「…ホントにどうしようか」
…ヒシアマに追い出されたものの、することなんて生徒会室で待機するしかなかった。
スピカは何もやってないし、全員どこ行ってるか分からねえ。
…俺もルナに負けないぐらい、ワーカーホリックになってたっぽいな。
まあ見回りついでに色々なところ回るとさせてもらおう。
◇ ◇ ◇
いろいろな出店を回ったり、ゴルシのお好み焼き(なぜか今日は焼きそばじゃなかった)を食べたり、俺はそれなりに楽しんでいた。
そして、グラスから聞いたところ中央ステージでの大食いグランプリはオグリが勝ったらしい。
ただ、「…私はドーナツが食べたかっただけだ」ということでぬいぐるみはタマに譲ったみたいだが。
そんな感じでぶらぶらしていたところ、俺は腕を掴まれた。
「ハンターさん、ちょっといいですかっと!」
「うおっと!?」
俺は教室の中に連れ込まれる。
「誰って…フジか。どうしたよ」
俺の手を掴んだのはフジだった。
どうやらここはリギルの執事喫茶の控室みたいだった。
「…ハンターすまない、少し君の手を借りたくてな」
そう話してきたのはルナだった。
フジがそれに続けていく。
「実は執事喫茶が予想以上に盛況すぎて人手が足りないんです。
で、外見たらちょうどハンターさんが歩いてたんで。手を掴んだんです」
「…そういえば、ずっと生徒会室にいると言ってたがどうしてここにいるんだ?」
「生徒会室籠ってたらヒシアマに追い出されたんだよ。『アンタも楽しんできな』って」
「あー、ヒシアマらしいですねー…」
俺の言葉にフジがそう答える。そうしているとルナがホールへと向かっていった。
「…すまない、フジキセキ。呼ばれたみたいだ、行ってくる」
「行ってらっしゃい」
フジはそう言ってルナを送り出す。
「…っていうかブライアンを呼べばいいだろ?俺リギルじゃねーし」
「…いや、そこにハンターさんがいたんで…」
「俺は山か何かなのか?」
…ホールの方を見てみると、出ているのはルナ・エアグルーヴ・オペラオーの3人。
「…仕方ねえ、やってやるよ。服とかあるのか?」
俺はそう言いながら、後ろの髪を束ねる。
「そういってもらえると思ってました。執事服ならここに、ホラ!」
フジにそう言われて、着た服は普通にピッタリだった。
「…なんで俺に合うんだよ。コレ」
「万が一のために大きいサイズも作ってたんです。じゃ行ってきてください!」
そう言って俺はホールへと送り出される。
「…は、ハンターさん。その恰好は…?」
「…見ての通りだ。手伝ってやるよ」
俺はそう言ってオーダーを取りに向かった。
…なお、後でルナに話を聞いたところ、俺が入ってた時間だけ2割増しで人が来ていたらしい。
あと結構ルナとの2ショット写真も撮られたなー。
まあこういう時間だからノリノリでさせてもらったけど。