マルゼンやルナといった他のウマ娘達の後押しを受けて俺はそのまま歌い始めていく。
…全員しっかり踊れている。いつの間に練習したのだろうか。
まあここにいるのは全員一流のウマ娘達だ。
これぐらいどうってことはないのだろう。
…まあ、ホントにスズカ以外のスピカの面子はここまで踊れるようになっているだけでも本当に良かった。
あの惨状を見たものとしては嬉しい限りである、
俺が歌いながら回りを見渡すと、全員楽し気に笑顔で踊ってくれている。
全員、思い思いに楽しみながら踊っていく。
…これがこの曲の真髄だ。
…さあ、全員楽しんでいこうか!
「さあ、メドレーラスト!最後まで、楽しんでいくぞーッ!」
俺は曲中に踊っている他のウマ娘、そして観客に向けてそう叫ぶ。
観客も俺の叫び声を聞いて一気に盛り上がっていく。
…後になって見れば、俺が曲中で歌詞以外の言葉を叫んだのは全てのウイニングライブで初めてだった。
それだけ俺も気持ちが入っていたのだろう。
そして、俺たちは揃って全員が揃ったゾンビウォークを披露して、ラスサビへと向かっていく。
さあ、これで長かったメドレーもラストだ。
全員、最後まで楽しもうぜ!
俺たちはそこからも踊っていく。
しっかり最後まで踊り切ること。それが今の俺達が観客にできる最大限だ。
そして俺たちは最後にしっかりとポーズを決める。
ウイニングライブでは異例となるメドレー、全員がソロ・Special Record・PARTYの3曲を踊り切った。
さすがに疲れたが、観客の歓声は鳴りやまなかった。
レースの順位は最終的にどうだったとか、そんなことは気にならなかった。
俺が最高のライブをできたという達成感だけがそのライブを終えた後にはあった。