クロス・ストラトス   作:caose

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 放課後皆様何していました?
 私は・・・家に帰って犬の散歩をしていました。


放課後。

織斑一夏の介入があったことを除けば比較的(来週戦闘になるが)穏やかな一日を過ごした宗壱は放課後ラトロワからこう言われた。

 「放課後残っていろ。大事な話がある。」

 そう言われて教室に残っているのだ。

 そして暫くして・・・ラトロワが教室に入ってこう言った。

 「鬼塔、貴様の今後について説明がある。」

 そう言って席に座らせるとラトロワは対面に座る様に生徒の椅子に座ると

こう続けた。

 「貴様は確か1週間は斑鳩グループが運営するホテルに宿泊する

予定であったな。」

 「はい、安全上の事を鑑みてと言われましたけどそれが?」

 「ああ、だが政府からIS学園に圧力がかかってな。大事な男性IS操縦者に

何かが起こってはたまったものではないと言ってきてな。急遽貴様と

織斑一夏には部屋が与えられることとなってしまったのだ。」

 「ええ?!ですけど荷物とかは」

 「そっちは既に斑鳩グループがこっちに配送を終えている。部屋の方は鍵を

持っているからここに向かえ。」

 そう言ってラトロワは部屋の鍵を手渡した。

 「ええと・・・『1018』か。・・・織斑一夏と同部屋ですか?」

 正直な所それは嫌なのだ。

 昼食での一件で彼に対して何だかわからないが・・・嫌悪感を感じたのだ。

 生理的というよりも・・・根本的なナニカを。

 するとラトロワはこう答えた。

 「いや、先ほど言った通り男性のIS操縦者に何かあったらたまらないと

言っているからな。襲撃とかを考慮して別々にしている。」

 「そうですか・・・(良かったー、何せあんなことがあったから

気まずいんだよなあ。)」

 「だが貴様なのだが・・・部屋の調整に手間取ってしまってどうも同居人がいる。よって同じ部屋となるのだが一応この教室のクラスメイトだ、・・・

変な気を犯すなよ?」

 「いやしませんって!そんなことしたら俺朝刊のニュースで

スクープされちゃいますよ!!」

 父さんの仕事とかもありますしというとラトロワはそうかと少し笑いながら

こう続けた。

 「さてと、貴様とハインリヒとの試合までについてだが今日の授業を見て

貴様は既に他の連中と大体同じくらいと思って良いだろうと思ったが

貴様は大丈夫か?」

 「アハハ・・・何とかします。」

 「全く・・・貴様はもう少し危機感を持ったほうが良いかもしれんな、

ここは一応国立と言うより世界が注目している進学校と言っても過言ではない。

卒業出来ずに留年なんて私は御免だからな。」

 そう言って宗壱を注意した。

 何せ世界中のIS操縦者を夢見る少女達が集う事実上の進学校だ。

 留年或いは自主退学など年柄年中と言っても良いくらいに少なくなり

現に2,3年に至っては1年時の半数未満と言っても良いくらいだ。

 然しとラトロワは宗壱に向けてこう言った。

 「貴様が努力すればその分結果はついてくる。忘れるな、普段の行いと努力こそそれは未来に於いてかけがえのない財産となるのだ。」

 「ハイ。」

 「分かればいい。」

 そう言いながらラトロワは宗壱の頭を撫でていると宗壱はこう聞いた。

 「あのう先生・・・これって」

 「ああ済まない、つい息子に対してやっていることをしていたな。

何か言った後は必ずこうやってしまうんだ。」

 嫌だったかとそう聞くと宗壱はいいえと言ってこう続けた。

 「俺母親がいなかったもので、父さんが何時も何か良い事したら

頭を撫でてくれていたんですけど女の人からはされたことがなくて。」

 そう言うとラトロワは少しだが・・・悲しそうな顔をしていた。

 これまで父親からしか愛情を注がれていなかったためか

母親からは無いというのにも関わらずここ迄真人間に育て上げられるとは

中々だなと思いながらも出来ればこの子には寂しい思いはさせたくないなと

そう思っているとラトロワは宗壱に向けてこう締めくくった。

 「さてと、長話に付き合ってしまって済まなかったが報告はもう少しあるから

聞いてくれ。」

 「ハイ。」

 「夕食は6時から7時の間、寮にある一年生用の食堂で摂ること。

自炊がしたければ学園内にある食糧倉庫に行くと良い。あそこは

ショッピングモールの食品売り場並みにあるから菓子や総菜も完備してあるから

用がある時は調理場のスタッフに声を掛けると言い。風呂についてだが各部屋にシャワー室があるからそれを暫く使って来い、貴様と織斑一夏の大浴場を使う

時間設定が決まったら追って連絡する。」

 何か他に聞きたいことがあるかと聞くと宗壱はそれをいいえで答えると

ラトロワはこう締めくくった。

 「それではまた明日会おう。」

 解散と言って教室から出て行って宗壱も遅ればせながら向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『1018』、『1018』・・・ここか。」

 宗壱はそう呟きながら部屋に向かって扉を開けようとするとある事を思い出してこう呟いた。

 「あ、そうだった。同居人がいるんだったな。」

 そう言ってノックすると・・・声が聞こえた。

 「ハ~い、どなた様?」

 「今日からここに越してきた『鬼塔宗壱』ですけど同居人ですか?」

 「えええ!鬼塔君!?ちょっと待って!!」 

 そう言う・・・何やら間違いなく聞き慣れた声がしているが

何だかドタバタと音がしたが暫くして・・・扉が開いた。

 そこに入っていたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「エルム・・・さん!?」

 「あ、鬼塔君!」

 バスローブ姿の・・・エルムがびしょびしょの髪で立っていた。




 次回は部屋での注意。
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