第二話と連結しています。
境目は………で表しているのでそこで話が変わると
思いながら読んでくださると幸いです。
「どうもありがとぉぉぉ!」
かっこよかった。美しかった
初めて見た生ライブ、それは言葉に言い表せないような不思議な感情をたくさん与えてくれた。
「私の夢はきっとこれなんだな…」
私、雪花ラミィはポツリと呟いたのだ…
「…っわ!」
「何!?」
「ラミィがぼーっとするなんて珍しいじゃん」
「あはは…」
「私が言うのもあれだけどラミィ今日授業中もぼーっとしてたでしょ?何かあった?」
「おまるんに言われるって…相当だったんだね…」
…実際自分も自覚はあった。今日は昨日のライブで頭がいっぱいだった。ノートなんて多分白紙だと思う。
白紙…白…紙?
あああぁぁぁぁ!!!
「おまるん!」
「な、なに!?」
「ノート写させて!明日のノート提出の時に怒られちゃう!」
「…ははっ!やっぱりラミィ面白いね!……ほら。使いな!」
「ありがとう!」
やっぱりおまるんは優しい。周りからは[不良生徒] [遅刻魔] [自由人]と呼ばれているが、とっても面白くて、優しくて、仲間思いのいい人なのだ
「……ん?」
「どしたん?ラミィ」
「…これ」
私はノートの一部を指差した。
「これ、ホロライブのときのそら?」
…………………………………………………………
「これ、ホロライブのときのそら?」
「え?ラミィ知ってるの!?」
「勿論だよ!おまるんも知ってるんだ!」
「まぁね。先輩が今度そこ受けるみたいで勧められたんだ」
「先輩?誰?」
「常闇トワ先輩」
「あー!小悪魔先輩だっけ?」
「そうそう。今度4期生を決めるオーディションあるからそれに参加するらしいよ。」
「…へぇ」
「どしたの?そんなニヤついちゃって」
「私…そのオーディション受ける」
「はぁ!?」
おまるんは目を丸めていた。それはそうだ。こんな急にオーディションを受けると言って驚くなと言う方が無理なことだ
「私 本気だよ?いつやるの?」
「…あはは。ホントに面白いね。ラミィのそんな顔初めて見たよ!先輩が言うには、書類審査が3ヶ月後。その後の面接が2ヶ月後。結果発表がその半月後らしいよ。そこまで知ってるなんてあの人1回受けたのかなぁw」
「…………………」
たった3ヶ月…されど3ヶ月。受けたい。でも受かるの?いや、きっと受かる!ここまで考えが纏まるのが早かったのはそれほどホロライブが好きな証拠だ。
「おまるん。私受かるかな?」
「物は試し。やらなきゃ成功するかどうかなんて分からない。でも、ラミィならいけると思うよ。」
キーンコーンカーンコーン
「あ、やば!下校時刻過ぎてるじゃん!急ぐよ!ラミィ!」
「うん!」
なぜだろう、足が軽い。いつもなら走るとすぐ息切れするのに妙に長続きする…この胸のトキメキはなんなんだろう
カチッ カチッ
「…これだ」
[ホロライブ4期生メンバー大募集!……]
応募方法は……
カチッ
[まず書類審査による1次選抜を行います。次に面接官とのオーディションを行い、適正と判断されたお方には採用通知を送らせていただきます。書類審査用の用紙は右ページに乗っている用紙をプリンとしてもらい、指定された住所に提出してください。]
「これか……」
それから私は着々と書類の手続きを行った。名前、年齢、今までの活動、自己PR、他にもたくさんの項目があった。そして最後の項目へ
「……私がホロライブに応募した理由と夢をお書き下さい…か」
カキカキ
これでよし!
「お母さーーんちょっと外出てくるねー」
「気を付けなさいよー」
タッタッタッ 不思議な感覚だった。
ホロライブに入れるかもしれないという興奮と同時に、落ちたらどうしようと言う不安が沸き上がる。いざポストの前に立ち、書類をいれようとすると、封筒が自分の汗でしめってることが、私の手が震えていることが分かった。
「私なら受かる!」
勇気を出してポストに書類を提出した。
「ふぅ……あれ……」
目眩がする。足に力が入らなくなった
「あっ……」
「ちょっと!?大丈b…」
誰…?何か言った…?
私の意識はそのまま闇にのまれた