無敗の狩人と呼ばれるウマ娘になった   作:W297

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5話 求める先

 

 ハンターと専属契約を結び、練習する日々が始まった。

 

 考えてきたトレーニングメニューをハンターに伝えると、ハンターは「分かりました」と返してくる、

 

(…これでいいのか?)

 

 そう聞くと、ハンターは「ええ」と答える。

 

「俺のために考えてくれたメニューなんですよね?

 

 俺の体の負荷とかも考えてくれてるみたいですし、いいと思いますよ」

 

 ハンターはメニューを確認してそう続けてくる。

 

 そう言ってくれるのなら大丈夫なのだろう。

 

 練習を見ていても、指示をしっかり聞いてくれる。

 

 練習メニューと違うことをするにしても、まず一度自分に確認を取ってからやってくれている。

 

 …なんだ、この優等生は。

 

 同期や先輩から聞いた、「…よく無茶するから、しっかり管理しないといけない」って言葉が信じられないぐらいである。

 

 勉強の方も優秀であり、補習やらなんやらで時間を取られることもない。

 

 ハンター曰く、「ルドルフの妹は走ることしかできないって言われたくないんすよ」…らしい。

 

 それに加えてハンターは生徒会にも所属してしっかりと仕事をこなしている。

 

 ここに来た時は何もしていなかったらしいが、ルドルフの負担を軽減させるために入ったらしい。

 

 …話を聞いていると、姉のルドルフとの関係は良好と言っていいだろう。

 

 寮の部屋も一緒らしく、周りを気にせずに休めるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …トレーナー室で練習メニューを考えていた時、ハンターが入ってきた。

 

「…失礼します」

 

(…ハンター、生徒会の仕事は終わったのか?)

 

 そう聞くと、ハンターは「ええ」と返してくる。

 

「今日はそこまでやることなかったんで。

 

 早めに終わらせることが出来ましたよ」

 

 ハンターはそう言いながらパソコンを覗き込んでくる。

 

「それ、これからのメニューですか?」

 

(ああ、何か問題でもあるか?)

 

 そう答えると、ハンターは「はい」と続けてくる。

 

「…ここのメニュー、もうちょい量増やせないですかね?」

 

 そうハンターに指摘されたのは、負担がかかりすぎると思い、減らしたメニューである。

 

(あんまり無理はして欲しく無くてな。

 

 ちょっと減らしてもらったよ)

 

 そう答えるとハンターは「そうですか…」と物足りなさそうに答えてくる。

 

「…まあ、トレーナーも俺のことを考えてくれてると思うんで。

 

 そこはもう任せます。

 

 もし、何かあればまた俺から話すんで」

 

 実際、ハンターは増やしてもなんてことなくこなすとは思う。

 

 だが、練習量を増やすとなればその分リスクが増えてしまう。

 

 ルドルフより上に行くことを目標としているのに、その前に怪我して挑戦すら出来ないってことになれば意味がない。

 

(ハンター、そう言えば聞いてなかったんだけど1ついいか?)

 

 そう聞くとハンターは「何ですか?」と聞いてくる。

 

(お前が目指す、ルドルフより上…、それってどうなることが目標なんだ?)

 

 そう話すとハンターは「…そういえば言ってなかったっすね」と答える。

 

 …やっぱり、クラシック三冠なのか、それとも天皇賞連覇とかが目標なのか。

 

 

 

 

 

 

…ジャパンカップ、そして凱旋門賞。

 

 

 

 

 

 この2つを獲得することですね」

 

 ハンターは真剣な目でそう話してきた

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