体育祭の次の日、楯無は現在目の前にアルISを見ていた。
『ミステリアス・レイディ』の日本式改修兵装が届いたため
其のチェックをするために格納庫に来て虚と共に始めていた。
「これが新しい装備ねえ。」
楯無はそう言って目の前にアル新兵装を眺めていた。
新兵装『三俣剣』
形状から見て刀3本が並べられたようなその見た目であるが如何やら
それぞれ分割して3本の刀としてでも使用できるようだ。
更にもう一つあるものがあった、其れがこれ。
其れはまるで動物の頭部の様に見える追加兵装『獣戒』である、使用用途は
牙の様に見える其れは強力な高振動ブレードが内蔵されており振動を使って対象を
破壊できるようだ。
成程ねえと呟いた楯無はこれ完全に趣味兵装じゃないのと言って他の物を見た。
苦無射出装置『くノ一』
後二丁の拳銃。
「拳銃はナノマシンで構成された銃弾で攻撃して苦無射出装置は見ての通りねエ・・・
まあ使えれば良いわね。」
使えればと言って取りあえずはインストールさせていると・・・携帯電話に誰かが
通話し始めたのを感じて楯無が携帯電話に耳を当てると・・・虚に向けてこう言った。
「虚ちゃん、ちょっと良いかしら?」
「・・・何でしょうかお嬢様?」
「今なんだけど政府からの依頼で米軍の空母が日本近海を航行してるんだけどそこから救援信号を発してるって。」
「・・・この時勢にですか?」
虚はそれを聞いて可笑しいですねと言ってこう続けた。
「今アメリカはイスラエルを拠点に社会主義国家の支援国家の制裁とそれに伴う
軍事的圧力で空母が色々と行っておりますがこっちに来るのは異例ですね。」
そう言ったがそれには理由が有る、現在アメリカは紅海の安全確保のために海軍を
派遣させ各地に特殊部隊を送り込んで自国に有益な人間を援助させて場合によっては
その国のトップを暗殺すると言う手段に打っている。
そんな中でなぜ日本に?然も何故救難信号なのかと思っていると楯無は虚に向けて
こう言った。
「この武装全部インストールするのにどの位かかるかしら?」
「ああはいええと・・・後約3時間と言った処ですね。」
「終わるのはお昼ごろで・・・仕方ないわ、仕事だし機体は戦術機の吹雪を
使わせて貰いましょ。」
「それでは学園長に使用許可を貰いに行ってきます、其れとですがトレーラーも
一台ほど用意させておきます。」
「ああ、お願いねえ。車の運転は家の人間が来るって言ってるから。」
「そうでしたか・・・では。」
虚はそう言って学園長に会いに行くのを見計らった楯無はさてとと言って・・・
目つきを鋭くさせてこう言った。
「始めましょうか・・・裏の仕事。」
そして40分後。
「それではお嬢様・・・ご武運を。」
「うんありがとうね、ああそれと私が出撃したら直ぐに立ち去りなさい。なにかあると困るから。」
「畏まりました。」
そう言ってトレーラーを運転してくれた従者の人に対してそっけなくそう言うと
従者の人は其の儘トレーラーに乗って立ち去って行くのを見届けた楯無は
自身の吹雪を見ていた、鬼塔研究所にて新たに開発された衝撃吸収システムを
搭載したステルスタイプ式吹雪は静穏性を重視し飛行に対しても極力音が
出ないように工夫されていた。
そして楯無が今いるのはIS学園から少し離れた港湾のコンテナ集積所、隠れるのにはうってつけの場所にて楯無は空母がいるであろう海域の衛星データを・・・
何とリアルタイムで見ていた。
元々ロシアが使っていた其れを楯無はハッキングして監視して暫くすると・・・準備を始めた。
今回に備えて吹雪の兵装はミサイルに銃火器が背面部部分に2丁と両腕にも同じくであった。
正に確実な襲撃用兵装でありサーチオアデッドの構えで・・・機体を起動させて空母に向かって行った。
空母『ブラッドホーク』、最新型であり空母としてだけではなく強襲艦としての
側面を持ったオールファイトモデルである。
艦下部にはホバークラフト格納庫、空母内部には戦闘機やヘリコプター。
ここ迄は通常の空母と何ら変わらないがこの空母は・・・全く違うのだ。
其れは艦内部に・・・戦艦級砲台が前面に2つ、後部に1つ。
更には対空機銃に対海自動魚雷発射管と戦艦としての側面を持っている。
通常ならば補足される距離に入ると攻撃して来るのに未だにその兆候が無い事から
楯無は可笑しいわねと思いながら艦の甲板に着陸して生体反応を調べるも・・・
何もないことから無人の理由は一体何と思いながら吹雪から降りると万が一に備えて今の情報を政府に送って・・・調査を始めた。
「可笑しいわね、誰も見当たらない・・・何かあったのかしら?」
楯無はそう言いながらダクトの中を移動すると・・・下から足音が聞えたのでやっぱり誰かいたのねと思いながら拳銃を抜くとめにしたのは・・・一人の女性であった。
金髪でダイバー型のISスーツを前開きにしている女性が出るが其れを見て嘘でしょと
楯無はそう呟いてこう続けた。
「あれは・・・アメリカの国家代表生のイーリス・コーリング・・・!」
次回は恐らく戦闘。