Fate/ReStart   作:コンチキ

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騎兵の始まり

彼女は町の片隅にある新校舎が作られ廃墟になった迷香高校の旧校舎の実験室で一人ため息をつきながら愚痴を吐く。

 

「ああ...何やってんだろ。別に後悔はしてないけど、もう少し冷静になって先生ともう少し話せばよかったと思ってしまっている自分もいるけど、まあいっか。」

 

彼女はアンバー・ハーロット、時計塔の創造科に所属している魔術師である。彼女は数週間前に令呪がたまたま現れ、そのまま何も考えず聖杯戦争が行われる迷香市に来た魔術師である。

 

彼女は創造科の中でも稀に見る才児と言われいた魔術師であったが、自身に魔術を教えていた講師に自身が考えた魔術の理論を見せたら、それは机上の空論だと言われ怒りに囚われ彷徨っていた所に令呪が現れたのである。

 

そして、現れた当日に日本行きの飛行機に乗り噂で聞いていた聖杯戦争が行われる迷香市に来たのである。だから彼女は碌に準備もせずこの町に来た後、拠点を見つけ、拠点の防衛強化、自身の礼装作成、サーヴァントの召喚用魔法陣の作成など自身が聖杯戦争で必要なことを黙々とやり、今に至るのである。

 

その彼女は、自身が作成したサーヴァントの召喚用の魔法陣の前に立っているのである。

「さてと、触媒は無いから私と相性がいいサーヴァントが召喚されるのかな?できるなら手数の多いライダーか、色々できるアサシンが来てほしいものだけど。」

 

と彼女はつぶやき、一呼吸してから詠唱を開始する。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。Anfang(セット)。告げる。告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に、聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天。抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!。」

 

と彼女の詠唱が終わったのち、彼女の目の前にあった魔法陣から風が吹き荒れる。

 

風が収まるとそこには紳士服のような服を着た一人の男が立っていた。そして彼は口を開く。

 

「サーヴァントライダー、我が真名はオリバー・クロムウェル。問いを投げかけよう、レディー?君が我のマスターなのかな?」

 

「ええ、そうよ。私、アンバー・ハーロットがあなたのマスターよクロムウェル卿?」

 

「なんと!?君のようなレディーが私がマスターか。うむ...まあいいだろう。」

 

「何が不満...ってそうよね、卿の時代だと私みたいな娘は町で仕事をしているのだから、パートナーとしては不安になる...りますよね?」

 

「ああ、概ねその通りだ。だが、サーヴァントとして召喚されたなら生前考えられなかった事も考えるとしよう。よろしく頼むよマスター殿。後、私に対しては砕けた口調で構わない。マスターも話すときに辛そうだったからな。我々にとってコミュニケーションだったか?それは大切だからね。」

 

「そういうことなら、そうさせてもらうわ。私の事もマスターなんて堅苦しい言い方をしないで軽くしてもらって結構よ。」

 

「そうか、ならばそうさせてもらおうレディー。ではではそろそろ自己紹介も終わりにして、我々の本題である聖杯戦争について話を始めよう。」

 

「ええ、そうね。まずは自分たちの聖杯への願いからかしら。話を振ったのは私だし、私の願いから言うわ。私の願いは私が立てた魔術論理を子の聖杯戦争で、できると証明する事よ。」

 

「なるほど、ならば私の願いは...」

 

と彼らは廃墟となった校舎で、自身たちの思いや行動方針を語りあってゆく。




今回は先の投稿で出てきた、ライダーの真名開示とマスター情報の開示としました~

次の投稿では、多分アーチャーが出てくると思うので得とお待ちください!
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