魔法少女アドミラ(憧れ)
元敵幹部
博愛の魔法少女ラバーに憧れ光オチした。
相手に抱いた感情により行動に補正がかかる本作の仕様上、敵に憧れられないアドミラの攻撃力はほか魔法少女に大きく劣るため味方魔法少女に対し抱いている憧れの感情を利用した強力なバッファー及び元敵幹部の立場からの情報提供、整理がメイン。
なお、とある条件で魔法少女ジェラシ(嫉妬)へと再臨する。
魔法少女ジェラシ
とある条件とはラバーに対し敵が一定量以上の物理的に接触すること(基本遠距離戦のため再臨する機会は多くない)
及びラバーに対しての好意及び一部悪意の感情を含む言葉を放つこと
この状態では嫉妬を抱くことで行動に補正がかかるためこじらせ女子であるアドミラ/ジェラシの補正値は指数関数的にとんでもない値になる。(良心もなくなるため手加減されることなく相手は死ぬ)
ーーアドミラは動けず、地に伏しながら戦況を見ることしかできない。
他の魔法少女たちも同じように地に伏すなか一人だけ立ち上がる者がいた。
仲間を世界を、果てには今戦っている相手にすら愛を向け今なお改心させようとする魔法少女ラバーだ。
「...アナタの望みをこんな歪んだ形でなんて叶えさせなんかしない。クリスマス中止だなんて間違ってる!」
わたしと同じくボロボロになりながらもわたしと違って立ち上がって啖呵を切るラバーにわたしもそうできたらと憧れてしまう。
その気持ちはヒールとしてラバーに届きラバーの傷を癒やす。
「そうでしょ?友達とパーティーして、美味しいご飯とケーキを食べて、プレゼントが貰えるそんな日を無くしたいなんておかしいよ!」
「うるさい!幸せしか知らない小娘が吠えるな!友達はオレより恋人を優先するし、楽しそうにケーキを買いに来るカップルの相手を劣等感を覚えながらしないといけないし、いい子じゃないから昔と違いプレゼントも来ない!こんな日はなくなってしまえばいい!」
傷は癒えたが魔力が戻ったわけではないラバーはクリスマス怪人に向かって肉弾戦を挑む。
楽しいクリスマスの話をして改心させようとするラバーに対し悲しい現実で渡り合うクリスマス怪人。
「ぐ...ぁ...」
満身創痍のラバーとまだ余裕のある怪人では勝負にならず胸ぐらを捕まれ万事休すなラバー。
「お前にはわからないだろうな!オレの寂しさ、惨めさなんて!それとも何だ、お前がオレの彼女にでもなってくれるというのか!!」
ーーあ゛?
今アイツラバーに告白した?わたしより先に?羨ましい。しかも何?あんなに近くでおしゃべりして羨ましい。ラバーと同じ空気を吸うとか羨ましい。てかボディタッチ多くない?わたしの時はボディタッチなんてなかったのに−−
妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい!!
−−魔法少女ジェラシ降臨
再臨すると同時に突貫するアドミラ改めてジェラシ
最初こそ軽く捌かれていたが指数関数的に上がっていく技のキレと威力によりラバーとクリスマス怪人を引き剥がし、すり潰さんと猛攻を続ける。
友達がいる?妬ましい
劣等感を隠して仕事ができるその理性が妬ましい
昔と違い?昔は貰えたのが妬ましい
悲しい目にあって鬱屈しても折れない心が妬ましい
その大きな体が妬ましい
今も倒れないタフさが妬ましい
嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬
エモーショナル・エナジー規定値を突破。コンパイル。リーサルウェポンアウト【ゲイボルグ•パンカー】
硬く守ることでどうにかギリギリ人型を保っている怪人に死刑宣告が下る。
エモーショナル・リーサルウェポン。魔法少女たちの必殺技であり、高まりすぎた感情を抑えるセーフティー装置。
高まった感情をエネルギーで武器を生成することで使える特殊兵装。
魔法少女ジェラシの場合は太い杭改めて釘が一つ内蔵されたロマン砲。パイルパンカー
世界観に似つかわしくない鉄板と太いナットで形作られたそれを怪人の土手っ腹に守りの上から突き立て、これまた世界観に似つかわしくない硝煙の薫りと煙とともに釘が放たれる。
ミリシ、バキリと守りをいとも容易くぶちぬいた。
以下略
このあと魔法少女たちはキャッキャウフフして日常に戻りましたとさ