特典で世界を再構成する戦隊 第二部   作:ボルメテウスさん

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今回、登場したルパパトに関しては、このシリーズを既に知っている方々ならお馴染みのあのメンバー達です。
そして、途中に出てきたあの形態に関しては、ルパパトの放送時に同時期にやっていたあの番組を。
そして、ラストのあれは今年の8月のアトラスに出てくる作品をモチーフにさせてもらいました。


ゼンリョクゼンカイキャノンのパワー

イジルデとの最終決戦が始まる中で

 

「というよりも、さすがにこの人数だけで、勝てるの」

 

ボイジャルは思わず呟いてしまう。

 

それは、俺達を含めても戦闘ができるメンバーは10人未満。

 

それに対して、目の前にいるイジルデが召喚したと思われる軍勢は明らかに1000は越えるだろう大軍団だった。

 

「大丈夫、こっちには、これがあるからな」

 

「それって、確か、さっき敵から奪った武器?」

 

「結局、それはなんなの」

 

そう言いながら、気になったパトーラとファリーナは次々と質問していく。

 

「こちらはゼンリョクゼンカイキャノン。

 

ゼンカイジャーにとっては最強の武器です。

 

威力はギアトリンガーを遙かに超えるだけではなく、その機能もギアトリンガーを越えています」

 

そう言いながらバイオンが、ゼンリョクゼンカイキャノンの事についてを説明する。

 

しかし、その事を聞いても、未だに信じられない様子だった。

 

「ギアトリンガーを越えているって、何を」

 

「まぁ見てな」

 

その言葉と共に、ゼンリョクゼンカイキャノンにあるダイヤルを回す。

 

【越えろ!転生者パワー!】

 

「んっ、聞いた事ないけど、試してみるか」

 

その言葉と共にゼンリョクゼンカイキャノンの引き金を引く。

 

それと共に介人達に前には、5つの人影が現れる。

 

「これは一体」

 

「ゼンリョクゼンカイキャノンは、選んだ力によって、様々な戦隊を召喚する事ができるんです」

 

「これは、確かにギアトリンガーの上位互換だ」

 

そうしている間に、その光はゆっくりと収まっていく。

 

ルパンレッド(パトレン1号)

 

ルパンブルー

 

ルパンイエロー

 

パトレン2号

 

パトレン3号

 

それと共にゼンリョクゼンカイキャノンによって召喚されたのは二組のスーパー戦隊。

 

かつて、最初に転生者と戦い、その特典を奪うルパンレンジャー。

 

そして、転生者を倒したパトレンジャー。

 

その二組が現れたが

 

「・・・あれ?」

 

そうして、召喚されたルパンレンジャーとパトレンジャー。

 

それを見ていたファリーナはゆっくりと首を傾げる。

 

それは、他のメンバーも同じだった。

 

ただ2人、その変化に気づいていない張本人達だけだった。

 

「これって」「もしかして」

 

そうしながら、ゆっくりと自分達の身体を確認する2人。

 

「「合体しちゃったぁ!!!」」

 

そう叫びながら、それに困惑する2人。

 

「おい、どういう事だ、怪盗!お前の仕業か」

 

「知らん!というよりも、俺が聞きたいぐらいだ!!」

 

「おいおい、久し振りの出番じゃのに、なんじゃこれは」

 

「俺に聞くな」

 

「わははははっ、なにこの2人、面白い!!」

 

「あっアストルフォじゃなかった3号さん、笑いすぎですよ」

 

そうしている間にも

 

「ふんっ!!」

 

そうしているルパパトのメンバーに向けて、攻撃を仕掛けてきたのは、ドン・アルマゲだった。

 

両手にはアルマ剣を持ち、襲い掛かる。

 

「ふんっ、貴様程度ならば、どうやらすぐに終わりそうだな」

 

「介人!」

 

「さっさと行くぞ。

 

まだまだ、あの野郎の所まで大量にいるんだから」

 

そう言いながら、介人はルパパトメンバー達をそのまま放って、走り出す。

 

「けど、大丈夫なのかよ」

 

「問題ありません」

 

心配する他のメンバーを余所に、ルパパトの戦闘は続いていた。

 

ルパンブルーとルパンイエローの二人組は、その身軽な動きで華麗にドン・アルマゲの攻撃を避けながら、その手に持つVSチェンジャーで牽制を行う。

 

その隙を狙い、パトレン2号とパトレン3号は同じくVSチェンジャーで援護を行う。

 

長い間、犬猿の仲である二つの戦隊だが、同じ敵を相手にする時、そのコンビネーションは抜群だった。

 

ただし

 

「おい、そっちに動くな」「それはこっちの台詞だ!!」

 

二つの身体が一つになっているルパンレッドとパトレン1号を除いて。

 

「もう、どうしてこうなるんだよ!!こいつと一緒になんて」

 

「それはこっちの台詞だ!だいたいなんだその態度は!俺はお前と違って真面目に戦っているんだ!!」

 

「だから、こっちだって真面目だよ。

 

だいたいなんでお前なんかと」

 

そんな二人の言い合いを聞きながらも、ドン・アルマゲはその攻撃の手を止めない。

 

「まったく、うるさい奴等だ。

 

少し黙らせてやる」

 

そう言いながら、手に持っていた剣を振り上げる。

 

その瞬間、背後に現れたルパンイエローがその腕を掴む。

 

「おっとっと、そうはさせん」

 

「むぅっ!?」

 

その予想外の行動に一瞬だけ反応が遅れる。

 

その間にルパンイエローは素早くパトレン3号の後ろに回り込む。

 

「それじゃ、行くよ!触れれば転倒!」

 

その叫び声と共にパトレン3号が取り出したのは黄金の馬上槍。

 

そして、叫んだ技の通り、その槍に触れたドン・アルマゲを転倒させてしまう。

 

「いぇーい!どうだい、僕の力は!

 

ほら、ルパンイエローもピースピース!」

 

「うぜえな、こっちくんな」

 

「えぇ、そんな事、言わずにぃ」

 

そうしながらも、抱きつく事を止めなかった。

 

「ちっ、まったく。

 

おい、パトレン2号、さっさと決めるぞ」

 

「はっはい!!」

 

その様子を見たルパンブルーはため息を吐きながら、パトレン2号に言う。

 

それと共にルパンブルーの手には巨大な武器、神器が現れる。

 

パトレン2号もまた、それに合わせるように、ルパンブルーの武器である神器を再現する。

 

ルパンブルーの神器は白いのに対して、パトレン2号の神器は黒。

 

それはあまり意味を持たないが、同時にその神器は巨大な闇の刃が宿る。

 

「合わせろ!!」

 

「はいっ!」

 

ルパンブルーの言葉と共に、二人はドン・アルマゲに向けて、巨大な刃が襲い掛かる。その一撃によって、ドン・アルマゲは吹き飛ばされる。

 

その余波を受けてか、他の敵が巻き込まれ、倒されていく。

 

「とんでもないメンバーだ」

 

「あぁ、あの二つの戦隊。

 

本来ならば犬猿の仲だからな」

 

そう言っていると共に、ドン・アルマゲは

 

「ふんっ、なるほど。

 

少しは油断した。

 

だがなぁ!!」

 

その言葉と共にドン・アルマゲから溢れ出す巨大なエネルギー。

 

その衝撃だけで、周囲の壁が破壊されていく。

 

「この私の本気が出せば、お前達を倒す事など、簡単だ。

 

まぁ、そこで、仲良く死ぬが良い」

 

「あぁ」「今なんと言った」

 

ドン・アルマゲの挑発をした。

 

しかし、それはある意味地雷だった。

 

同時に動き出したのは、合体したルパンレッドとパトレン1号だった。

 

「えっ、レッド!」「あの馬鹿!」

 

その行動に驚きを隠せない中で、ドン・アルマゲの前に立つ。

 

その姿を見たドン・アルマゲは笑う。

 

自分の勝利を確信しているのか、その表情からは余裕が見える。

 

それと共に、自身の武器であるアルマ剣で、攻撃を仕掛けるが

 

「スナッチ!」

 

「なっ」

 

それよりも早く、パトレン1号の手を伸ばす。

 

同時にドン・アルマゲの手から離れたアルマ剣はパトレン1号の手の中にあった。

 

その隙を狙い、ルパンレッドはVSチェンジャーでドン・アルマゲに牽制する。

 

「ぐっ」

 

それを受けたドン・アルマゲは動きを止める。

 

その隙を狙を逃さないようにパトレン1号は手に持ったアルマ剣で切り裂く。

 

「おぉぉ!!」

 

その攻撃は見事に決まり、ドン・アルマゲは吹き飛ぶ。

 

同時にアルマ剣を捨て、VSチェンジャーを持ち、二丁拳銃のように二つのVSチェンジャーを構え、引き金をひく。

 

その連続射撃を受け、ドン・アルマゲは後退する。

 

「うわぁ、あのドン・アルマゲだっけ。

 

よりにもよって、あの二人を仲良しなんて言うから」

 

「あぁ、完全にキレたな」

 

それは二人に共通している事だった。

 

互いに犬猿の仲である事を認めているからこそ、仲が良いと評価された場合、徹底的に叩き潰す。

 

二人がいた時でも圧倒する程のコンビネーションだったが、一体化した場合、その強さはまさに規格外だった。

 

「ぐっ、なぜだ。

 

どうして、私に攻撃が届く?」

 

「そんな事はどうだって良い。

 

さっさと、消えろ」

 

そう言いながら、パトレン1号はドン・アルマゲに向けて、銃弾を放つ。

 

それと同時にルパンレッドも同じように銃口を向ける。

 

だが

 

「舐めるなよ!!」

 

その言葉と共にドン・アルマゲは再びエネルギーを発する。

 

それは、かつて宇宙全体を支配する程のエネルギーであり、召喚された事によって、それを再現していた。

 

だが

 

「だったら、奪わせて貰うぜ」

 

「なっ」

 

パトレン1号の一言と共に、そのエネルギーは奪われる。

 

奪う事で、最強の姿へと変わったドン・アルマゲ。

 

それが、反対に奪われるという皮肉な結果だった。

 

「決めろ、怪盗」「分かっているよ。」

 

同時にルパンレッドは、パトレン1号から受け取ったエネルギーと共にVSチェンジャーで魔方陣を描く。

 

そこから現れたのは、全身に青いボディスーツを着たような姿で、手足などに岩のような硬質パーツを纏うセイメンコンゴウ。

 

赤く、燃え上がる太陽を思わせる身体を持つアポロ。

 

月の女神を思わせるアルテミス。

 

無数の棺を担ぎ、細い剣を手に持つ死神、タナトス。

 

その外見は黒い長ランに白ハチマキを締め、長得物を携えたまさに「番長」を思わせるイザナギ。

 

そして、ルパンレッドと同じ、ルパンの名を持つ存在、アルセーヌ。

 

ルパンレッドの持つペルソナ能力を、パトレン1号の強奪によって手に入れた巨大なエネルギーを元に召喚した6体のペルソナ。

 

「さぁ、サバトの始まりだ!!」

 

同時に6体のペルソナに合わせるように、ルパパトメンバーが、ドン・アルマゲに向けて総攻撃する。

 

その威力に、ドン・アルマゲは

 

「このっドン・アルマゲがぁ!!」

 

叫び声と共に、爆散する。

 

「永遠にアドゥ」「任務完了!」

 

その二人の言葉と共に、ルパパトのメンバー達が消えた。

 

「凄い、これがゼンリョクゼンカイキャノンの力」

 

その光景を見ていたバイオンは呟く。

 

「おらおらぁ、どんどん行くぞ!!」

 

そうしている間にも、次々と襲い掛かる敵に対して、俺はさらにゼンリョクゼンカイキャノンで次々と召喚していく。

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