フランス、トレセン学園生徒会長室。
「…久しぶりね、ハンター
そして初めましてね、あなたとは。
生徒会長のルーヴルよ。そこにいるハンター達にはこっぴどくやられたわ。
改めて我々はあなたたち2人を歓迎するわ。
これからしばらくの間よろしくね」
ルーヴルは椅子に座りながら、俺たち2人にそう話していく。
「ああ、こっちこそよろしく頼むよ」
俺がそう返すと、ルーヴルは椅子から立ち上がり俺たちに話してくる。
「それで、2人に頼んでおいたけど、準備は万全よね?」
…これはルーヴルから「日本のウイニングライブを見せてほしい」という頼みだ。
俺とローレルも「折角なら…」ということで承諾した。
「もちろんだよ。曲と後ろで流す映像はお前らのところに送ったはずだ」
「ええ、確認済みよ。
あとでVRウマレーターも含めて機材とかの確認を頼めるかしら?」
「ああ、分かったよ。
それとだけど、俺は来たことあるからいいけど、このローレルはここに来るのは初めてだ。
案内を頼めるか?」
俺がそう話すと、ルーヴルは「もちろんよ」と返してくる。
「モンジュー、サクラローレルを案内してあげて?」
「分かりました。…行こうか、ローレル」
「…は、はい!」
そう言ってモンジューとローレルは生徒会室を後にしていった。
生徒会長室には俺とルーヴルだけの状態となる。
「それじゃ、俺たちも行くとするか」
「そうね。後、ハンター。
…走れる準備はできてる?」
…やっぱりか。
「…またやるのか、ルーヴル?
一応ある程度トレーニングしては来てるし、万が一に備えてシューズとかは持ってきたけどよ…」
「前回の日本の芝だと決着つかなかったでしょ?
今回はこっちの芝で勝負を挑むわ。
ダメとは言わせないわよ?」
ルーヴルはそう逃げを許さないという目で俺を見つめてくる。
「…分かったよ。
いつやるんだ?それと人数と距離」
「明日よ。人数は私とアンタの1対1。距離は凱旋門と同じ2400。
流れとしてはこのレースの後にライブを行う予定ではあるけど、どうかしら?」
…うっわ、なおさら負けられなくなったじゃねえか…。
「…アンタなら、こういうハードモードな状況にしたほうがいいかなって思ってね。
好きでしょこういうの?」
「…ま、嫌いではない…な」
俺はルーヴルにそう返していく。
「…それじゃ、機材の元へ案内するわ。
私もマニュアル見たんだけど、結構難しい日本語とかあって動かし方分からなかったのよね…。
起動とかのセッティングとかは確かしてもらってたはずよ」
「りょーかい。そこまでしてもらってるなら俺でもわかる範囲だから大丈夫だと思うよ。
試しに使ってみるか?」
「ええ、お願いするわ」
…俺とルーヴルはそう話しながら、機材の元へと歩いて行った。