絶対に危ないから真似をしないでください。
「さっき、何が起きたの?」
そう言いながら、ファリーナは目の前の敵を倒しながら、先程召喚されたルパンレッド達の様子に疑問に思う。
「うぅん、やっぱり壊れているのを、無理矢理使ったからかな。
本調子じゃないな」
「そんなの、使って大丈夫なのか」
そう、ゼンリョクゼンカイキャノンの不備に疑問に思いながら言う。
「けど、これ程頼れる武器はないからな」
そうしている間にも、介人達の前に現れたのは、2人の幹部だった。
緑色の体色で、肩に機械状の突起がある。
頭部に2本の異なる長さの角とコード状の髪が生えている女性幹部、インサーン。
ガンマンを思わせる機械の女性幹部であり、2丁拳銃を手にしているエスケイプ・エボルブが構える。
「あれが奪われたようね。
丁度良いわ、実験の為にも、それを頂くわ」
「良い物なら、それで良いわ」
「だったら、次は!」
その言葉と共にゼンリョクゼンカイキャノンを回しながら、再び引き金を引く。
【越えろ!転生者パワー!】
その音声と出てきたのは、新たに出てきた戦隊。
現れたのはジュウオウイーグル、ジュウオウシャーク、ジュウオウタイガーの3人。
そして、キラメイイエローとキラメイピンクの2人だった。
だが、それはまさに異常な光景だった。
その理由は明白だった。
「腹、減った」
「もぅ、動けません」
「ふっ二人共、しっかりしてよぉ」
「おいおい、この調子で大丈夫なのかよ」
「えっと、どうすれば」
それは腹を空かせた事によって、倒れているジュウオウイーグル。
そして、それと同じように倒れているジュウオウシャーク。
そんな2人を起こすように、他のメンバーは起こそうとしていた。
「おっお父さんにお母さん!!
何をしているんですか!?」」
そう、フラグちゃんは慌てて寄り添う。
「おっお父さんに、お母さん!?」
その事に困惑するパトーラ。
「あぁ、あの2人はフラグちゃんの両親なんだ」
「あっフラグちゃんもいたの」
「まっママ!!」
そうしていると、フラグちゃんが今度、目を向けたのはジュウオウタイガーだった。
「まっママ!?」
「どういう事!?」
「俺も分からん!!」
ジュウオウタイガーに対するママ発言に対して、すぐにパトーラ達が介人に聞くが、それは本当に初耳だった介人も目を見開く。
「その、ジュウオウタイガーであるクリスさんは、私が小さい頃に遊んで貰って。
だから、私、クリスさんのような素敵なレディを目指しているので!!」
「あぁ」
その言葉に介人は、ジュウオウタイガーの言葉使いがどこかフラグちゃんに似ている事に納得する。
「おい、ジュウオウイーグル!!
お前、こんな美人二人と結婚しているって、どういう事なんだよぉ!!」
「五月蠅い、今、腹が減って、響いているんだよ」
その言葉を聞いて、誰よりも怒り狂ったのは、仲間であるはずのキラメイイエローだった。
「俺はな、女の子と仲良くなる為に頑張っていたのに、お前はいつも貧乏貧乏と言って、なにハーレムを気取っているんだよ!!」
その言葉には、誰もが同情した。
しかし、そんな事を言っている間にも、インサーンはゼンリョクゼンカイキャノンを狙っていた。
それに気づいたのは、キラメイピンクだけだった。
すぐさまキラメイショットを構えて撃つ。
「あの、皆さん、もう、敵が迫っていますよ!」
「えっ、そっそうですね!
その、フラグちゃん、二人をお願いできる!!」
「はっはい!!」
「キラメイイエローも、早く」
「まだ、言い足りない事が、あぁもぅ!!」
そうして、ジュウオウタイガーとキラメイイエローはすぐにインサーンとエスケイプ・エボルブに戦いを挑む。エスケイプは両手から二丁拳銃を放つ。
それに対してキラメイイエローは、キラメイソードで受け止めた。
それと共にキラメイイエローはそのまま構える。
「雷の呼吸、壱ノ型───」
キラメイイエローが構えると同時に、ジュウオウタイガーとキラメイピンクも並び立つ。
「霹靂一閃」
キラメイイエローは雷のようなエフェクトと共にインサーンとエスケイプ・エボルブに向けて放つ。
同時にジュウオウタイガーとキラメイピンクも駆け出す。
「へぇなかなかやるようね」
「けど、この程度で倒せると思ったら大間違いよ」
エスケイプとインサーンはそれぞれに武器を構える。
だが、そんな時だった。
突然として、巨大なビームが放たれた。
それを見た一同は驚く。
「これは」
「私の技術を彼女を改造したわ」
「なかなかに良い物でしょ」
それを見ながら、介人達は悩む。
「どうする、このままじゃ」
「ならば、これを飲め」
そう言いながら、Jが突然現れ、懐から缶をジュウオウイーグルとジュウオウシャークに渡す。
「これは、飲み物か」
「いただきます」
そう言いながら、ジュウオウイーグルとジュウオウシャークはそのまま受け取ると、飲み始めた。
「Jさん、それは一体」
「エネトロンだ!!」
「・・・エネトロンって、えぇ!!」
「どうしたの、フラグちゃん。
エネトロンって、なんなの?」
「えっと、その、簡単に言えば、電気の代わりにもなる万能のエネルギーで、おそらくロボットやキカイノイドは問題ないと思いますけど」
「えっ、それって、人間が飲んでも」
「はあぁぁぁぁぁあ!!」
「力が、湧き上がってきたぁぁぁぁぁ!!!」
「「えぇえっぇ!!!」」
エネトロンを飲んだ二人は、まさか立ち上がった。
そのあまりにの気迫に、周りにいたメンバー達が吹き飛ばされていく。
「本能覚醒!!」【ホエール!】
それと共にジュウオウイーグルはホエールチェンジガンを手に、その姿をジュウオウホエールへと変わる。
「えっ、どういう状況、これ」
「さっさぁ、というよりも、エネトロンを飲んで、なんで平気なんですか?」
「えっと、その、私達はトリコの食材を色々と食べているから、並大抵の物は食べても、平気なんです」
「そっそういう理由に」
その事に困惑するジュウオウタイガー達を余所に、ジュウオウホエールはそのままホエールチェンジガンを構える。
「お前達、こっちに来い、一気に決める!」
「えっと、よく分からないけど、やるしかないようだね」
その言葉と共に全員がそのまま集まる。
同時にホエールチェンジガンを中心に、ジュウオウタイガーのイチイバル、キラメイピンクの武器であるクロスボウ、そしてキラメイイエローのキラメイソードがセットされる。
それによって、巨大な弩へと変わる。
同時にジュウオウシャークが溢れ出る力をキラメイソードに注ぎ込む。
「神話に伝わりし白き弓よ、その矢で敵を射貫け!癒やしの桃色の光よ、その光で我らを癒やせ!!閃光の黄色よ、全てを置き去りに駆け抜けろ!!!陸海空を支配し赤き死神が全てを束ねし時!!!!我が爆裂の牙が、全ての敵を砕け散る!!!!!今こそ目覚めの時、全て敵を吹き飛ばせ!!!!」
そのジュウオウシャークの詠唱が終わると共に、巨大で強大なエネルギーが凝縮されていく。
それを見て、一同は唖然としていた。
「「「「「エクスプロージョン!!!!!」」」」」
その叫び声と共にインサーン達に向けて、放たれた。
「エスケイプ、はや」
そう彼女達が言う前に、その攻撃に、全てを包み込む。
それによって、眼前にいた全ての敵を消し飛ばした。
「ふぅ、快・感!!」
そのジュウオウシャークの言葉と共に、彼らは消えていった。
「・・・・あの、フラグちゃん」
「・・・・ありがとう、ママ、お父さん。
私達は進みます!!さぁ、行きましょう!!!」
「全力で、なかった事にしようとしていますよ、この人」
「まぁ、そう言うなよ。
とにかく、全力全開で行くぜ!!!」
その言葉と共に介人達はまたイジルデ達に向かって、走り出す。
目指すは、イジルデがいるだろう、場所。
だが
「おっお前ら、色々と無茶苦茶だぁ!!」
彼らは知らなかった。
イジルデがいると思っていた場所に向かう道中で、ジュウオウジャー達の攻撃によってできた被害によって、地面にイジルデが瓦礫に埋まっていた事を。
そして、それを彼らが踏んでいた事を。
それに気づいたのは、数分後であった。