手付かずの自然が残る奄美大島の、クロウサギとハブと島の人のお話し

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第1話
毒蛇ハブと奄美の黒ウサギ、、


【大人の絵本】毒蛇ハブと奄美の黒ウサギと、島の人と黒い人

昔むか〜し、

 

今から700万年前の大昔のこと、、

 

台湾から陸つなぎだった奄美は、陸地から離れて遠い海にポツンと浮かぶ一つの島になりました。

 

【奄美大島】

 

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海を渡って新たにやってきた動物たちもいましたが、ほとんどは島に残された動物達。

 

これは、

 

生き延びたどうぶつ達の

 

今から300万年前のお話です。

 

そのどうぶつは、黒ウサギというヘンなうさぎです。

 

 

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奄美黒ウサギ

 

うさぎさんなのに耳が長くありません

 

遠くの物音をしっかり聞く必要がないから

奄美のクロウサギの耳は短いまま

 

飛び跳ねる必要もないので後ろ足も大きくありません。

 

どうぶつが走る時はバランスを取るために、尻尾が必要ですが、走って逃げる必要もないのでその尻尾もありませんでした。

 

黒ウサギさんたちにとって、奄美大島はとても安全で安心な島でした。

 

何故でしょう?

 

奄美大島でいちばん強かったどうぶつは、猛毒の毒蛇ハブです。

 

【挿絵表示】

 

 

大きなもので3 M ぐらい、頭は大人の拳ほどあって猫を丸ごと飲み込むほどです。

 

あ!!

 

ハブが、

 

黒ウサギさんの近くにやってきました! 

 

 

あぶない!!

 

 

 

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しかし、ハブは黒ウサギさんを襲いません。

 

どうしてでしょうか?

 

それどころか、逆に毒蛇ハブが黒うさぎさんのガードマンをしてくれてます。

 

奄美大島は暖かい島でしたが、沖縄と違って

夜になるとすごく寒くなり、冬になると雪も降ったりします❄️

 

黒ウサギは穴掘りが得意で、深い穴を掘って穴の中で暖かく凄してました。

 

ハブさんは、体温調節ができなくて10°c 以下になると死んでしまいます。深い穴を掘るのも苦手でしたので、黒ウサギさんが掘った穴の中で一緒に温まらせて貰うことにしました。

 

 

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黒ウサギさんは、強いハブが一緒に居てくれることで、他の動物に襲われることがなく安心して過ごすことができました。

 

しかし、

 

あるとき事件が起きました!

 

目の悪いハブさんが、

黒ウサギさんの小さな赤ちゃんを

 

ネズミと間違えて食べてしまったのです。

 

さあ大変!

 

黒ウサギさんは生活してる穴とは別に、

 

生まれた子供を育てる為の小さな別の穴を作りました。

 

穴にはしっかりと蓋をして、赤ちゃんを隠してます。

 

 

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1日2回、お母さんがおっぱいをあげる時だけ穴を開けに行き、赤ちゃんが飲み終わったら穴の入口をまたしっかりふさいで隠しておきます。

 

 

 

ある日のこと、

 

お母さんがおっぱいをあげに行くと、黒ウサギの子供は自分から穴の外に出てお母さんを待ってました。

 

「どうしたんだい、そんなところで?」

 

「お母さん僕待ちきれなくて、、自分で外に出て待っていたんだ」

 

「まぁ!お前も大きくなったんだね。そしたらこれからは外でお母さんたちと一緒に餌を拾って食べましょう」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

黒ウサギの子供は子供部屋から出て、お母さん達と一緒にご飯を食べるようになりました。

 

それでも時々、おっぱいが恋しくてお母さんにおねだりします。

 

そんな時はお父さんウサギがやってきて、

子供と遊んでくれて、お母さんはどこかに行きます。

 

やがて親子3人でご飯を食べるようになりました。とさ、

 

めでたしめでたし、、ですが、

 

この話しには、続きがあります。

 

そんなこんなで、

 

ハブさんと黒ウサギさんが一緒に暮らしはじめて、

 

100万年、200万年、300万年と過ぎたある日、

 

奄美大島に、【島の人】たちがやってきました。

 

 

【挿絵表示】

 

 

島の人たちは、逃げないクロウサギさんを捕まえて食べましたが、黒ウサギさんは猛毒の毒蛇ハブのボディーガードがいたので、島の人から守ってもらえました。

 

島の人は新しい時代を越えて少しづつ新しい人がやってきました。

 

今でも島の人たちは、夜8時半になると寝ます。

 

夜は、毒蛇ハブが支配する世界なので島の人は家から出たり動かないようにしてました。

 

黒ウサギさんも昼間の間は穴に隠れていて、夜になると動き出します。

 

島の人は夜はひっそりとしてましたが、

 

それでも、ハブに咬まれるのは家の中が一番多かったのです。

 

家の中の食料をネズミが狙ってやってきて、そのネズミを狙ってハブが家の中までやって来るからです。

 

水廻りで、出会い頭にガブッ!!

 

ひとたまりもありません。

 

 

 

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島の人はネズミがやってこないように猫を飼いました。

 

猫は本来ペットではなく、ネズミの害から守るために中世の日本が輸入したもので

日本古来のやり方です。しかし、

 

ハブに襲われない様に飼ってるだけなので、増えると山に捨ててきました。

 

ところが、、

 

山の中でもハブにも負けず、野生化した野良猫が沢山増えて黒ウサギさんを食べるようになってしまい、

黒ウサギの数はだんだんと減ってしまいました。

 

 

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それでも奄美大島には島の人が入れない

手付かずの自然がまだたくさん残ってて黒ウサギさんも生き残っています。

 

 

めでたし?か、、?

 

ある時、戦争が置きて、

 

日本が負けると奄美大島はアメリカになりました。

 

 

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しかし、他の島の様にアメリカは助けてくれず、

日本からも助けがなかったので

 

島の人は、魚を獲ったりして昔ながらの自給自足の生活をしていました。

 

日本に返還されるまで、ずっと自給自足の暮らしだったので島は開発されるはずもなく、

 

島の人の貧しい暮らしは続いていて、

 

手付かずの自然は、ずっとそのまま残ってましたとさ。

 

とさ?

 

そして、とうとう島には「黒い人」がやってきます。

 

、、続く 

 

 

 


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