キャラの語尾安定しません、ご了承を
日本の首都、東京。
そこでは、いつもと変わらない光景が広がっていた。
ある一点を除いて。
繁華街の一角にある、人通りの少ない路地裏。
そこでは、見るに堪えない凄惨な光景が広がっている。
かつて人だった肉片を、人の形をした異形がむさぼっている。
周りは血が飛び散っている。
人の形をして人を喰らう異形。
それが、”喰種”。
「ふぅ、なかなか美味かったじゃねぇか」
一人の喰種がそこを離れようとしたところ、
「そいつはよかったな?」
「!!」
上からまた異形が降りてくる。
「人の肉って変な味するよね、あんまりおいしくない」
「てめぇも喰種か、おかしなこと言うじゃねぇかよ」
降りてきた喰種は飄々とした態度で話し続ける。
「おかしなことって心外だなぁ、個人的な感想を言ったまでじゃないか」
「なめてんのか?真面目に話しやがれ!!」
そう言って男は”赫子”を振りかぶる。
「死ねぇぇぇぇぇ!!!」
常人にはだせないスピードでもう一人の喰種に襲い掛かる。
しかし、
「君こそ、落ち着きなよ?」
ごとっ。
「!?」
なんと、襲い掛かった男の首が、斬り落とされていた。
(見えなかった!?何をされた!?何故俺の首が切られているんだ!?)
「はぁ、君は面白そうだから期待したんだけどなぁ」
さっきの声が、今度は後ろから聞こえる。
まだある意識で、男の姿を視認する。
「まさか...あんたは...『凶星』か...?」
「お、正解、俺の事知ってるんだね」
その男は、肩や腕から赤黒い霧を出しながら、転がる首を踏みつぶした。
~あんていく~
「葎君、またやったのかい?」
「いやぁ...面白そうなのがいたからつい...」
星野 葎こと、『凶星』は、喫茶店「あんていく」で昨日の出来事について問いただされていた。
「全く...興味本位で喰種や白鳩に近づくなっていつも言ってるだろ?」
「ごもっともです...」
四方さんに咎められ、葎は言い返せずに縮こまる。
「これは四方くんに賛成かな、むやみやたらに近づきすぎるのはよくないよ?」
「はい...」
「いくら君が強くても、ここら一体が戦場になったら君でも危ないよ」
「気を付けます...」
店長にも正論をぶつけられ、ばつが悪くなる。
「じゃぁ、いつも通り『面倒ごと』を頼もうかな」
「今回は何ですか?」
面倒ごとは嫌いだが、今回は葎に非があるため、素直に受け入れる。
「1区の喰種達と一戦交えてほしいんだよ、最近は20区が目立ちがちだからね」
「焦点を1区にずらすって訳ですか、結構規模大きくした方がいいですね」
「そうだね、特等とも戦うことになりそうだ。気を付けてくれ」
「了解っす」
「すまないね、こんなことを頼めるのは君しかいないんだ」
申し訳なさそうに店長が眉を八の字にする。
「大丈夫ですよ、帰ってきますから」
今日の夜にでも1区に襲い掛かるか。そう考えた葎だった。
~深夜 1区の廃工場~
「お、いたいた、白鳩と喰種が交戦してんな」
廃工場で白鳩とSレート以上と思われる喰種が交戦している。
「さて、始めようか...」
そう言って、葎は赫子を纏い、「槍赫」と名付けた赫子を出し、『凶星』と呼ばれる姿になる。
そして、槍赫から異常なまでに増幅したRc細胞を放出し、戦場に猛スピードで突っ込んだ。
「ぐっ...!」
「おいおい白鳩さんよォ、立派なのはクインケだけか!?」
喰種が優勢となりつつある戦い。
しかし捜査官も負けてはいない。
「っ...!がはっ!!」
「はあぁ!!!」
「おらぁぁ!!!」
そんな戦場を篠原特等は、指示を出しながら警戒を解かずにいた。
(喰種が多すぎる...何かの組織だったのか?)
そう考えていると、赫い光のようなものが上に見えた気がした。
「なんだ?今の光は...」
次の瞬間
ドゴォォォォン!!!
すさまじい音と共に目の前が爆発した。
捜査官、喰種それぞれが吹き飛ばされた。
爆風が止み、視界が開けた先にいたのは...
「まさか...『凶星』だと!?」
特徴的な赫子をした、赫者がいた。
「やぁ、今日は絶好の狩り日和だね」
「喰種、捜査官の方々、ごきげんよう♪」
篠原特等は戦慄していた。
Sレート相当の喰種がいると聞いたから念のため任務に同行したら、
まさかSSSレートが出てくるとは思わなかった。
幸い、クインケは持参している。
本部に無線をつなげて奴と話をする。
「『凶星』、今回はなんだ?」
「あ、確かしのはらさん?だったっけ?」
「...覚えてもらえて光栄だ」
「ははは、君結構強かったからさ、覚えてるよ」
「うーんとねー...目的はないかな?」
「は?」
目的がない、篠原特等には理解できなかった。
「面白そうだったから、ここに来た、それだけだよ」
面白そうだから、で特等がいるところに来るか?と信じられない気持ちになった。
「せいぜい楽しませてよ?喰種の方々、捜査官の方々♪」
「ちぃ...本部に応援要請しろ!」
「了解!」
「お前ら!いったんここを離れるぞ!「おっと」!!?」
廃工場から離れようとした喰種たちを、『凶星』が回り込んで牽制する。
「速い...!」
「逃げられるなんて思わないことだよ?逃げようとしたら、
そいつから殺すから。」
圧倒的な強者を前に逃げたものは死刑宣告。
捜査官、喰種、『凶星』の絶望的な三つ巴の戦いが始まる。
実質2vs1ですね、これ
感想お待ちしています!