アーチャーの事を書こうとしたら急に筆が進まなくて...
中年の男が風が吹くビルの上で自身が描いた魔法陣の前で喚起に身を震わせながら立っている。
彼の名前はイスタルテ・ハルガー、数年前まで時計塔の降霊科に所属していた魔術師である。彼は魔術強化に身を置きながら神を信仰しており、それ故にこの世界に降臨させようとして何度も儀式を行っていたが、ある儀式の失敗と今までの失敗や行動を揚げ足を取られ時計塔から破門されて意気消沈し、夢をあきらめかけていたところに願いがなんでも叶うという聖杯戦争の開催を聞き参加したはぐれの魔術師である。
そんな経歴を持つ彼は今自身のすべてをかけ今日と言う日のために用意を行ってきた。
「ハハハハハ!ようやくだ、ようやくだ。ようやく我が悲願が達成される!。サーヴァントは英霊しか召喚できないということだが我が研鑽せし魔術を召喚式に組み込めば、神霊を呼ぶことなど容易だ。さあ、我が悲願たる神霊の降臨今ここになそうではないか!。」
と彼はつぶやくに呟いて、呪文を唱え始める。
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。Anfang(セット)。告げる。告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に、聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天。抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!。」
と彼が呪文を唱え終えると、風が吹き荒れ、吹き荒れた風の中から声が聞こえた。
「ふむ、汝のような男が我を呼びだしたのか。不安定な招来ゆえ、招来した汝の体もらい受けるぞ。」
とそのような声が聞こえたのち、イスタルテの精神に変化が起きる。まるで何者かが自身の精神を消去し、この体を乗っ取っていくような感覚をイスタルテは味わっていた。
だがイスタルテはそのような事態に陥っているというのに歓喜に満ちた顔で笑っていた。
(我が招来せし神よ!我が体をお使いになるおつもりですね!どうぞ我が体を使い、この現世に降臨してくださいませ!)
と、思っていたのちに彼の精神は死に、その精神の無くなった体に新たな精神が入った。
「サーヴァントアーチャー、真名をラミエル。我がマスターたる人間よ肉体の提供感謝する。ああ、貴様の願い通り我は降臨したぞ。さあ今を生きる無自覚に罪を犯せし人間たちよ、我等が神に変わり汝らに審判たる雷をく降そうぞ!」
と、マスターの体に召喚されたアーチャーは夜空に羽ばたいた後、そうつぶやいただろう。
はい、これがアーチャー陣営の始まりですね~
まさか、誰も思うまい!マスターの体にサーヴァントが召喚されているなど!
次の投稿はライダーのマスターアンバー・ハーロットの幕間です。お楽しみに~