無敗の狩人と呼ばれるウマ娘になった   作:W297

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102話

 

「…シンボリハンターです。

 

 カサマツから来ました」

 

 俺は黒板の前でそう話していく。

 

「…地方出身だけど、そんなこと関係なく頂点獲るつもりでいるんで。

 

 そこんとこ、よろしく」

 

 俺はそう言いながら、頭を下げる。

 

 …その言葉で教室内の空気は一気にピリッとする。

 

 俺はそのまま椅子に座る。

 

 周りからの目はにらみつけるようなものが多い。

 

 「地方出身の奴に負けてられるか」…だろうか。

 

 このクラスはルナと同期のやつも多いから、悔しさはあるだろうし。

 

 席は一番窓側の一番後ろ。

 

 後から来たから仕方ないだろう。

 

 ちなみにルナの奴もこのクラスにいるが、席は少し離れ気味。

 

 まあ、アイツがいるかどうかなんて正直関係ない。

 

 俺は俺のやるべきことをやるだけだ。

 

 …そう思いながら、俺は授業を受けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…どうだ、こっちの授業は?」

 

 昼食時、ルナからそう話しかけられる。

 

「まあ、丁度いいかな。

 

 ついていけねえってほどじゃねえよ。

 

 お前に見せてもらったノートもわかりやすかったしな」

 

 俺はそう返していく。

 

「…そういや、ルナ。

 

 シリウスのやつもここにいるんだよな?

 

 アイツってどうしてるんだ?」

 

 シリウスシンボリ、俺やルナと同じシンボリ家の生まれだ。

 

 その性格はアウトローよりだが、俺が大きく影響を受けた1人でもある。

 

「シリウスは相変わらずって言った方がいいかな。

 

 確かデビューは今年と言っていたはずだが。

 

 まあ、この学校にいるなら、お前もいずれ会うことになると思うよ」

 

 ルナは俺にそう話してくる。

 

 そんな中、俺に話しかけてくるウマ娘が2人。

 

「…お、君がルドルフがずっと話してくれていた妹君かな?」

 

「…邪魔して悪いな、ちょっと座らせてもらうぜ」

 

 俺とルナが一緒に座っているところに来たこの2人。確か…。

 

「君たちか。

 

 ハンター、ミスターシービーとカツラギエースだ。

 

 シービーはカサマツにいたお前でも、名前は聞いたことがある筈だ」

 

 その2人か。

 

 去年のクラシック3冠を獲ったのがこのシービーだ。

 

 そしてカツラギエースは、次の宝塚の有力候補だったはずだ。

 

「初めまして、私はミスターシービー。

 

 君のことはルドルフから聞いてるよ。

 

 『末脚がもの凄い』んだってね?」

 

「ルドルフのやつ、地方に行ったお前をすっげえ評価してたからな。

 

 …あ、アタシはカツラギエースだ、よろしくな!」

 

「シンボリハンター、ルn…ルドルフの奴が世話になってるようで」

 

 俺は2人にそう返していくと、ルドルフは若干しょんぼりとした表情を見せる。 

 

「…ハンター、ルナとは言ってくれないんだな…」

 

「そりゃそうだろうがよ…。

 

 元からお前と話す時以外はルドルフ呼びにしてるよ、俺は。

 

 そうしないとお前だと分からねえことあるだろ?」

 

 こうしたのは俺がカサマツに行ってからだ。

 

 ルドルフ呼びの方が定着した今、スムーズに話をするにはこっちの方がいい。

 

「私は別にいいよ。

 

 教えてもらったら分かるしね」

 

「アタシも構わねえよ。

 

 そう呼ぶのが2人の関係性なんだろ?」

 

「…そうか?それならお前らの前ではルナ呼びさせてもらうよ」

 

 そう返していくと、エースが話しかけてくる。

 

「ハンター、お前ってどのチームに入るつもりなんだ?」

 

 ルナに聞かせてもらったが、中央だとチームに所属することが出走の条件らしい。

 

 カフェテリアの周りを見渡しても、ところどころにチームメンバー募集の張り紙が貼ってある。

 

「…それならウチのチームに入るか?

 

 ウチのチームはまだ余裕があったはずだ。

 

 ハンターの実力なら文句なしで入れると思うが」

 

「待ったルドルフ、それならウチのチームの方がいいんじゃない?

 

 ウチ、まだ人数少なくてさ」

 

 ルナの言葉に、シービーがそう遮ってくる。

 

 その後も2人がお互いに話していく中、エースが俺に話しかけてくる。

 

「…まあ、ハンター。

 

 アタシはお前がどこに入ろうがいいんだけどよ。

 

 お前が納得できるとこが一番良いと思うぜ?」

 

「ああ、ありがとな」

 

 俺はエースの言葉にそう返していった。

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