そしてクラス対抗戦。
第二アリーナと第一アリーナにて一年生の試合が行われるのだがアリーナは
既にどちらも満席であった。
中には通路に立って見ていたり中にはリアルタイムモニターで
見ていたりとしている中で織斑一夏対凰 鈴音と宗壱対翼と言った
対戦カードとなったが世界でたった2人のIS操縦者が相手にするのは片や
たった二年足らずでで代表候補生に迄上りつめた天才少女、片や今や
時の人とも呼ばれる有名アイドル。
そんなことも相まって裏ではチケットの高額取引にも発展するほどであったが
そういうのは織斑先生によって駆逐されて云った。
「まさかお前とこの様な形で戦う事となるとはな。」
「ああ、驚きだよな。」
翼と宗壱は互いにそう言いながら獲物を構えた。
翼は蒼羽場斬に装備されている銃剣『影打』を構えて宗壱の方もバスターソードを構えていると翼がこう言った。
「然しお前とは練習がてらにやってはいたが本番ともなると・・・
容赦するなよ。」
「其れはこっちの台詞だぜ。」
そう言っていると・・・通信が来た。
『それでは両者!試合始め!!』
そう言った瞬間に互いに鍔迫り合いとなった。
がりがりと金属音が奏でる音がする中でガチ遭った後に互いに離れると
宗壱はソードビットを二基展開した。
「おら!」
宗壱はソードビットと共に突撃すると翼は『影打』を格納して両腕部に
内蔵されているハンドガンを使って牽制した。
「クソ!」
宗壱はそう毒づきながらビットだけでもと思っていると翼はハンドガンの銃撃を止めて・・・ナイフを出してそれらをビット目掛けて投擲した。
「マジかよ!?」
「お前とは何度もやっているからな!!」
翼はそう言いながら『影打』を手に取って突っ込んでいくと宗壱は・・・
少し笑ってこう答えた。
「そうだよな!!」
そう言いながら互いにもう一度鍔迫り合いをした。
管制塔。
「はあ、凄いですねえあの2人。」
「確かにな、だが互いに近接格闘型ともなると均衡が破れた時に
天はどちらにつくのか見物だな。」
千冬はそう言いながら試合を見ている中で内心こう思っていた。
「(お前がどの様な暮らしをしていたのかは聞いていたが成程、風鳴元首相はちゃんと育ててくれたようで安心したぞ・・・・
・・・・・箒)」
そして第二アリーナでは。
「それがお前のISか?」
「そうよ!これこそ中国の第三世代機『甲龍』よ!」
「何かその名前を聞くと願いを叶えてくれる奴に聞こえないか?」
「其れ今言うか!!まあ、私もちょっとそう思ったけどね・・・。」
鈴もそう思ったのか少し頬を掻いている中で織斑一夏はこう思っていた。
「(見た感じは原作とぱっと見だけど変わっているとするなら・・・
あの楯だな。)」
そう思いながら両肩に装備されている大型の盾を見ていると鈴はこう答えた。
「ああ、これ。これチョット邪魔なのよねえ?私みたいなタイプには守るなんて性に合わないんだから。」
そう言いながら鈴はこう続けた。
「さてと、ちゃっちゃと始めましょうよ?こうやって浮いているだけ
時間の無駄なんだから。」
「鈴。」
「何ヨ?」
「負けねえぜ。」
「其れはこっちの台詞ヨ!!」
鈴はそう言いながら『双天牙月』を構え、織斑一夏も『雪片弐型』を構えて・・試合開始の通信と共に互いに仕掛ける中で織斑一夏はこう考えていた。
「(『甲龍』の『衝撃砲』は不可視で然も360°全てが砲撃の範囲内だ、
だけど)」
と思いながら織斑一夏はハイパーセンサーを起動して鈴の顔・・・
特に目に集中してこう続けた。
「(こいつの弱点はお前の目線、そこに着目すれば勝てないなんて
あり得ない!!)」
そう思いながらガチ遭った。
互いに宗壱と翼の様になった後に離れると鈴はこう言った。
「甘い!」
そう言って織斑一夏を弾き飛ばすと更に連射した。
「今のは軽いジャブよ!」
「ぐあ!!」
織斑一夏は其の儘弾かれるが立て直した。
「まだまだ!!」
そう言いながら鈴歯其の儘攻撃を続けた。
「あれが衝撃砲ですか。」
山田先生はそう呟くながら試合を眺めていると千冬がこう続けた。
「そうだ、機体の周りの圧力をかけて砲身を形成して
その余剰で生じる衝撃を砲弾として放つ兵装。」
だがと千冬は鈴の期待を見てこう呟いた。
「あれは本当に『甲龍』なのか?」
「え?どういう事ですか織斑先生!?」
山田先生がそう聞くと千冬はこう答えた。
「先ずは凰の機体の形状だが見た感じで言うがあれはどちらかと言えば
第二世代機『空龍』に見えるのだ。」
「えっと確かそれって『甲龍』の前継機でしたよね?それでしたら似ていて
当然だと思いますが」
そういう中で千冬はこう続けた。
「次に出力だ、あれが第三世代機ならば織斑があの程度で済むわけではない。」
「えええ!?あの威力であの程度何ですか!!」
「そうだ、本来ならば織斑はあのまま地上に堕とされているはずなんだ。
だがあの程度ともなると中国政府がアレで完成などありえないし」
それにと言って千冬はこう言い切った。
「あの国は共産党で党に対する忠誠心で代表候補生のランクが
変わって行くんだ。二年未満の凰が専用機を貰えると思っているのか?」
「あ」
それを聞いて山田先生は合点がいった。
党に対する忠誠で操縦者が決まると言った事が度々あり内部では金持ちの娘や
有名人などにISを提供してしまう為本当に実力がある人間が貰えるのは
国家代表生にならなければいけないのだ。
「恐らくは第二世代機に第三世代兵装を装備させた
『第2,5世代機』だと私は推測している。」
まあ推測だがなと言って織斑先生は織斑一夏に向けてこう呟いた。
「ここで負ければお前は格下に負けることになるから気を付けておけよ。」
試合は続きます。