クロス・ストラトス   作:caose

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 拙作のISのSS第参弾です!


全ての始まり

2006年12月17日・朝5時24分

 その日は雪が降り積もっていた。

 周りの山々は白く薄化粧の如く積っていた雪の中をとある男性が歩いていた。

 「ふー、ここ迄来たら大丈夫だ。」

 そう言いながら白衣を着た男性が・・・1人の赤ちゃんを連れて歩いていた。

 見たらまだ生まれて1か月位に見えるが・・・髪の色や肌の色が異なっていた。

 一人は黒髪に肌色の小さな男の子

 男性は何やら辺りを気にしながら赤ん坊達を毛布で包ませて近くにある古い道路を歩きながらこう思っていた。

 「(やれやれ・・・まさかこうなるとはな。)」

 そうお思いながらここから少し離れた大きな山に一度視線を向けると・・・

赤ん坊が泣き始めた。

 「「ふいぇええええ。」」

 「ああ、御免ね寒くて。もう直ぐ近くの集落につくからそこでミルクとかを

飲んで東京に行こうねエ。」

 そう言いながら男性はもう一度歩き始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プロジェクト・モザイカ 

 人工的に超人的な天才を製造するクローン計画。

 これには予め多くの国が秘密裏に出資していたのだが何者かの集団によって

計画に参加していた職員の大半が死亡ないし行方不明。

 それと同時にコード『Wー1000』が中心となってクーデター。

 この合わせ技によって計画は凍結されたがプロジェクトには幾つかの派生形が

存在していた。

 一つ目は超人的な天才であるが更に言えば以下のとおりである。

 クローン技術に伴う兵士の育成

 兵器作成及び薬品の試験投与に伴うデータ取り

 異なる人間同士の同調

 まあ、他にもいろいろとあるが主立って行われていたのは以上の通りであるが

こんなのを常人の神経で出来る訳がない。

 そう・・・異常者が必要だったのだ。

 この科学者・・・ロボット技術・兵器科学者『鬼塔 久三(ひさみ)』も

その一人であった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「成程な、それで私の下に。」

 「はい、この日本において貴方以上に安全にこの子と私を匿えれるのは

いません。どうかお願いできないでしょうか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『斑鳩 祟継』さん。」

 それを聞いて『斑鳩』は暫くしてこう答えた。

 「分かった、貴様の言葉確かに聞き届けたぞ。」

 「!感謝します」

 「但し条件がある。」

 「条件・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「貴様の能力を最大限に生かして新兵器・・・それも世界では

未だ開発されていない新世代を開発せよ!それならば匿う匿う事ぐらい

良しとしよう。」

 「・・・分かりました。」

 「うむ、暫くは我が研究所で過ごすとよい。子供はこちらの乳母に

面倒みさせよう。」

 「ありがとうございました。では」

 そう言って『鬼塔』は部屋から出て行ったあとに隣にいる

男性『真壁 介六介』が『斑鳩』に対してにこやかにこう言った。

 「くくく、『斑鳩』社長もお人が悪いですな。彼が兵器開発のプロである事は

既に明白な上であの様な約定を。」

 「まあ、彼から貰ったこの情報のおかげで私もスムーズに動けるし

それにこの様なたかが一人ぐらい天才が生まれたからと言って計画を

停止するようにと言う政治家共は政界から消してしまった方が後が楽だしな。」

 そう言うと大量の人間の情報が記載されていた。

 何処の組織や政治家、企業などが幾ら投資していたのかについてが事細やかに

記載されていた。

 すると『斑鳩』は『真壁』に向けてこう命令した。

 「『真壁』よ、この情報を彼に渡しておけ。良き扱いをするであろう。」

 「は、彼にですな。」

 「ああ、彼だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『風鳴 八紘』に。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、分かった。情報は貰っている。連中は私が引導を渡す。」

 ではと言って電話を切ったこの少し白髪の入った黒髪の男性こそ

『風鳴 八紘』であった。

 彼は自民党で柔軟な対応が出来ると有名で次の総理大臣候補とも呼ばれていた。

 そんな中でこの情報は正に僥倖とも言えよう。

 すぐさまに貰った情報を使って追い込んだ。

 

 

 

 

 これにより百人近い人間が政界から姿を消した。

 その中には大物政治家や起業家の社長、会長が経済界から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「とはいえ、何を造るべきかか。」

 『鬼塔』はそう呟きながら今ある兵器雑誌やあらゆる産業の情報データを見たがどれも参考にはならないなと確信したのか如何するべきかと考えて漫画を

読んでいると・・・ある事に気づいた。

 それは・・・。

 「・・・これは!」

 それを見て『鬼塔』はある事を考えて設計図を引いた。

 それだけではなく途中途中にある新しい技術も作り上げてその骨子となる模型を作って『斑鳩』に見せに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「これがそれか。」

 「はい!それだけではなく新しい筋肉や義肢なども入っています!お目に入れて貰えば」

 そう言いながら『鬼塔』はそれを『斑鳩』に見せるとそれを見た

『斑鳩』はニヤリと笑ってこう答えた。

 「良いだろう、貴様とあの子の匿いを許そう。」

 「ありがとうございます!」

 『鬼塔』は笑顔でそういうと『斑鳩』はそう言えばと言ってこう聞いた。

 「そう言えば貴様あの子供は何というのだ?名無しなのか?」

 「あ」

 それを聞いてやっべーとそう思っていると『鬼塔』はこう思っていた。

 「(名前かァ・・・考えていなかったなあ。今まで坊やだったし

いざ考えるとなるとなア・・・)」

 う~~んと考えているとある事を思い出した。

 「(そう言えばあの子『S-01』って呼ばれていたな。

Sー01となると・・・!!)」

 するとそうだと思って『鬼塔』は『斑鳩』に向けてこう答えた。

 「名前は・・・こうは如何でしょう。」

 「うむ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『鬼塔 宗壱』と言うのは。」

 これが本来ならば『織斑一夏』と呼ばれるであった少年が新たに付けられた

名前であった。

 プロジェクト・モザイカ計画壊滅の11日後の事である。




 そして時は流れて
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