「…さーて、やりますかっと!」
そう言いながら生徒会室にいる俺である。
「…えーと、まずはこれからだな…」
俺はテキパキと書類を進めていく。
そうしていると生徒会室の扉があく気配がした。
「…もう来ていたのか、ハンター」
「ルナか。…フランス遠征で出来てなかった分はやっておこうかなって思ってな」
…そう言いながらも俺は手を止めない。
「…そういえば、ハンター。
これを見てくれないか?」
ルナから渡されたのはサポーター・チャントシステムに関する書類だった。
「来年度のサマードリームトロフィーから芝でもサポーター・チャントシステムの導入が決まった。
基本的にはダートのシステムをそのまま導入させてもらう形だが…、提案者であるハンターにも聞いておこうかなと思ってな」
ルナは俺にそう話してくる。
「…ああ、特に問題ない。ここまま行って大丈夫だろう」
俺がそう話すと、ルナは続けていく。
「…それでだな。ジャパンカップ前日のオープン特別で実験導入し、Huntersに模範として演奏してもらいたいんだ。
サポーターリーダーたちによる視察も兼ねてな」
俺のサポーター、Huntersの応援は物凄い。
団結力・統率力・歌唱力など、他のサポーターと比べて一線を画していると言ってもいいだろう。
それでいてサポーターも問題行為を起こさないため、模範としては丁度いいだろう。
まあサポーターシステムを作った時に、問題行為をした人物にはURA主催のすべてのレース場に無期限入場禁止という罰則を決めている。
「Huntersからは『ハンターがOKしてくれるのであればよろこんで!』と言ってくれている。
…どうなんだ?」
「いや別にいいけど?俺が指示してるわけでもないし自由にやってもらえたら」
「了解した、それで伝えさせてもらうよ」
ルナは俺にそう答えていく。
「あー、後これルナに言うの忘れてたな」
「何だ?」
俺はそのまま続けていく。
「ブロワイエ、そしてルーヴルが日本に来る。ジャパンカップに合わせてな。
『盛大に歓迎しろ』、だとよ」
「ふふっ、彼女らしいな」
ルナはそう言いながら笑みを浮かべる。
「あっちはエルに負けて、そのリベンジに来る。気合は十分だろうし、調整もしっかりしてくるだろうな。
…まるで俺とルナの時みたいだな」
俺がそう話すとルナも返してくる。
「ああ。出走するウマ娘達にはその再来としてもらうとしようか。
リギルからは誰も出ないらしいが…、スピカはどうなんだ?」
「ウチからはスぺを出すって言ってたよ。次の天秋で勝利して、そのまま行くって言ってたよ。
エルと同じくらいスぺにもブロワイエ対策、施しとかないとな」
俺はルナに向けてそう話していった。