ライダーが星がきらめく夜の空に声を上げた数秒がたった時、空から声が響き始める。
「ハハハハハ、人間如きが私に集えというか。面白い、面白い!だが、貴様も人間であるなら断罪の対象である。」
「...なかなか、濃いサーヴァントが来たようだな。貴殿に問おう、一体貴殿は何のクラスのサーヴァントなのだろうか?」
「ん、ああ。無自覚に罪を犯したとはいえ、名乗らず殺されるというのも不憫なものだな。仕方がない、我はアーチャーのサーヴァント、ラミエルである。昔を生き、今を生きる愚行しかせぬ人間たちよ汝らに我が神に変わりて神罰たる、雷を与えよう。」
「な、ラミエルだと。おいおい、神霊に近い存在はサーヴァント召喚されないんじゃねえのかよ!」
「貴様がそれを言うな槍兵よ。わが瞳で見れば、貴様が偽りを吐いていることなど一目瞭然だぞ。」
「ですが、なぜ神霊に近いあなたの様な存在がサーヴァントが召喚されているのですか?」
「我にもわかるものか、我と同じ雷の力を持つ剣士よ。ん!?」
と、話していたアーチャーに巨大なチャクラムを投げて戦闘を開始しようとする上半身裸の茶色の肌をした男が現れた。
「GAAAAAAAAA!!!!」
「まさか、貴様狂戦士のサーヴァントか!?」
アーチャーは羽を羽ばたかせ回避を行うが、バーサーカーのサーヴァントと思わしきサーヴァントはそんなことはいざ知らず、飛び掛かりチャクラムと組み合わせた近接戦を行おうとする。
「なんと、低能な人間か。気が変わった!まずは貴様から断罪してやろう!」
その言葉とともにアーチャーは雷の雨をバーサーカーへ降り注げる。
だが、バーサーカーはそんなこともいざ知らず雷の雨をその身に受けながらもアーチャーへ突貫する。だが、突貫しようとした瞬間バーサーカーの姿が青色の粒になって消える。
「...逃げたか。まあいい、我は我が神に近い嘘は言わん。汝らや今を生きる人間に罪を裁くのは、あの狂戦士に裁きを与えた後である。今宵は我は体を休めることにしよう。」
アーチャーはその言葉をつぶやくとともに、自身の翼を羽ばたかせ夜の空へ消えていく。
アーチャーが消えた後、三人のサーヴァントは顔を見合わせて困惑をしていたが、その混乱を一人の少女が壊す。
「ねえ!ライダーもういいでしょ!もう帰ろうよ...さすがに本当にもうダメ。怖いよ...。」
「はあ、仕方があるまい。私はこれで去らせてもらう。貴殿らも今宵の戦いをやめるのはの良い機会だと思うぞ。」
と言って、ライダーとライダーのマスターは夜の街へ消えていく。
「ライダーの言う通りだな。俺も気分が乗らなくなってるから今日はもうやめにしようぜ、セイバー。」
「その通りですね、ランサー。今宵の勝負はここでしまいに致しましょう。また、この聖杯戦争中に戦うことがあれば決着をつけましょう。」
「応よ!そんじゃお先失礼するぜ。」
と言ってランサーは霊体化を行い消えていく。
それに続きセイバーも霊体化を行いマスターの元へ帰還していく。
これにてこの聖杯戦争の初めの戦いは終わり。さあ、次の戦いはどのような物語が形成されていくか?
これにて、初戦たる倉庫の戦いはおしまい。
今回の話でキャスターとアサシン以外のサーヴァントは出せました。
頑張ってその二人も立ちまわらせるぞ~