第一部で登場したフラグちゃんやジュラン達も勿論登場予定となっておりますので、首を長くしてお待ちください。
現在、新メンバーについてまだまだ募集しております。
興味がある方はぜひ、応募してください。
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俺の名前は海城介人、17歳!
今月から転校する事になった文月学園に向かって、走っている。
少し前までは他の世界で世界を崩壊させようとしていた転生者達と戦う為に、機界戦隊ゼンカイジャーとして戦ってきた。
だけど、それも最後の敵、ハカイザーとの戦いによって決着がつき、今は元のこの世界で新たな学園生活を送ろうとしている。
「うわぁ、遅刻遅刻!!」
そう俺が走っていると、何やらこちらに近づく声が聞こえる。
とりあえず
「面倒くさそうな匂いがするから、全力で回避!」
「ふぎゃぁ?!」
俺はその場から離れようとしたけど、壁に当たった少女が倒れ込む。
「危機は去った。
という事で、さっさと学校へと向かうとするか」
「ごらぁ、待ちやがれ!?」
すると、先程の女の子が怒鳴り込んでくる。
「なんだよ、こっちは転校初日だから、遅刻したくないんだが」
「それが美少女に対する謝る言葉ですか!!」
「悪いとは思うが、初対面の相手に対して謝罪の言葉を述べる義務はない」
「きぃー!!腹立つぅ~!!!」
すると少女は地団太を踏む。
まったく、これだから最近の若者は……。
とにかく急いでいるので、無視して立ち去ろうとすると
「待ちなさいよぉ~」
背後から追いかけてくる。
しつこい奴だなぁ。
しかし、こうなった以上仕方ない。
俺は振り返って言う。
「あ~もうわかったよ。悪かった。それで?」
「むっきいいい!!!」
顔を真っ赤にして怒っている。
なんだろう?怒っていても可愛い子だな。
これが俗にいうツンデレという奴か?
「あんたねぇ、仮にも女子にぶつかっといて、一言もないわけぇ?」
「ああ、すまない。君みたいな子がタイプじゃないんでね」
「なんだとゴラァ!?」
少女は怒りながら突っかかってくる。
どうやら相当沸点が低いようだ。
「それに、俺はただ避けただけで壁に勝手にぶつかったのはそっちだろ。
という事で、サラダバー!!」
「待てえええ!!」
そして、また追い掛けてきた。
そうして、俺に追いつこうと、走ってくるが、甘い甘い。
「全力で逃走!!!」
「うわっ、なんですか!?
普通に人間のレベル超えていますよ、あいつっ!?」
その光景を見た少女は思わず驚く。
普通の人間が、自分の速度について来られるはずがないからだ。
「おのれ、逃すかぁ!!」
だが、少女は諦めず、追ってきた。
しかし追いつく事ができず、俺はそのまま離しきった。
「ふぅ、よし、今日も絶好調!!」
そう言いながら、校門の前に立つ。
「お前が例の転校生か」
そう言いながら、校門の前に立っていたと思われる、教師らしき人物が話しかけてくる。
「はい、海城介人と言います」
とりあえず挨拶をしておく。
「うむ、俺は西村宗一だ。
よろしく頼むぞ」
「はい、こちらこそ」
とりあえず挨拶をしておいた。
「ところで、何故そんなに急いでいたんだ? 遅刻でもしたのか?」
「いえ、転校初日なので、遅刻しないように走っていたんですよ」
「ほう、それは殊勝な心がけだ。感心感心」
「ありがとうございます」
とりあえず褒められたので礼を言う。
「しかし、この結果は変えられないがな」
そう言いながら、俺に渡されたのは一枚の紙だった。
そこに書かれていたのはFという文字だった。
「先生、これって、もしかして、F組という事ですか?」
Fと書かれていて、察した。
これはクラス分けの表である事に間違いなかった。
しかし、この学校は学力低下対策として、試験召喚システムを導入している。
その為、A~Fまでのクラスに分けられる。
つまり、俺は成績不良者が集まる最低クラスのF組という事になる。
それを知った時、俺は絶望した。
「何故だっ!
俺は必死に勉強し、成績は良かったはずだ!!」
「いや、貴様、試験当日思いっきり寝ていただろ」
あぁ、そういえば徹夜で詰め込んでいて、脳がパンクして、寝ていったっけ?
「とにかく、俺は絶対に認めない!! 俺はA組になる男だ!!」
「なるほど、確かにお前はF組でも問題ないようだな。
とっと教室に行くぞ」
「はぁなぁせぇ!!」
俺は先生にそのまま掴まれ、ずるずると引きずられながら、F組へと連れてこられた。
「さて、お前は少しここで待て」
「はぁ……」
そう言われ、俺はその場で待たされる事になった。
しばらくして、担任の福原先生が来た。
「君が海城君ですね。
丁度今から自己紹介が始まりますので、最初に行って貰っても良いですか?」
「はぁ、分かりました」
とりあえず教室に入ると、全員が俺を一斉に見た。
クラスの中には人間もいるが、キカイノイドも普通に混じっており、一斉にこっちを見ている。
さてっと
「えぇ、今日からこのFクラスに転校してきた海城介人です。
趣味はガチャ。特技は全力です。よろしくお願いします」
とりあえず、簡単に挨拶を済ませ、席に着く。
すると、ドアを勢いよく開いた。
「すっすいません、ここに来る途中で交通事故にあってしまいましたぁ」
「そうですか、とりあえず遅刻です、エマさん」
「しょんなぁ、先生!!」
そう先生に泣きついているのは、確か今朝、俺に突っ込んできた変な奴だ。
「んっ、あぁ!!
先生、あいつです!あいつが私の顔に傷をつけた男ですよ!」
「ふむ、君は一体何を言っているんですか?」
「だって、私は見てたんですよ。
こいつが私の顔めがけて、全速力で走って来て、突き飛ばしてきた所を」
「どういう事ですか、介人君」
少女の言葉を聞いて、疑問に思ったのか、先生がこちらに話しかけてきた。
「なんか、よく分かりませんけど、パンをくわえながら勢いよく突っ込んできたので、避けたら、自爆しました」
『なるほど、いつも通りだな』
「えぇ!?」
俺の言葉を聞いて、全員同じ反応を示すと共にすぐに興味を無くしたように再び座る。
それを見た、エマという少女は思わず目を見開く。
「なんで美少女である私よりも、そっちの転校生の言葉を信じるんですか!」
「だって、エマさんの性格はほとんどの生徒が知っているから」
「どういう性格なんだ、えっと」
「あぁ僕は吉井明久。
それで、えっと、エマちゃんの性格は」
そう吉井が迷っていると、他のメンバーが次々とエマの特徴を言っていく。
「そうだね、怠惰・腹黒・強欲の三拍子揃ったとんだ性悪女」
「あと、よく暴走するよね」
「そのせいで、こないだも」
「でも、そこが可愛いんだけどね」
「うん、確かに」
「……(ポッ)」
「……(ポッ)」
「まぁ、そんな所が魅力という事で」
「えぇ~」
その言葉を聞く限りではかなりやばい奴じゃないか。
「酷いですよぉ!こんな美少女に向かってぇ!!」
いや、自分で自分を美少女とか言う時点でかなり痛々しいぞ。
「まったく、これでは第一印象が最悪じゃないですか。
とりあえず、自己紹介ですが、私の名前は閻魔エマです!
好きな物はお金!趣味は金儲け!!どうぞよろしくお願いします!!!」
その言葉で全員が唖然としている中、俺は一人納得していた。
あぁ、これは間違いなく厄介なタイプだ。
俺がそう思っていると、何やら奇妙な感覚が襲う。
「なんだ?」
何が起きたのか、よく分からず、俺は周りを見渡す。
見ると、そこは先程まで賑やかだった教室がまるで時が止まったような空間になっていた。
「まさかっ、もぅこんなに早く!」
その状況の中でエマだけ、何かに気づき、目を見開く。
「何か知っているのか」
俺はそうエマを睨む。
「えぇ、知っています。
だからこそ、介人さんにお願いがあります」
「いきなり過ぎるだろ。
というよりも、なんで俺に?」
突然の事に驚きながらも、エマの話を聞く。
しかし、その内容はあまりにもぶっ飛んだ内容であった。
「介人さん!実はこの世界には新たな危機が迫っています!!!」
「何に?」
俺は思わず首を傾げる。
「アンチにです!!」
「アンチ?」
俺は思わず首を傾げる。
「現在、この世界はあなたがこれまで戦ってきた混沌世界と似た状況に陥っています。
それはこの学園にある召喚獣システムに関係しています」
「召喚獣システム?」
「まぁ、難しい話とか細かい話とかは置いておいて。
とにかく、この世界の元になった作品には数多くのアンチがおり、それを心底憎む転生者達がギアを使って襲撃してきました!!」
「ギアをってそれってっ」
そう俺が疑問に思っている間に教室のドアを壊して、入ってきたのは一体の怪人だった。
「ガアアアァァ!!」
「はぁ!?」
そこに姿を現したのは怪人だった。
茶色の身体にブーツと手袋、胴体へ鱗状の模様を持った前掛け、裏地が鱗模様のマントを着用しており、その顔には5色の宝石を思わせる仮面がついていた。
「あれって」
「間違いありません!転生者がギアを使って、怪人になった姿です!」
「ディストレードとは違うようだが」
「あれはワルドです!
本来ならば反発する正義の力と悪の力が合わさった偽物のスーパー戦隊です」
「つまり、あれはキラメイジャーの力を持っている訳か」
そう俺は納得しているが
「それで、俺にどうしろと」
「戦ってください!」
「無茶を言うなよ、今の俺にはギアトリンガーがないというのにっ!」
そう言いながらも、目の前にいるワルドはFクラスのクラスメイトを襲おうとしている。
「転校早々!こういうのは嫌なんだけどなぁ!!」
そう言って、俺は駆け出す。
それと共に目の前にいるワルドに向かって蹴り上げる。
イルミネーションはその一撃を食らって、後ろに下がるが、すぐに体勢を立て直す。
「さすがにギアトリンガーがないと、無茶だったか」
「ふふっ、こんな事もあろうかと」
そう俺が言っていると、後ろからエマが取り出したのは
「それって、ギアトリンガー!?」
「介人さん、これを!」
そう言いながらギアトリンガーを投げ、俺の手元へと来る。
同時に襲い掛かってくるワルドに向かって引き金を引く。
弾丸を受け、後ろに下がったワルド。
「さってと、まさか早々にこれかよ。
たく、平和な学園生活はないのかよ」
そう言いながらも、俺は手慣れた動きでギアトリンガーに持っていたセンタイギアを挿入し、構える。
【45バーン!】
「行くぜ、皆。チェンジ全開!」
心の中でジュラン達に向けて言うと共に、俺はハンドルを回して、そのまま引き金を弾く。
【ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!ゼーンカイザー!】
変身音声が鳴り響き、俺の姿が変わる。
それは、俺にとっては馴染み深い姿だった。
「秘密のパワー!ゼンカイザー!」
それと共に湧き出る言葉を叫ぶと共に目の前にいるワルドに目を向ける。
「てめぇがどんなアンチか分からないが、人を襲うならば、全力で戦ってやるぜ!!」
それと共に俺はワルドに向かって、突撃する。
それと同時にワルドは拳を振り下ろしてくる。
それに対して、俺はそれを受け止めると同時に足払いで転ばせ、その隙に顔面を踏みつける。
「グウゥッ!」
痛みの声を上げているが、俺は容赦なく踏みつけ続ける。
「オラァ!どうした?痛いか、悔しいか?」
「グウッ、ガッ・・・」
「だったら、かかってこいや、クソ野郎!!」
「うわぁ、それがヒーローの戦い方ですか」
その様子を見ていたエマは少しひいた様子で見ていた。
「ぐぅ、硬あっ!」
だが、ダメージがあったのは、むしろ俺の方だった。
「えぇ、どういう事ですか!?」
それを見たエマは思わず呟いてしまう。
「あぁ、そっかキラメイジャーは宝石がモチーフになっているんだ。
だから、奴の身体は全身が宝石のように硬いのか」
見た目はむっちゃ柔らかそうなのに。
「それって、つまり、あれを売れば儲けられるという事ですね!!」
そういう問題じゃないと思うけどね。
だけど、あの硬い皮膚をどうにかしないと。
「こういう時は、これだ!」
俺はそう言うと共にセンタイギアの一つをギアトリンガーに装填する。
【21バーン!メガレンジャー!】
それと共に俺の前にメガレンジャーの幻影が現れ、その内、メガレッドとメガイエローが俺の身体に吸い込まれる。
「えっ、何を」
「良いから見てろ」
俺はそう言い、手にはメガレッドの武器であるドリルセイバーを構える。
そして、ワルドに向かって突っ込む。
ガキンッという音と共に何かが削れる音が聞こえてきた。
それと共にワルドの身体は徐々にだがヒビができる。
「なんで!?」
「これが、メガレンジャーの力か!」
「いや、どういう理屈なんですか?!」
未だに分かっていないエマに対して、俺はそのまま構えながら言う。
「宝石には割れやすい石目の位置があるんだ。
俺はそれを探る為にメガイエローの能力を使って、その位置を特定し、攻撃したんだ」
「なるほど!」
それに納得したようで頷く。
「さて、とどめ全開と行くぜ!」
俺はそう言い、取り出したのはギアをそのままギアトリンガーに装填する。
【44バーン!キラメイジャー!】
それと共に俺はハンドルを回す。
「行くぜ、必殺魔進アタック!」
その言葉と共に引き金を弾くと共にギアトリンガーから宝石を思わせるマシンが次々と現れ、ワルドを次々と向かって行く。
それによりワルドの身体は砕け散り、元の姿だと思われる男子生徒に戻る。
「これにて解決と言いたいけど、さて、こいつから詳しい事を聞きたいが」
そう俺が近づこうとすると、俺の足下まで転がってきたギアから突然雷が放った。
その雷はそのまま男子生徒に当て、感電させる。
「えぇ~」
「これは一体?」
それを見て、思わず呆れてしまう。
「先程は記憶を無くす事ができる道具と同じ感じ。
まさか、あれは」
「ちっ、証拠隠滅か」
その事に俺は思わず舌打ちをしながら、変身を解除する。
同時に先程まで止まっていた時間は動き出した。
「さて、これからどうするべきか」
「介人さん、介人さん」
「んっ?」
俺がそう悩んでいると、エマが俺に耳打ちしてくる。
「この事はあとで詳しく話しますので、とりあえずここはどうにか誤魔化しましょう」
「確かにそうだな、さて、どうするべきか」
そう俺が悩んでいると、何時の間にか大半の生徒が全員黒覆面と黒マントを着用していた。
見れば、既に先生の姿はなかった。
「これより異端審問会を始める。被告人海城介人を有罪とするか無罪とするか」
「中身は腐った泥のような奴とはいえ、相手は美少女であるエマとあそこまで急に仲良くなっている」
「これは、嫉妬によって有罪となる可能性がある」
「では、判決を申し渡す。被告、海城介人は死刑とする。異議のある者は申し立てよ」
『・・・・』
「それでは、これより死刑を実行する」
「なに、このクラス」
俺は目の前の光景に唖然としてしまう。
そこには明らかに危険なオーラを纏っている集団が居た。
それと共に一斉にこちらに襲い掛かってくる。
「それでは介人さん!
放課後、待っていますよ!」
その顔は明らかにこの状況を楽しんでいる様子だった。
「・・・全力でぶっ殺す」
その声は怒りに満ちていた。
次回の特典で世界を再構成する戦隊!
「介人さん!ゼンカイジャーを新たに始める為にも、新メンバーを探しましょう!」
ゼンカイジャーの新たなメンバーを勧誘する事となった。
「いっちょ俺らの底力を見せてやろうぜっ!」
そこに現れたのはとんでもない宇宙野郎だった!?
次回第2話!始まるか!?危機一髪のギャラクシーパワー!?銀河の果てまで吹っ飛べ!!