作者「は、はひ」
霜明「これまで何をしておった?」
作者「色々、忙しくてしゃあなくて」
霜明「そうか、ならばしかたあるまい」
作者「へ?て、手打ちにしてくれるんですか?」
霜明「手打ち…いや、打首であるな。二度と忙しくなれぬようにしてくれる!」
作者「へ?ちょ!?ぎゃあああああああああああ」
ライアーの奪還に成功して数日、空、パイモン、ジン、ディルック、ウェンティはライアーの機能を回復するための捜し物をすることとなりその間霜明と言えばジンやディルックがモンド城を開けている間に残って警備強化をしていた。
霜明(とはいえ、アビスは斥けたばかり……悠長には考えられぬがすぐにまた攻めてくるとは思えぬし、警戒するなら拙者は外より内でござるな。)
ヒルチャールなどの魔物より城内のトラブル警戒をすべきという結論に至り昼時を回ろうとしている時にとある出来事が起こった。
エリン「うーん、これじゃダメだ……」
霜明「む?エリン殿。いつも性が出るでござるな。」
エリン「あ!霜明さん、お疲れ様です!その、こちらを見ていただいてもよろしいですか?」
霜明「む?」
指された方を見ると訓練用の杭が5つほど、半円を象るような形で並んでいた。
エリン「私には神の目がなくて、ジン団長みたいな力が出せないんです……だから力よりも技を磨きたくて。だからこの杭を同時に破壊する術を身につけたいの」
霜明「ふむ、しかしこれは……」
霜明(そこそこ広い範囲に置かれている、しかも拙者と同じく片手剣による破壊。神の目があるからそれなりにやりようはあるやもだが……)
エリン「え、えっと、霜明さん?」
霜明「おっと、すまぬ。そうでござるな。エリン殿?」
エリン「はい?」
霜明「参考になるか分からぬが、拙者で良ければ。ひとまず神の目を使うがやってみても構わぬか?」
エリン「本当ですか!!ぜひ見てみたいです!」
とりあえずやってみてから神の目を使わない方法を考えよう、ということでまずは神の目を使った力で杭を壊して見ることとなった。
霜明「では…ふっ!」
剣を一振りするとあっという間に全て破壊される。
霜明「どうであっ、た、か…は?」
エリン「そうやれば良かったんだ!すごい!」
そういうとエリンは剣を一振、まるで神の目を使ったかのような、霜明の技であるかのような衝撃波が杭を破壊した。そう、神の目もなしに、先程まで杭を壊せないと悩んでいた少女が、だ。
霜明「…も、もう一度今の物を用意してもらっても良いか?」
エリン「え?もちろんですけど…」
そういうとテキパキと同じ配置に杭を設置し始める。
霜明「一応聞くが、先程お主が何をしたか覚えておるか?」
エリン「杭を壊しただけですけど、何か良くないことをしましたか?」
霜明「いや、そうでは無いのだが…エリン殿。もう一度みててくれぬか?」
エリン「え?はい」
そういうと今度は元素力を体にまとい高速の速さで杭を全て叩き切る。その速さは先程とは違い全くの同時ではなかったが1人で全て切るには早すぎる間であった。それも元素力あっての
エリン「そういう手もあるんだね!」
あってのはずだった。エリンは今のと全く同じ動きで悔いの全てを切り刻んだ。
霜明「ま、まさかこんな…しかし…」
エリン「ありがとうございました!参考にさせて頂きますね!」
霜明「あ、ああ…」
その後捜し物を終えた一同に霜明は猛烈にエリンをここの人員に入れることを推薦したがディルック、ジンになぜ?と首を傾げられやんわり断られてしまった。お互い解せぬ、となったが結局危険なため同行はしないと結論づけられたのであった。
桜坂霜明
エリンについて
「あんな逸材をなぜ放っておくのか…騎士としての何かが足りないのであろうか?本当に騎士とは難しいのであるな」