『ああっとここで鬼塔チームチームリーダーがダリルチームと相討って脱落!点数は
フォルテチームに渡ってしまいましたーー!!この状況を轡木校長はどの様に
見られますか?!』
『そうですねえ、恐らくはダリルチームとフォルテチームはどちらもメンバーを
鬼塔チーム追撃の際に押し付けられる形で失いましたから互いに
チームリーダーだけでしたから大量得点を得るためにはここはどちらかを
犠牲にするという事に関してはゲーム上に於いては愚策とも言うべきでしょうが
戦闘に於いては最も重要度の高い相手と戦う時にはこの手段は有効でしょうね。』
薫子の言葉に轡木校長がそう言って実況しているとさてさてと時間を見た、現在の
残り時間は後6分。
現在残っているのは何と・・・たった5チーム、楯無、フォルテ、翼、ベルベット、
グリフィンチームであった。
然もその殆どが半分以上またはたった一人の面々となっており既に専用機持ちも
半数以上が脱落と言う驚異的状況にこれはやばいんじゃないかなと思っていると薫子は
轡木校長に向けてある提案をした。
『あの轡木校長・・・一つ宜しいでしょうか?』
『何でしょうか?』
『此の儘ですと教員投入時には全員がへとへとだと思いますのでここは10分間の
小休憩を挟んでからの再試合という訳にはいきませんでしょうか?』
『ふむ、その理由は何でしょうか?』
轡木校長がそう聞くと薫子はこう答えた。
『現在の戦闘状況を鑑みますに後6分以内で後1チームは脱落しますが然し既に
その殆どが欠落状態です、この状態ですと教員投入時にはここにいる全員が
ベストコンディションで戦えるかどうか怪しいです。でしたらここはこの人数で
足りなくなったところは多い所の傘下にして点数は半分こするという形にして試合を
造り直す事でよりスリリングにして尚且つ平等な状況にしたいと思いますが・・・。』
どうでしょうと聞くとふむと轡木校長は暫く逡巡して・・・こう答えた。
『・・・良いでしょう、今より10分間のインターバルを挟んでから教員を
出撃させます。チーム編成はそちらに一任致しましょう。』
『ありがとうございます轡木校長!それでは早急に・・・メール送信!』
そのメールは全員に即時に送られた事から全員が其れを見ると・・・戦闘が一時終結となった。
「ありゃりゃ・・・決着付けられなかったねえ。」
「そうね、こちらも半分近くがやられたしそっちもそうでしょう?」
「まあねえ、翼ちゃんと鈴音ちゃんが脱落しちゃったからこっちは後2人だもん。」
「だったらこっちに来なさい、貴方の実力は私が買うわ。」
「ええ良いの!じゃあ後で進言しよう♪」
ベルベットとエルムは互いにそう言っているが実際ベルベットはこう思っていた。
「(危なかったわ、まさか彼女の実力がここ迄とは思ってなかったわ。戦力として
来てくれるのならこっちとしてはありがたいし何よりも・・・あの子の戦い方完全に
遊んでたわ。こっちが必死になって食いついてるのにそれをあざ笑うかの様に
超えて行く・・・間違いなく危険人物ね。)」
そう思っていたのだ。
「ふ~~ん、薫子ちゃんはそう考えたって訳ね。という訳で皆、私達は
今の所脱落者0で何とかなってるけどここら辺で休憩して対策会議しちゃいましょう♪」
其れを聞いて全員がうえ~~いと・・・力なく答えて座り込み始めた、楯無が
戦局を見極めている中で然も緊張感が爆上がりの状況で戦っていたので流石の
自分達も疲労感が最大数値であった。
そしてそれは工作兵としてここにいる虚も同じようである、妹は楯無の妹同様国防軍の整備兵として向こうにいる事から連絡は出来て無いがそれでも大丈夫だろうと思いながら今持っている工具の整備と制作を始めた。
『それではチーム編成が完了となりましたので皆様はそちらの方に合流してください、チーム編成は・・・こちら!』
薫子がそう言ってスクリーンに表示した。
ベルベットチーム+エルム・ハインリヒ、ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシー
グリフィンチーム+フォルテ・サファイア
楯無チーム・・・現状維持
「へえ・・・こうなるんだなあ。」
宗壱はそう言いながらテレビ画面から見える情報を整理していた、今いるのは脱落者がカラー弾丸によって汚れたがためにその汚れを落とすためにシャワー室を使うのだが
宗壱は男性であるがために仕方なく自室に戻って体を洗っているのだ。
そして体を拭き終えて小休止として飲み物を飲もうとしていると・・・エルムが
写っているのが見えてきまづいなあと思っていた。
何せ自分は敗者で向こうは未だ生き残っているのを見て・・・悔しさが
にじみ出ていた。
経験不足を理由に自分の敗北を正当化したくない宗壱はまだ強く成らなきゃなと
思っていると同時に・・・
・・・・・ダリルからファーストキスを・・・然も舌を入れられたのを思い出すと
赤面して頭をぶんぶんと振りながらこう言った。
「あああああれは事故と言うよりもあっちの一方通行で俺は何も思う所が無いんだ
絶対にって・・・ああもう何でこうなるんだよーー!!」
宗壱は大声でそう言いながら冷蔵庫から水を取り出してがぶ飲みするのであった。
次回は教員戦闘。