右手を突き上げながらゴール板を通過した俺は、そのまま柵を飛び越えてサポーターの元へと走っていく。
そして、俺の勝利を喜ぶ歓喜のチャントが中山レース場に響き渡る。
俺の咆哮が掻き消されるほどの大音量の歓声が中山の屋根にも反射して響いてきた。
…そして、俺が改めてサポーターに向けて頭を下げると、リズミカルな太鼓の音が
…チーム用の応援歌も仕上げて来たか。さすがはHunters。
俺はサポーターに向けて、改めて頭を下げる。
…なあ、流れは作ったぜ、4人共。
俺はそう思いながら控室への道を戻っていった。
◇ ◇ ◇
…まあ、そんな心配もいらないのがあの4人だ。
4人共に勝利し、チームファースト相手に完全勝利を収めた。
理事長代理からは、改めて管理教育プログラムの撤回を認めてもらい、アオハル杯の定期開催も認めてもらった。
俺たちの目的はこれで果たされたと言ってもいい。
しかし、理事長代理のやり方もトレセン学園の自由の1つ。
リトルココンやビターグラッセはチームファーストだったからこそあそこまで伸びた。それは事実である。
改めて理事長代理とこれからの学園を維持していくために協力していくことで合意した。
◇ ◇ ◇
…そしてウイニングライブである。
「…なあ、ラストはホントにこれじゃないとだめなのか?」
俺は曲を見てそう呟く。
「…とはいえ、今回は初回だ。まずはその手本を見せてしかるべきだろう」
「ったく、お前は相変わらず踊れねーのか?」
ルナとシリウスから、曲順を見て苦い顔をする俺に対してそう言ってくる。
「いや、できないとは言ってねーよ…。
…ただこういうのは苦手って何回も言ってるだろ?
ソロ曲はいつも通り踊るとしてもよ」
「大丈夫よ。この前の練習じゃ踊れてたじゃない」
「それに、踊れないことはないんでしょ?
自分が出来る限りのことをしてくれればいいからさ。
私達も横にいるしね」
「ああ、ありがとなマルゼン、シービー」
…まあ、少し気は楽になったな。
その後、俺はExciteとWinnin'5をしっかりと踊り切った。
まあ何とかなるもんである。
今回は以前使用したセガサミーの「檄!帝国華撃団」とオリックスの讃丑歌。チーム戦ということでいつものSeeOffは使ってないです、