ダンス時間が終わり、フロアには多くのウマ娘が集まってきている。
俺はざわつくフロアを見ながら、俺はヘリオス・パーマー・シャカールの3人に話していく。
「ギリギリまで見てたけど、ダンス時間は無事違和感なく終了した。
残しているのはこのDJタイムのみ。
…このドロワが成功するかどうか、それはこれにかかってる。
ここで大幅にこけたら、今年のドロワは失敗だったという評価になる。
…フロア見てみたら、人は想像以上に集まってくれてる。
音響系もお前らのおかげで最高級のものが揃った。
シャカール…いや!Monadのおかげで音源も心配いらない。
…全員、大丈夫だな?」
俺がそう言うと3人は頷いてくれる。
「もち!準備は万全!
テンション・バイブスともに爆上げでカマすよ~!」
「うん!できる限りのことはやれた。
あとは私たちが楽しむだけ!」
「ああ。アンタが「トラウマにしてもいい」って許可を出してくれたから最高級のモンができた。
失敗なんてするわけがねえだろ?」
ちなみにだが、ほかにも手伝ってくれているウマ娘はいるが、!monadの秘匿のため俺を含めた4人だけで集まっている。
シャカールが「俺とこの2人だけなら正体を明かしてもいい」と話してくれたのでこうさせてもらった。
3人の力強い言葉を聞いて俺も覚悟が決まった。
「それなら大丈夫だな。
…行くぞ!」
俺が帽子を被ってそう話すと、3人からは「おう!」という力強い声が返ってきた。
…さて、いっちょカマしてやるとしますかね!
◇ ◇ ◇
DJタイムが始まり、俺は司会としてステージの端であおり続けていく。
ヘリオスとシャカールはステージの中央で観客を盛り上げ続けている。
パーマーは裏でしっかり出演するウマ娘たちの調整をしてくれている。
…とりあえず今のところはいい感じである。
そして、時間は順調に過ぎていき、俺の出番も徐々に近づいてくる。
…ちなみにだが、俺の出演は完全サプライズ。
俺が出るのを知っているのは3人だけだ。
俺は観客を煽りながら、気持ちを落ち着かせていく。
…そして。ヘリオスの出番の中でヘリオスが話している中、彼女は俺に振ってくる。
「…それじゃ、ここらでいっちょ行きますか!
ハンターさん!
そんなトコで立ってるだけでいいの?
カモン!いっしょに歌いましょーよ!」
…来たか。
ヘリオスが俺に向けてそう叫ぶと、フロアは一気にざわついていく。
「…仕方ねえな、全くよ」
俺はそう呟いてステージ中央へと向かっていく。
「…なんのために俺のマイクがスタンドじゃなくてこっちなんだと思っているんだ?」
俺はそう言うと、改めて帽子を被り直しマイクセットを調整した後に続けていく。。
「俺がこんな場所でただただ出演者を紹介するだけのウマ娘だと思ってたのか?」
俺がそう話すと、フロアのざわつきは一気に大きくなっていく。
「お前ら!
こっからもう一回気合入れてけ!
まだまだ終わらせやしねえぞ!」
俺がそう叫ぶと、フロアは一気に沸き上がり、悲鳴とも似た歓声が部屋の中に響き渡る。
「ヘリオス!」
「りょーかい!
テンション爆アゲで行くよ!」
「ああ行くぞ、『気分上々↑↑』!」
俺がそう叫ぶと、後ろで機材を操作していたシャカールがあるボタンを押して、曲が流れ始めていく。
そして、俺とヘリオスはともに歌い始めていく。
「お前ら、まだ何回でも盛り上がれるよなぁ!
ここからまだまだ、テンション爆上げで行くぞ!」
俺はそう叫んで観客からの歓声が上がる中、ラップを刻んでいく。
ヘリオスからこの曲を提案され、しっかりと練習してきた。
まあなんとかなるようにはなったし、俺らしさも出せてるだろう。
そのまま俺とヘリオスは歌い続けていく。
とりあえず、一曲目。
…さすがにエネルギー消費量がエゲつい。
歌い終わり、俺とヘリオスは腕を天に突き上げた。