クロス・ストラトス   作:caose

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 続きです。


体育祭③

『さあ次は軍事障害物競走!この競技は昨今の世界情勢を考慮して生徒達の

生存率の向上を目的として以下の通りとなっております!』

 薫子がそう言って画面に説明映像を映し出した。

 『先ずはライフルの組み立てでですがライフルは全て軍の払い下げ品ばかりです!武装はロシアの『AKー12』、これらは戦争で使われた武器でして今はIS学園の自衛用に

使われておりますので部品等は1年生は既に学んでおりますので間違いはないかと

思われますが念のために予備部品が入ってある箱がありますが態と部品は

全部ごちゃ混ぜにしていますので頑張って見つけてねえ!』

 薫子はそう言ってバラバラになったライフルのパーツと近くにアル部品の入った箱を

見せた後にこう続けた。

 『其れが終わったらライフルを持って3mの梯子を上って5mの鉄骨をバランス感覚で

渡りますがこの鉄骨にはオイルが塗っておりますので滑った場合鉄骨に当たる事を考慮して

其処のプロテクターを装着してください。』

 そう言って次に映し出されたのは梯子の近くにアルプロテクターが映ると

更にこう続けた。

 『さらにさらに鉄骨を渡り切ればポールで一気に降下して着地し其の儘匍匐前進して網を抜けますがこのポールから降りた所には軍事用サックがあります!総重量13キロで中には

非常食料や武器の予備パーツなどを重石としておりますので渡るには至難の業かと

思われますが皆張り切って渡って下さいねえ!』

 そう言うと上には軍事用の網が蜘蛛の巣上に張り巡らせておりそれらを

小さな鉄の杭で撃ち込まれていた、更にその手前には女子生徒が持つには仰々しい鞄が

置かれていた。

 『そして最後にゴール付近には的があります!直径30㎝の小さな的ですがこれに当たればゴールに行けますので皆頑張って下さいねえ!』

 そう言うと薫子は尚と言ってこう続けた。

 『軍属所属の専用機持ちは出場できません、これはあくまでも企業や一般生徒が

主体ですので皆様ちゃんと熟考した上で参加者を募らせていると思っているから・・・

手前ら気張れやーー!!』

 いえええええええいと薫子がそういうとそれではと言ってメンバー紹介を行った。

 『先ずは一年生の新1組の『ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシー』選手!』

 薫子がそう言うと同時にヴィシュヌが入場すると次にと言ってこう続けた。

 『一年生新2組からは『風鳴翼』選手!』

 そう言って翼が出てくると多くの生徒達から黄色い声が上がった。

 『専用機持ちは以上!更に一般部門からは『相川 清香』選手と

『夜竹 さやか」選手が担当となります!!』

 それを聞いてうおおおおおおおと一年生陣の一般生徒達は頑張れーと言う声援が

聞こえて2人はえへへと頭を掻いていた。

 そして4人が構えると暫くして・・・ズドン!と言う銃声が鳴って全員が走ったのだ。

 『さあ先ずは・・・何とあの大きな胸なのに余裕で走る『ヴィシュヌ』選手と

『風鳴翼』選手が前に出たーー!!って言うか羨ましいぞあの胸一体何喰えばあそこ迄になるんだよ私にも少しはあれ位欲しいわ畜生がーー!!』

 「「そこ完全に私情でしょう!」」

 薫子の言葉にヴィシュヌと翼が互いにそう言いながらもライフルの前に辿り着くと

落ち着いてと言わんばかりに集中して先ずはと言って互いにライフルの

組み立てが始まった。

 『ほほお、何ともまあ集中していますねえ両者とも武術については中々の達人だと

聞かれていますので集中力はぴか一ですねえ。』

 薫子はそう言いながらヴィシュヌと翼の組み立てを見ているがそうこうしている間にも清香とさやかが組み立てを始めると・・・ヴィシュヌと翼が殆ど同時に組み立て直し

其の儘梯子に互いに昇り始めて次に鉄骨に差し掛かるとローションが

撒かれているがために本来ならば滑ってしまうであろうがヴィシュヌと翼は暫く

逡巡して・・・互にある事を考えて其の儘・・・梯子の近くまで下がってそして・・・

滑り進んでいくのを見て何と―と言って薫子はこう続けた。

 『両者共にスケートの様に滑りながら鉄骨を攻略しようとしているがあれって

普通は危険ですので皆さん真似しないで下さいねえ。』

 薫子がそう言って注意する中ヴィシュヌと翼は其の儘ポールから降りると

プロテクターを外して網に向かうと荷物を・・・本来ならば背中であろうが2人は

逆に前面に軍事用サックを背負って其れを使って仰向けになって進むのを見て成程と

薫子は納得しながらこう続けた。

 『両者共々胸を圧迫させて進行スピードを上げさせて尚且つ網に

触れないようにしているとは中々の頭脳プレイヤーですねえ、ですが最後の・・・狙撃はどうするのかな?ライフルには弾丸が1発しかありませんから

さあどうする両者はーー!!』

 薫子がそう言うとヴィシュヌと翼は互いにライフルを構えて・・・放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『優勝はヴィシュヌ選手!いやあまさか一発で当たるとはこれは正に集中力の差が

露呈されましたねエ。』

 薫子がそう言う中翼はヴィシュヌに向けてこう言った。

 「ヴィシュヌ・・・また再戦を。」

 「はい翼さん・・・こちらこそ。」

 そう言って互いに握手するとより一層の拍手が辺りに響いた。




 次回は騎馬戦。
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