無敗の狩人と呼ばれるウマ娘になった   作:W297

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第?R 「狩人、生徒会に入る」
105話


 

「…帰って来ねえな」

 

 スピカに入り、無事中央でのデビュー戦も勝利で収めた俺は、寮の自室でそう思っていた。

 

 帰ってこないのは同室のルナ。

 

 生徒会に入っており、今は副会長の仕事をしているのだが…。

 

「…いくらなんでもここまで遅くなるのか?」

 

 ルナが帰ってくるのはいつも門限ギリギリ。

 

 アイツもいろんなところで活躍しているが年齢は俺と同じだ。

 

 間違いなくこのままだとアイツは心身とも壊れる。

 

 俺と対決する前に倒れてしまってもらっては意味がない、

 

 そんな中、部屋のドアノブが動いた。

 

「…ただいま」

 

 ルナが帰ってきたようである。

 

「…おかえり、ルナ。

 

 …大丈夫か?」

 

 若干顔がやつれてしまっているルナは、「ああ…」と返しながらベットに倒れる。

 

「…最近、生徒会の仕事が忙しくてな…。

 

 すまない、少し休ませてくれ…」

 

 ベッドに突っ伏しながらそう返してくるルナには、いつもの威厳は感じられない。

 

 こういう姿のルナは他のウマ娘には見せられないが、妹の俺ならルナも気を許すことが出来る。

 

 他のウマ娘だとこういうこともできなかったはずだ。

 

「…ルナ、無理はするんじゃねえぞ?

 

 俺と対戦する前に倒れてもらっちゃこまるんだからな」

 

 俺がそう話すと、ルナは「分かっているさ」と返してくる。

 

「…なにより、ダービーも今週末に控えている。

 

 体調は万全の状態で臨めると思っているさ」

 

 そう話すルナだが、その目には若干の疲れが隠しきれていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それで、どうすべきだと思う?」

 

 カフェテリアで昼食をとりながら、俺はシービーとエースに相談する。

 

「どうすべきって言われてもな…、

 

 マッサージとか、そういうことはしたのか?」

 

 エースからそう話されて、俺は「ああ」と肯定する。

 

「昔から怪我とかのサポートについてのことは教えてもらってたからな。

 

 少しは体は軽くなっているとは思うよ。

 

 …ただな」

 

 俺がそう話すとシービーは「ただ?」と聞いてきて、俺は続けていく。

 

「俺がやってるのはマッサージとか、ルナの負担を軽くするだけだ。

 

 いくら俺が軽くしたところで限界は来るからな。

 

 なんとか今は耐えてるが、俺のトレーニングも増えてくるだろうし対応できなくなる可能性が…」

 

 俺はそう言いながらため息をつく。

 

「それなら、ルドルフの奴の仕事を減らさないことには何も変わらねえな。

 

 シービー、何か案はねえか?」

 

 エースはそうシービーに聞いていく。

 

「…それならさ、入っちゃえばいいんじゃない?」

 

「入るって…、俺が生徒会にか?」

 

 俺がそう聞くと、シービーが「うん」と返してくる。

 

「…ハンターはまだ余裕あるんでしょ?

 

 なら直接生徒会に入って少しでも減らしたらいいんじゃないかな?」

 

 シービーはそう話してくるが、エースがそれに返していく。

 

「…でもよ、ハンターはこっちにきたばっかだぜ?

 

 それでも入れるのか?」

 

 そんな言葉にシービーは「誰が決めたの?」と返してきた。

 

「生徒会長は選挙で選ばれてるけど、副会長とかの執行部員の選任は会長が決めれるんでしょ?

 

 選ばれる条件はこの学校の生徒全員ってことだけ。

 

 ハンターにもその条件は当てはまってるはずだよ」

 

「…そうだな。

 

 この後、ダメ元でも生徒会室行ってみるよ」

 

 俺はシービーの言葉にそう返した。

 

 

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