はじまりは港の倉庫から
少しの電灯でしか辺りに光がない港の倉庫に、一人の武士のような恰好をした女性が立っていた。
そんな女性に肩に槍を乗せた全身青いタイツに身を包んだ男が近づきながら話かける。
「おい~そこのあんた、一応聞いておくが俺と同じサーヴァントか?」
「ええ、その通りですよ。あなたは見た所ランサーのサーヴァントのようですが。」
「おうよ。サーヴァントランサー、真名をクーフーリンっていうもんだよろしくなセイバー?のサーヴァント!」
「な!今あなた真名を名乗ったのですか!?」
「ん?別に名乗る名乗らないは自分の意志かマスターの策や考えで決めるもんだろ。まあ別にいいだろ。せっかく立ち合ったんだ、とっとと戦おうぜ!」
とクーフーリンと名乗った男は槍を構える。
「...了解ですマスター。サーヴァントセイバー、真名を名乗れないはお許しをランサー。」
と言いながらセイバーと名乗った女は刀を構える。
「別に構わないぜセイバー、それが聖杯戦争ってもんだ。じゃあ行くか。」
「ええ、行きましょう。」
二人が示し合わせたかのように黙り込み、数秒たった時彼らは声を同時に発する。
「「いざ、尋常に参る!!」」
その言葉を弾みに彼らは駆けて行く。
そして、刀と槍がぶつかり激音が辺りに鳴り響く。
セイバーが刀を振り、ランサーが槍で受け流す。ランサーが槍での受け流しの後に逆にセイバーに仕掛けるが、セイバーはこれを難なく受け流す。
その攻防が数十秒の間に数百回繰り返された後、彼らは再び言葉を紡ぎ始める。
「いやはや、さすが最優のセイバーってか。そんな称号もどきがなくても十分強い剣士だってよくわかるぜ。」
「あなたこそ。少し疑っていましたが、アイルランドの光の御子の名嘘偽りはないようですね。」
「おいおい、疑ってたのかよ。まあ、こんな最序盤で自分の名を明かすバカはそうそういないだろうからな。」
「ああ、そうだろうな。そうそう自身の名をこんな最序盤で明かすようなバカはいないであろう。」
「ライダー!ただ見てるって言ったでしょ!。何で近くまで来て言葉を交わしてるの!!」
と、一人の馬に乗った男と、その後ろに座っている女がいた。
「...その様子を見るにあんたらライダーのサーヴァントと、ライダーのマスターか?」
と困惑した様子でランサーは中世ヨーロッパの紳士のような服装を来た男と現代の服装の女に言葉を投げかける。
「ああ。いかにも私がライダーのサーヴァントにして、このレディが私のマスターだ。」
「ちょっと!馬鹿正直に言わないでよ。別に今日は戦うつもりないんでしょ!」
「ああ、そのつもりだったが...私たち以外にも来ていたようなのでな。初日に一同全員の顔を合わせようかと思ってね。そういうことを思ったなら、私自身が呼びかけをしなければと思ってね。」
と言った後、一息おいて
「この場にいるすべてのサーヴァントたちよ、我が声が聞こえるならこのと言葉に応えこの場に集ってもらえないだろうか。私は一応戦うつもりはないがね。」
と、この星がきらめく港の倉庫で彼は声をあげる。
一旦ここで小休憩。
一応サーヴァントをセイバー、ランサー、ライダーの三基を出してみました!
さあ、初戦はまだまだ続きますよ!