練習会当日。
「では、今日はよろしくお願いします」
「ああ、Huntersとして恥ずかしくない応援をさせてもらうよ、ハンター」
Huntersの代表の人は俺とそう話しをしていく。
「というか、ホントによく来てくれましたね…」
「まあ、もともと俺達も今日練習会する予定だったからね。
ちょうどよかったよ。
…それで、君が応援団の団長のキングヘイローだね。
ハンターから話は聞いてる。今日はよろしくね」
その言葉を受けてキングは姿勢を正す。
「え、ええ!さらなる向上のために、今日はお願いするわ!」
キングはいつもの口調で話していく。
「…いつもは近くてもウマ娘ゾーンからでしたけど、近くで見たら、楽器とかの装備はそこそこですわね?」
「そうだね。俺達は経験者こそあれどプロはいない。
高校生とかの学生もいるし、社会人もいる。
URAから補助は受けてるけど限界はあるし。
それに、応援する気持ちを伝えるのなら、自分たちの声と気持ちがあれば十分。
楽器はそれを上乗せするためのものなんだから。
しっかり気持ちをのせて応援しないと、どんなに声をあげてもドリームトロフィーだと他のチームに搔き消されちゃうしね」
「な、なるほど…」
そんな感じで話していくキングと代表の2人を見ていると俺に話しかける影が一人。
「…にしても、ハンターさんはさすがですね…」
「まあな、俺もこんなに人が来てくれるとは思ってなかったよ」
俺は話しかけてきたナイスネイチャにそう返していく。
「まあキングの暴走はバンブーからも聞いてる。あいつも良かれと思ってやってることは確かだしな」
「まー、そうなんですけどねー…
いっつも私達の知らないとこで進んでいるというか…」
ネイチャもキングの性格を分かっているだけに色々と苦労しているみたいだ。
「まあまあネイチャ。今日はHuntersの応援をしっかり参考にさせてもらうとしましょう」
そう言うのは同じく応援団に所属しているシーキングザパールである。
パールはネイチャたちよりも年齢が上なだけに、基本的には一歩引いた位置で見守っているみたいだ。
そんな感じで話していると、代表の人から俺に声がかかる。
「…ハンター、いつも…ほどじゃなくていいけど走ってくれるか?」
「了解です。…まああなた方の応援聞いてたら、俺の脚は自然とトップスピードになりますよ」
「嬉しいことを言ってくれるじゃねえか。…準備始めるぞ!」
代表の人がそう言うと、Huntersから「オオッ!」という声が返ってきた。
まあ軽くではあるけど、恥ずかしい走りは見せることはできないな。
俺はそう思いながら軽いアップを始めた。