特典で世界を再構成する戦隊 第二部   作:ボルメテウスさん

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※劇中に出てくる登場人物は特殊な訓練を受けていた為、平気でした。
絶対に危ないから真似をしないでください。


その母、強し

「さっき、何が起きたの?」

 

そう言いながら、ファリーナは目の前の敵を倒しながら、先程召喚されたルパンレッド達の様子に疑問に思う。

 

「うぅん、やっぱり壊れているのを、無理矢理使ったからかな。

 

本調子じゃないな」

 

「そんなの、使って大丈夫なのか」

 

そう、ゼンリョクゼンカイキャノンの不備に疑問に思いながら言う。

 

「けど、これ程頼れる武器はないからな」

 

そうしている間にも、介人達の前に現れたのは、2人の幹部だった。

 

緑色の体色で、肩に機械状の突起がある。

 

頭部に2本の異なる長さの角とコード状の髪が生えている女性幹部、インサーン。

 

ガンマンを思わせる機械の女性幹部であり、2丁拳銃を手にしているエスケイプ・エボルブが構える。

 

「あれが奪われたようね。

 

丁度良いわ、実験の為にも、それを頂くわ」

 

「良い物なら、それで良いわ」

 

「だったら、次は!」

 

その言葉と共にゼンリョクゼンカイキャノンを回しながら、再び引き金を引く。

 

【越えろ!転生者パワー!】

 

その音声と出てきたのは、新たに出てきた戦隊。

 

現れたのはジュウオウイーグル、ジュウオウシャーク、ジュウオウタイガーの3人。

 

そして、キラメイイエローとキラメイピンクの2人だった。

 

だが、それはまさに異常な光景だった。

 

その理由は明白だった。

 

「腹、減った」

 

「もぅ、動けません」

 

「ふっ二人共、しっかりしてよぉ」

 

「おいおい、この調子で大丈夫なのかよ」

 

「えっと、どうすれば」

 

それは腹を空かせた事によって、倒れているジュウオウイーグル。

 

そして、それと同じように倒れているジュウオウシャーク。

 

そんな2人を起こすように、他のメンバーは起こそうとしていた。

 

「おっお父さんにお母さん!!

 

何をしているんですか!?」」

 

そう、フラグちゃんは慌てて寄り添う。

 

「おっお父さんに、お母さん!?」

 

その事に困惑するパトーラ。

 

「あぁ、あの2人はフラグちゃんの両親なんだ」

 

「あっフラグちゃんもいたの」

 

「まっママ!!」

 

そうしていると、フラグちゃんが今度、目を向けたのはジュウオウタイガーだった。

 

「まっママ!?」

 

「どういう事!?」

 

「俺も分からん!!」

 

ジュウオウタイガーに対するママ発言に対して、すぐにパトーラ達が介人に聞くが、それは本当に初耳だった介人も目を見開く。

 

「その、ジュウオウタイガーであるクリスさんは、私が小さい頃に遊んで貰って。

 

だから、私、クリスさんのような素敵なレディを目指しているので!!」

 

「あぁ」

 

その言葉に介人は、ジュウオウタイガーの言葉使いがどこかフラグちゃんに似ている事に納得する。

 

「おい、ジュウオウイーグル!!

 

お前、こんな美人二人と結婚しているって、どういう事なんだよぉ!!」

 

「五月蠅い、今、腹が減って、響いているんだよ」

 

その言葉を聞いて、誰よりも怒り狂ったのは、仲間であるはずのキラメイイエローだった。

 

「俺はな、女の子と仲良くなる為に頑張っていたのに、お前はいつも貧乏貧乏と言って、なにハーレムを気取っているんだよ!!」

 

その言葉には、誰もが同情した。

 

しかし、そんな事を言っている間にも、インサーンはゼンリョクゼンカイキャノンを狙っていた。

 

それに気づいたのは、キラメイピンクだけだった。

 

すぐさまキラメイショットを構えて撃つ。

 

「あの、皆さん、もう、敵が迫っていますよ!」

 

「えっ、そっそうですね!

 

その、フラグちゃん、二人をお願いできる!!」

 

「はっはい!!」

 

「キラメイイエローも、早く」

 

「まだ、言い足りない事が、あぁもぅ!!」

 

そうして、ジュウオウタイガーとキラメイイエローはすぐにインサーンとエスケイプ・エボルブに戦いを挑む。エスケイプは両手から二丁拳銃を放つ。

 

それに対してキラメイイエローは、キラメイソードで受け止めた。

 

それと共にキラメイイエローはそのまま構える。

 

「雷の呼吸、壱ノ型───」

 

キラメイイエローが構えると同時に、ジュウオウタイガーとキラメイピンクも並び立つ。

 

「霹靂一閃」

 

キラメイイエローは雷のようなエフェクトと共にインサーンとエスケイプ・エボルブに向けて放つ。

 

同時にジュウオウタイガーとキラメイピンクも駆け出す。

 

「へぇなかなかやるようね」

 

「けど、この程度で倒せると思ったら大間違いよ」

 

エスケイプとインサーンはそれぞれに武器を構える。

 

だが、そんな時だった。

 

突然として、巨大なビームが放たれた。

 

それを見た一同は驚く。

 

「これは」

 

「私の技術を彼女を改造したわ」

 

「なかなかに良い物でしょ」

 

それを見ながら、介人達は悩む。

 

「どうする、このままじゃ」

 

「ならば、これを飲め」

 

そう言いながら、Jが突然現れ、懐から缶をジュウオウイーグルとジュウオウシャークに渡す。

 

「これは、飲み物か」

 

「いただきます」

 

そう言いながら、ジュウオウイーグルとジュウオウシャークはそのまま受け取ると、飲み始めた。

 

「Jさん、それは一体」

 

「エネトロンだ!!」

 

「・・・エネトロンって、えぇ!!」

 

「どうしたの、フラグちゃん。

 

エネトロンって、なんなの?」

 

「えっと、その、簡単に言えば、電気の代わりにもなる万能のエネルギーで、おそらくロボットやキカイノイドは問題ないと思いますけど」

 

「えっ、それって、人間が飲んでも」

 

「はあぁぁぁぁぁあ!!」

 

「力が、湧き上がってきたぁぁぁぁぁ!!!」

 

「「えぇえっぇ!!!」」

 

エネトロンを飲んだ二人は、まさか立ち上がった。

 

そのあまりにの気迫に、周りにいたメンバー達が吹き飛ばされていく。

 

「本能覚醒!!」【ホエール!】

 

それと共にジュウオウイーグルはホエールチェンジガンを手に、その姿をジュウオウホエールへと変わる。

 

「えっ、どういう状況、これ」

 

「さっさぁ、というよりも、エネトロンを飲んで、なんで平気なんですか?」

 

「えっと、その、私達はトリコの食材を色々と食べているから、並大抵の物は食べても、平気なんです」

 

「そっそういう理由に」

 

その事に困惑するジュウオウタイガー達を余所に、ジュウオウホエールはそのままホエールチェンジガンを構える。

 

「お前達、こっちに来い、一気に決める!」

 

「えっと、よく分からないけど、やるしかないようだね」

 

その言葉と共に全員がそのまま集まる。

 

同時にホエールチェンジガンを中心に、ジュウオウタイガーのイチイバル、キラメイピンクの武器であるクロスボウ、そしてキラメイイエローのキラメイソードがセットされる。

 

それによって、巨大な弩へと変わる。

 

同時にジュウオウシャークが溢れ出る力をキラメイソードに注ぎ込む。

 

「神話に伝わりし白き弓よ、その矢で敵を射貫け!癒やしの桃色の光よ、その光で我らを癒やせ!!閃光の黄色よ、全てを置き去りに駆け抜けろ!!!陸海空を支配し赤き死神が全てを束ねし時!!!!我が爆裂の牙が、全ての敵を砕け散る!!!!!今こそ目覚めの時、全て敵を吹き飛ばせ!!!!」

 

そのジュウオウシャークの詠唱が終わると共に、巨大で強大なエネルギーが凝縮されていく。

 

それを見て、一同は唖然としていた。

 

「「「「「エクスプロージョン!!!!!」」」」」

 

その叫び声と共にインサーン達に向けて、放たれた。

 

「エスケイプ、はや」

 

そう彼女達が言う前に、その攻撃に、全てを包み込む。

 

それによって、眼前にいた全ての敵を消し飛ばした。

 

「ふぅ、快・感!!」

 

そのジュウオウシャークの言葉と共に、彼らは消えていった。

 

「・・・・あの、フラグちゃん」

 

「・・・・ありがとう、ママ、お父さん。

 

私達は進みます!!さぁ、行きましょう!!!」

 

「全力で、なかった事にしようとしていますよ、この人」

 

「まぁ、そう言うなよ。

 

とにかく、全力全開で行くぜ!!!」

 

その言葉と共に介人達はまたイジルデ達に向かって、走り出す。

 

目指すは、イジルデがいるだろう、場所。

 

だが

 

「おっお前ら、色々と無茶苦茶だぁ!!」

 

彼らは知らなかった。

 

イジルデがいると思っていた場所に向かう道中で、ジュウオウジャー達の攻撃によってできた被害によって、地面にイジルデが瓦礫に埋まっていた事を。

 

そして、それを彼らが踏んでいた事を。

 

それに気づいたのは、数分後であった。

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