』とその場を去ってしまう。この仕草に惚れ込んでしまう女性も多くいたが霜明自信誰にでもこうなため本人の知らないところで撃沈する女性ばかりだった。

 

霜明「よし、欠落者は無しでよいな?では拙者は団長殿に報告してくる故、皆はゆっくり休むのでござるよ?」

 

騎士B「し、しかしおひとりで行かせてしまうのは・・・我々も報告に・・・!」

 

霜明「そなたらが拙者を上司と慕ってくれるなら、部下を労るのも拙者の役目でござるよ。早く帰って家族に元気な姿を見せてくるといい。さぞ喜ぶであろう。」

 

騎士達「は、はい!お気遣い感謝致します!」

 

そういうと格式ばった敬礼をして背を向けて各々歩き出した。

 

霜明「さて、と。」

 

そう言うと自分も歩を進め始めた。行き着いたのはモンドの中でも一際大きく目立つ建物。象徴するような旗がなびく。迷いなくその大きな扉を開きお目当ての部屋まで行く。扉の前でコンコンと心地よいリズムでノックすると『入れ』と簡単な返事が返ってくる。

 

霜明「失礼する。ジン殿、討伐依頼完了したでござるよ?」

 

ジン「ふむ、ご苦労だった。」

 

霜明に向かい合うように座るのは西風騎士団代理団長にして霜明を騎士団に迎え入れた張本人、蒲公英騎士ジン・グンヒルド。現在は2割ほどしかいない西風騎士団をまとめあげ魔物退治からモンド城内の改善などを一人で行っている人物だ。

 

霜明「時にジン殿。やはりココ最近になりヒルチャールの頭数や拠点の数の増量だけでなくモンド場周辺に基地を作る軍隊も増えたように思える。裏で何者かが手を引いていること、本格的には考え始めた方が良いやもしれぬ。」

 

ジン「そうか・・・済まないな。毎度周辺捜査ばかりさせてしまい。」

 

霜明「そういうでない。むしろ拙者は感謝しておる。衣食住を安定させてくれたばかりかこのような立派な2つ名に仕事まで与えてもらったのだ。感謝してもしきれんよ。」

 

ジン「うむ、そういって貰えるとこちらとしても気が楽になるよ。ところで霜明、本当に騎士団に本格的に入るつもりはないのか?君ほどの逸材は本当に勿体ない。」

 

霜明「気持ちはありがたいがそれはやはり辞退させて頂くでござるよ。拙者は流浪人。モンドに受けた恩をすべて返し終えた時はまた流浪人として旅をしたいと思っておる。」

 

ジン「そう言われるとは分かっていたが、やはり惜しいな。気が変わればいつでも言ってくれ。」

 

霜明「ふむ、そうさせてもらおう。それでは拙者はこれで。」

 

ジン「ああ、改めてご苦労だった。」

 

そう挨拶を済ませると霜明は部屋を出ていく。霜明は仕事もできて人当たりもよく剣の腕もかなりあるため時折ジンや他団員に本入団するつもりは無いかと誘われることが多い。しかし霜明自身はこのモンドに恩を返し終えたら出ていくと一点張りなのでみんなはそんな未来が寂しいと思いつつ共に仕事をしているのだ。霜明自信その恩がいつ返せるかは分かっていないが今の仕事に一区切りつきモンドに今以上の平和が訪れたら、と果てしないようなことを考えていた。

 

霜明「ん・・・今日は少し風が強いでござるな・・・」

 

頬を撫でるその風に煽られながら空を見上げると雲ひとつなく太陽が空に輝いていた。

 

霜明「この空の下、万葉は今何をしてるのであろうか・・・元気にしてるのであろうか・・・。」

 

そう囁く声は誰にも聞こえることなく風にかき消された。しかしこの風が新たな出会いと運命を運んでくることを彼はまだ知らない




桜坂霜明

性別、男

神の目、水

所属、西風騎士団(仮)

稲妻の流浪人。稲妻から逃亡しモンドに西風騎士団として引き取られた。爽やかな雰囲気や声色が老若男女問わずに人気となり春風騎士の2つ名を持っている。髪は肩にかかる程の明るい白にも見えるような銀髪で癖ひとつない。結って胸にかけるように前に下ろしている。

元素スキル、芽吹
効果後述

元素爆発、桜吹雪舞
効果後述
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