「…ふぅっと」
…DJタイムは大成功に終わり、片付けも終わった俺はそう言いながらベンチに腰を下ろす。
「何事もなく終わってよかったホントに…」
俺は星空を見上げてそうつぶやく。
…さすがの俺でも今回ばかりはエネルギーの消費量は半端なかった。
明日、休みにしておいてもらって正解である。
俺は改めてふうっと大きく息をつく。
久々に忙しい日々を過ごした。俺とルナの二人で回していた時の生徒会業務並みには忙しかったと思う。
…でも久々にはっちゃけれた。
ウイニングライブを踊った後には感じられないものが俺の胸の中にあった。
…そんな俺に話しかけてくるウマ娘が1人。
「…アンタのそんな姿、はじめてみたな」
シャカールである。
「あんまり見せたことないからな。
…ファインの奴はどうしたんだ?」
「…アイツはパーマー達と話してる。
いろいろ話したいんだとよ」
そう話しながらシャカールは俺の横に座ってくる。
そんなシャカールに俺は話していく。
「シャカール、今回のドロワどうだった?」
俺がそう聞くと、「ま、良かったんじゃねーの?」と彼女は返してくる。
「音響系はしっかりそろえてくれてたし、演者側の調整もしっかりしてくれてた。
演者側からしたら文句はねえよ」
「…それなら良かったよ」
俺はそう言ってシャカールに話しかける。
「シャカール、お前には結構面倒くさい仕事引けさせちまって悪かったな。
お前がいなければ今回は間違いなく成功できなかった。
ありがとうな」
俺がそう告げるとシャカールは「別になんてことねーよ」と返してくる。
「そもそも俺の趣味の延長線上でやってる話だ。
アンタが頭下げる必要なんてねーしな。
正直、フジキセキのやつもDJタイムも、いい経験になった。
感謝するのはこっちの方だぜ、ハンターさんよ」
そんなシャカールの言葉に俺は「そうかよ」と返していく。
「…それでよ、これからどうなっていくんだ?」
「まだわからねえが、多分継続ではあると思うよ。
あれだけ盛り上がったんだ、来年はやらないっつったら文句がでるはずだ」
「そうか」
俺はそう話して、改めて続けていく。
「…シャカール、一つ頼まれてくれないか?」
「…ンだよ」
「…来年のDJタイム、お前が仕切ってくれないか?」
俺がそうシャカールに告げると、シャカールは飲んでいたスポドリを思いっきり噴き出す。
「…は、はあ!?
来年もアンタがやんのじゃねえのかよ!?」
「確かに来年は俺ができるよ。
…ただな、俺もそのうち卒業する。
そうなる前にやれることはしっかりとやっておきたいんだよ。
生徒会でも、俺とルドルフがいなくてもしっかり運営できるようにシフトしていってるからな。
…こういう運営側の仕事、やっておいて損はないと思うぜ?
間違いなく卒業してから必要になってくると思うからよ」
俺は来年もある程度は手伝う予定ではあるから、心配しないでくれ」
そう話すとシャカールは少し黙って考え込む。
「…ちょっと待っていてくれ。
そのうち返答する」
この返事なら、まだ前向きな感じかな。
「そうか、まあゆっくり考えておいてくれ。
来年のドロワの時期までに俺に伝えてくれたらいいからよ」
そう話すと目の前から俺とシャカールを呼ぶ3人の声が聞こえてきた。
「…呼ばれてるみたいだな、いくぞ」
「…ああ、そうだな」
俺とシャカールは立ち上がり、俺たちを呼ぶ3人の元へと歩いて行った。
…というわけで最長となりました『今宵、リーニュ・ドロワットで』編完結です。
みなさまお付き合いいただきありがとうございました。
…アニメ3期も始まりました今日この頃ですが、正直これからの予定はまだ未定な部分が多いですが、自分は自分なりの感じで書いていこうと思います。
…そしてみなさん、今年のハロウィンイベントはご覧になられたでしょうか?
まだの皆さんはなる早でみることをお勧めします。
…シャカファイ、とても良いですよ?