沖野さんの指示により、休暇命令が出たスピカメンバー。
スぺは北海道に一時帰宅している。
…で、俺はと言うと。
「…はい、これ確認おっけ」
「…ありがとうございます」
「…ブライアン、これを頼むよ」
「…分かった」
…いつもの通り、生徒会の4人で仕事をこなしている。
俺がフランスに行ってたこともあり、なんだかんだでこうやって4人で仕事するのは久しぶりだったりする。
芝のドリームトロフィーのサポーター・チャントシステムの導入も確定し、それに関する書類も多くなってきた。
そんな中、ルナのスマートフォンが鳴る音がした。
「…すまない、テイオーからだ」
ルナはそう言いながら画面を確認していく。
だが、少しルナが顔をゆがめた。
「…ルドルフ、どうした?」
「いや、テイオーが少し落ち込んでるみたいでな…」
俺がそう聞くと、ルナはそう言いながら画面を見せてきた。
画面のメッセージでは、いつもの元気なテイオーの雰囲気はない。
「…カラオケに来て欲しい、だと?
「そこに行けばいいのか?」…っと」
ルナがそう返していくとテイオーからは「うん!」という返事が返ってくる。
「…とはいっても、書類があるからな…。どうしたものか…」
ルナはそう呟いていく。
「…行ってこいよ、休憩がてらさ。
…ルドルフ、前にどっかに出かけたのっていつだ?」
「…3か月前ぐらいだったかな」
「会長!?休憩してくださいって言いましたよね!?」
エアグルーヴはルナにそう話していく。
「…あー。こっち帰ってきたときに聞いたけど、「大丈夫だよ」ってのはそういう意味だよな…」
俺はルナの言葉にそう頭を抱える。
「…ルドルフ、無理矢理でも休め。
働くのは良いが、適度な休憩も必要だ」
俺がそう話していくとブライアンが話してくる。
「…そう言うハンターさんはどうなんだ?戻ってきて毎日ここにいるように見えるが」
えーと、そう言われてみれば…
「…いつだっけ?
…まあフランス遠征を休暇と考えれば大丈夫だろ」
「大丈夫じゃないです!
東条トレーナーとエルから、付きっ切りでサポートしてたって聞いてますよ!
2人はもっと休んでください!」
エアグルーヴは机をバンッ!と叩きながらそう話してくる。
そしてエアグルーヴは続けていく。
「…無理矢理にでも出て行ってもらいます。仕事は私たちに任せてください」
「え、ちょっと待って…」
「まだやることが…」
俺とルナはそう言いながら、エアグルーヴに背中を押される。
「…ホントに、こういうときぐらい私たちを頼って下さいっ!」
俺たちはエアグルーヴにそう言いながら生徒会室を追い出される。
そして生徒会室の鍵が閉まる音が聞こえてきた。
「…追い出されてしまったな」
「…行くか、テイオーのトコ」
俺とルナは顔を見合わせて、苦笑いした。
…ハンターはあまり自覚してませんが、ルドルフとタメを張るぐらいのワーカーホリックです。
ストッパーがいないとマジで止まらないのがこの姉妹。