特典で世界を再構成する戦隊 第二部   作:ボルメテウスさん

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特別編コラボで追加記述しております。
気になる方は、ぜひお願いします。


全力麻雀対決

「屋上でご飯を食べようとしたら、何時の間にか文月学園の地下に入ってしまいましたね」

 

「思いっきり逆向きに歩いてたからな」

 

その日、俺達は昼食を食べる為に屋上へと向かっていた。

 

しかし、辿り着いたのはなぜかあった文月学園の地下室だった。

 

「それにしても、地下にこんな所があるんだ」

 

そう言いながら、ファリーナは周りを見る。

 

大きさとしては教室ぐらいの大きさでしかなく、そこには一つの机があった。

 

「これは」

 

「これは、麻雀卓じゃないですか!」

 

「あぁ、麻雀か」

 

その言葉を聞くと共に、麻雀という事で、賭け事をよく行うエマが詳しいのも納得だ。

 

「それにしても、なんで麻雀がここに?」

 

「それは、俺が用意したからだ!」

 

そう言い、出てきたのは赤い甲冑を身に纏い、その身体には中国の伝説の存在が刻み込まれた人物がいた。

 

「お前は」

 

「俺は大連ゴーマ。

 

ここで貴様達の墓場だ」

 

「墓場って、なんで麻雀があるんだ」

 

そこで、俺は思わず突っ込んでしまう。

 

「そんなの決まっているだろ。

 

このまま普通に戦っても、負けてしまう。

 

ならば、この俺が最も得意な麻雀で倒す事にした」

 

「なんで、麻雀で」

 

俺は思わず突っ込んでしまう。

 

だが

 

「この麻雀卓には気力と妖力が合わさっている。

 

そして、勝負に敗れた者の魂を吸い上げる術を施している」

 

「なんで、麻雀に」

 

「介人さん、ここは私に任せて下さい」

 

「エマ」

 

そう言い、エマは俺達の前に出る。

 

「麻雀は私も経験がありますので」

 

「いや、エマちゃん、最近麻雀クラブから出てきたの知っているぞ」

 

「なんだか小遣いが無くなったとか言っていたな」

 

「おい、それって、この前渡した食費じゃないだろうな」

 

俺の後ろから次々と聞こえてくる言葉を聞き、俺はエマに問い詰める。

 

「えっ?違いますよ」

 

そう言うと、エマは

 

「さぁ、勝負だ、大連ゴーマ!」

 

「本当にふざけるなよ、てめぇ!!」

 

そう言いながらも

 

「待て、このままでは人数が足りない。

 

海城介人、それにファリーナと言ったな。

 

お前らも参加しろ」

 

「いや、俺、ルールなんて、ほとんど知らないけど」

 

「私も」

 

しかし、断る事もできず、そのまま俺達はそのまま席に座る。

 

「それじゃ、始めるか。

 

ふむ、それでは、最初はお前が親だ介人」

 

そう言い、大連ゴーマは俺に言うが

 

「なんだとコラ!誰が親だ!お前みたいなでかい子供、持った覚えはないぞオラぁ!」

 

いきなり親とは、何を言っているんだ、こいつは。

 

「いえ、介人さん。

 

親というのは、麻雀では一番最初に打つ人の事ですよ」

 

「そうなのか?」

 

「はい、ですから、私は介人さんの次になりますね」

 

そう言いながら、エマは牌を並べていく。

 

「よし、とりあえず、配るか」

 

それと共に麻雀が行われていく。

 

しかし、ド素人である俺とファリーナはそもそも牌といのが何なのかも分からず、ただ牌を見つめていた。

 

ちなみに大連ゴーマの方を見ると、あいつは既に勝利を確信しているのか笑みを浮かべていた。

 

そして、麻雀が始まり、一時間が経過するが

 

「ファリーナ」

 

「あぁ、分かっている」

 

俺とファリーナは互いに見つめ合い、ある結論が出た。

 

「「全然ルールが分からない」」

 

ただ麻雀のルールすら分からない俺達にとってはこの勝負はもはや勝ち目がない事は分かっていた。

 

「くくっ、どうやらここで俺の勝ちのようだな。

 

リーチだ!」

 

そう言い、大連ゴーマはりーち?だったか。

 

何かを言った。

 

こうなったら

 

「ロン!」

 

「なっ」

 

俺は思わずロンと言いながら、大連ゴーマやエマがやったように牌を広げる。

 

「馬鹿な、何をっ」

 

「これは断么九!

 

介人さん、これ当たっていますよ!」

 

どうやら、本当に当たっていたようだ。

 

大連ゴーマに取られるのはまずいと思って、思わず言ったけど、当たっていたのか。

 

「こっこんなの偶然だ」

 

「あぁ、そうだな、偶然だな。

けどな、ファリーナ、俺達でも分かる必勝方法が分かったぜ!」

 

「必勝方法、それは」

 

「乗りでなんか言えば、なんとかなる!!」

 

「えぇ!!」

 

俺の言葉を聞き、エマは思わず叫ぶ。

 

「いやいや、介人さん!麻雀はそんな「それだぁ!!」ファリーナさん!」

 

「そもそもルールが分からないんだったら、何をしても外れる可能性がある!

だったら」

 

「あぁ、乗りに任せてやるぞ!」

 

「おぉ、その意気だ、ファリーナ! いくぞ!!」

 

「おうっ」

 

それと共に俺達は目を開く。

 

「「反撃開始だ!!」」

 

それと共に、俺達はとりあえず、なんとなく揃った牌を並べていく。

 

「全力!ゴッドハンド!!」

 

「波波斬!」

 

「天火星秘技・流星閃光!」

 

「超鋭鋭過激気斬!」

 

それと共に俺とファリーナはとりあえず適当な名前を言いながら、次々と牌を切っていく。

 

「こっこんな、無茶苦茶な事で」

 

「だけど、ほとんどが当たっているとは」

 

「馬鹿な、何故だ!?」

 

そう言い、大連ゴーマは動揺する。

 

それに対して、俺とファリーナは

 

「さて、次はっ」

 

「こうなったらっ、はあぁぁ!!」

 

そう言いながら、大連ゴーマは牌に気力や妖力を込めた。

 

「なっ何をするつもりだ!」

 

「これで俺の運を極限に上げた!

これ以上、キサマラの好きにさせるか」

 

「上等だ、オラァ!」「全力で抵抗してやる!!」

 

その言葉と共に俺とファリーナは同時に構える。

 

しかし

 

「まさかっ、これはっ天和」

 

「「んっ?」」

 

俺達が構えていると、なぜかエマが騒ぎ出した。

 

「天和だとっ」

 

「「んっっ??」」

 

すると大連ゴーマまで何やら騒いでいる。

 

「なぁ、天和って一体何なんだ?」「さっぱり分からん」

 

「天和とは、親が既に役ができている時にできる事です。

確率は約0.00005%と言われておりまして、そして、今の状況ならば、これは、私達の勝ちです!」

 

「おぉ!!」

 

そう言いながら、エマは喜ぶ。

 

「つまり、俺達の勝ちで良いのか」

 

「ぐっ、このまま、諦めてたまるかぁ!!」

 

そう言いながら、大連ゴーマが立ち上がる。

 

それと共に、麻雀卓からエネルギーが大連ゴーマに吸い込まれる。

 

「キサマラから頂いた生命エネルギーで、このまま倒す!!」

 

「てめぇ、負けたからと言って、狡いだろ!!」

 

「うぐぅ」

 

先程までの麻雀の影響もあって、身体が動けない。

 

このままじゃ

 

「まったく、連れてきたと思ったら、少し面倒になったわね」

 

「その声は」

 

聞こえてきた声、それは理乃の声だった。

 

「お兄にお客さんだけど、まずはこいつからだね」

 

その言葉と共に手にはギアダリンガーを手に持っていた。

 

そのままギアダリンガーにセンタイギアを装填する。

 

「チェンジ爽快!」

 

それと共に、理乃はそのまま踊り出す。

 

「なぜ踊るんですか?」

 

その状況が飲み込めないパトーラは全く大真面目に尋ねた。

 

「踊りは気にするな」

 

「いや、そんな事言っても、普通に【ヨーソロ!ソーカイにレボリューション!】あっ」 そうパトーラが言っている間にも、理乃はソーカイザーへと変わる。

 

「海賊のパワー!ソーカイザー!」

 

変身が終えると共に理乃はそのままその手に持ったギアダリンガーを構える。

 

それに合わせるように大連ゴーマは素早い拳を理乃に向けて放った。

 

銃弾を思わせる速さで放たれた拳。

 

それは理乃に向かうが、ギアダリンガーの車輪でその攻撃を受け止める。

 

それと同時に展開したギアダリンガーの刃で一閃。

 

大連ゴーマに向けて放つ。

 

しかし、大連ゴーマはその動きを見切ったように後ろにバク転しながら、構える。

 

中国武術の達人を思わせる動きで構える大連ゴーマ。

 

それに対して、理乃は海賊がカットラスを構えるようにギアダリンガーを構える。

 

「爽快に決めるよ!」

 

理乃はその一言と共に、ギアダリンガーの引き金を引く。

 

同時に大連ゴーマの拳に車輪マークが現れ、ギアダリンガーとの間に光の縄が現れる。

 

その縄に引っ張られるように、理乃は真っ直ぐと大連ゴーマに近づくと、ギアダリンガーで斬りかかる。

 

「ふんっ!」

 

大連ゴーマはその攻撃に対して腕でガードしようとする。

 

だが、そのガードを突き破るように理乃はギアダリンガーを振り抜く。

 

一撃を受けた大連ゴーマの腕から血飛沫が上がる。

 

さらに、そのまま二撃目を放つためにギアダリンガーを振るうが、それを察するように大連ゴーマは距離を取る。

 

だが、そんなことを許すはずもなく、理乃はさらに追撃を仕掛けようとするが

 

「天幻星・霧隠れ!」

 

大連ゴーマの拳から幻の相鉄線が理乃に向かって行く。

 

幻とはいえ、目の前にいきなり電車が現れた事で一瞬反応が遅れてしまう。

 

その結果、理乃は幻に飲み込まれる形で吹き飛ばされる。

 

吹き飛ばされながらも、空中で姿勢を整えるが着地には失敗して地面に叩きつけられる。

 

だが、それでもまだ戦意を失っていないのか、すぐに立ち上がる。

 

「こうなったらビャッコ!」

 

それと共に理乃の元に来たのは、まるで白虎を思わせる人形が出てきた。

 

「あれは」

 

「カッタナー達のデータを元に作られた理乃さんの相棒の1人、ビャッコですね」

 

「中国武術を使えるのは、あなただけじゃないのよ」

 

【ヨーソロー!キーリョクに、レボリューショ―――ン!】

 

それと共にまるで龍舞を思わせる動きと共に、その姿を変える。

 

先程までの海賊を思わせる格好から一転、まるで中国の鎧を思わせる軽装備であった。

 

その変化を終えると同時に、一気に距離を詰めて大連ゴーマへ攻撃を仕掛けるが、その攻撃を防がれてしまう。

 

しかし、力負けしている様子はなく、むしろ互角に近い戦いを繰り広げていた。

 

お互いに一歩も譲らない攻防の中で

 

「ふぅ、吼新星・乱れやまびこ」

 

それと共にギアダリンガーの刃が震え出す。

 

「あれって」

 

「おそらくは、理乃が使っているのはダイレンジャーの1人であるキバレンジャーをモデルにしている姿だろう。

 

そして、乱れやまびこはあらゆる音を自在に操る事ができる」

 

俺の言葉と共に、理乃のギアダリンガーから音が鳴り響く。

 

それはまるで、スピーカーを通して音を流しているような不思議な音色だった。

 

その音の波を受けるように大連ゴーマの動きが止まる。

 

「ぐうぅっ」

 

耳を塞ぎながら、苦しむ大連ゴーマ。

 

その隙を逃すわけもなく、理乃の攻撃が続く。

 

ギアダリンガーの連続射撃を受け続ける

 

大連ゴーマだったが、次第にその勢いに圧され始める。

 

【全速前進! 回せ回せー!いっぱーい!キーリョクに、弩ッキューン!!】

 

「爽快に決めさせて貰うよ」

 

理乃はギアダリンガーを構え直すと、再び大連ゴーマに向かって突撃する。

 

その時、ギアダリンガーの刃にはまるで虎を思わせるエネルギーが纏っていた。

 

そして、そのまますれ違い様に大連ゴーマを切りつける。

 

切りつけられた大連ゴーマは声にならない悲鳴を上げながら倒れこむ。

 

それと同時に大連ゴーマの姿が人間の姿へと変わる。

 

「ふぅ、なんとかなったか」

 

そう言いながら、俺達は疲れながら、ゆっくりと倒れる。

 

「介人!大丈夫!!」

 

「この声は」

 

聞こえた声と共に見ると、そこにはSDへと変わっているガオーンがいた。

 

「まさか、お前も来ていたか」

 

「マジーヌとブルーンももうすぐ来る予定だよ」

 

「そうなのか」

 

それを聞くと、少し嬉しくなった。

 

「それで、エマ」

 

「なんですか?」

 

その言葉と共にエマの後ろに立った理乃。

 

その笑みはとても恐ろしい。

 

「麻雀で金を使ったって、それって、私から借りた金だよね」

 

「・・・あぁ、そろそろ授業ですね、行きますよぉ」

 

「待て、糞閻魔!!」

 

その言葉と共に理乃とエマの追いかけっこが始まった。

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