アニメ1期が終わったので、今回からゲーム版のストーリーを絡めて行こうかな…、と。
そこまで長くなるつもりはないです。
85話
生徒会室にて作業しているときのことである。
「キングヘイローです、失礼します」
そう礼儀正しくノックをしてはいってきたのはキングヘイローである。
「どうかしたのかキングヘイロー?何か聞きたいことでもあるのか?」
そうルナが話すとキングは「はい」と言って続けていく。
「…実は、ハンターさんに用がありまして」
「俺にか?」
「はい、少しよろしいでしょうか?」
俺の言葉にそうキングが続けてくる。
「別に構わねえよ。…ルナ、しばらく会議室借りるぜ」
「ああ、分かった」
ルナに許可を取って、俺はキングを生徒会室の隣にある会議室へと連れて行った。
◇ ◇ ◇
「…で、俺に用ってなんだ?」
俺がそう聞くと、キングは答えてくれる。
「はい!実は…、応援団について、どうしたらいいか聞かせてもらえないでしょうか!」
「…え?」
俺がそう答えるとキングは続けてくる。
「ハンターさん、私が応援団の団長に就任したことはご存じですよね?」
応援団。この春のファン感謝祭で出場するウマ娘達に声援を送る集団であり、今年はキングが就任した。
「ああ、バンブーが「キングのやつ、またやりやがったっスねー!」って叫ぶのは毎日聞く光景だな」
俺がそう話すと、キングはバツが悪そうな顔を見せながら続けてくる。
「それで先日、練習会をみなさんと行ったのですが、すべてうまく行かなくて…。
一流の吹奏楽を雇ったりしていたのですが、すべてが揃っていなかったというか…。
ハンターさん、サポーターシステムを作ったあなたなら何が悪いか分かるかなと」
「それで、俺にね。…とはいえ、その時の状況を見ないと分かるものも分からねえ。
そん時の動画とかはねえのか?」
「それなら…」
キングはそう言いながらスマホの画面を操作していく。
「こちらが、応援団の団員の子が撮った動画なんですけど…」
俺は練習会の動画を見せてもらう。
「あー…、これはなー…」
俺はその動画を見て頭を抱える。
確かに環境は揃ってるし。人数も十分だ。
ただ、その集団が奏でる音は揃っているとはお世辞にも言い難いものであった。
「ハンターさん、何が悪いか分かりますか?」
キングは俺にそう聞いてくる。
「…大体わかったよ。お前らの状態」
俺はそう言いながら、自分のスマホ画面を操作していく。
「…外部の人を入れた練習会は後2回だったよな」
「ええ、確かそうだったはずです」
俺はキングに「少し待ってろ」と話して、ある人と連絡を取る。
「…はい。俺です。少し聞きたいんですけど、この日って空いてますかね?
場所はトレセン学園のグラウンドです。行けますか?
あ、来れますか?じゃお願いさせてもらってもいいですか?
はい、学園の正門で待っておくんで。当日お願いしまーす」
俺はそう言って電話を切る。
「…揃うかは分からないけど、来れるメンバーで来てくれるってよ」
「も、もしかしてHuntersの代表の方ですか…?」
俺はキングに返していく。
「ああ、こういうの説明するより見た方が速いからな。少しHuntersの力を借りさせてもらうよ」
俺のサポーターであるHuntersは周りからの評判も高い。
参考にするのであればちょうどいいだろう。
「キング、応援団っていうのは何なのか、しっかり見てくれ」
「あ、ありがとうございます、ハンターさん!」
キングはそう言いながら俺に頭を下げた。