二十二の使徒   作:海砂

27 / 87
第二十七話

 一度目の狩りによって、マリモッチ四枚・リモコンラット三枚・一つ目巨人三枚・メラニントカゲ二枚・バブルホース一枚・ハバヒロバチ三枚・スマイルスライム五枚・キチキチキチバッタ五枚・ヒヒマント三枚を手に入れた。

 カード化できなかったモンスターは全部置いてきた。

 そしてそれ以外に、食べられそうな獣を数種二日分程度、抱えて持っていく。

 私が焚き火に戻るとゲレゲレは先に戻って待っていた。訂正、先に食べていた。

 

「ミィ!」

 

 ゲレゲレも同程度のカードを持って戻ってきていたようだ。それらを全てバインダーに納める。

 ゲレゲレが持ってきたカードのほとんどは時間が間に合わなかったせいで元に戻ってしまっていたがそれは仕方ないだろう。

 フリーポケットにはまだまだ余分がある。

 もう一回くらい狩りに行って、それからマサドラに売りに行くか。

 入り口からそう離れていないこの辺りだと、高値で売れるようなモンスターは出ないと思う。

 なのでひたすら繰り返す。延々と繰り返す。黙々と繰り返す。

 マサドラでバイトするのとどっちが割りがいいかな……なんて考えながら、二度目と三度目の狩りを終えた。

 二冊のバインダーのフリーポケットがほぼ埋まったので、ゲレゲレと二人でマサドラに向かう。

 そういえばマサドラでも指定ポケットのカードを取るイベントとかあるのかな?

 原作には出てこなかったけど調べる価値はあるかもしれない。

 GETしたらもちろん売り飛ばす。

 

 ひとまずはモンスターを全部売って、五万ちょいになった。

 まずは島の地図を購入。

 これで『愚者』を使えば旅団メンバーを含め会ったことのある人間なら居場所が特定できる。

 つまり、追跡(トレース)のカードは私には必要ない。出たら売り払おう。

 

 残ったお金で呪文(スペル)カードを一パックだけ買う。

 出たカードは反射(リフレクション)解析(アナリシス)掏摸(ピックポケット)の三枚。

 私的には絶望的にクズカードだ……泣きたい。

 カッとなった私は残ったお金で二パック買う。いずれもクズカードだった。涙。

 旅団員との交信の為に交信(コンタクト)磁力(マグネティックフォース)あたりのカードの枚数を揃えておきたい。

 そのためには……今のモンスター狩りだと途方もなく時間がかかりそう。

 

 食料は狩れるから、これ以上は必要ない。水は必要。小銭も処分しよう。

 とりあえずマサドラで情報を集めて、指定ポケットのカードが手に入らないかどうか探ってみるとしよう。

 場合によってはアントキバあたりまでなら戻ってもいいかもしれない。

 懸賞の街だし、マサドラより稼ぐには向いてるかもしれない。

 

「ゲレゲレ、嫌かもしれないけどこれからしばらく街をウロウロするからね。離れて一匹で行動しててもいいけどどうする?」

 

 聞くまでもなかったようだ、私の足にすりんと寄り添う。

 離れるくらいならどんな所にでも一緒に行く、そう言っているように感じる。

 強化系の愛、重いけど、感謝。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。