IS学園地下50m。
レベルⅣ権限を持つものでしか入れないISの解析場が存在する。
そこには千冬と山田先生、ラトロワ先生、ヴィレッタ先生の4人が
その機体を眺めていた。
その機体は・・・宗壱と翼、奏、エルムの4人で倒した異形のISであった。
それらを見ている中で千冬は山田先生に向けてこう聞いた。
「どうだ、山田先生。」
そう聞くと山田先生は3人に向けてこう答えた。
「・・・あれは無人機です。」
「無人機!?」
「厄介な、一体何処の機体だ?」
ヴィレッタとラトロア互いにそう言うが山田先生はこう答えた。
「コアから探ってみたのですが・・・未登録の物でした。」
「未登録・・・奴か。」
千冬は山田先生の言葉を聞いてそう答えるとヴィレッタとラトロワはこう聞いた。
「織斑先生、一体誰が黒幕なのか分かっているようだな?」
「話してもらうぞ、こちらの生徒が巻き込まれたからな。」
そう言うと千冬は全員に向けてこう言った。
「あれは恐らく・・・
・・・だろうと推測するが目的は恐らく星音だろうな。」
「星音、何故彼女が?」
「済まないがそれは他言無用となっているのだヴィレッタ先生、だが」
「・・・分かった、他人のプライベートについては私も聞かない様にするが・・万が一何かあったらちゃんと言えよ?」
「分かった。」
ヴィレッタ先生の言葉を聞いて千冬はそう答えるとラトロワはこう聞いた。
「然しもう一機も恐らくだろうが被害の方は?」
そう聞くと山田先生はこう答えた。
「あ、はい。鬼塔君と星音さんは保健室で検査した後部屋に戻ってます、
織斑君と凰さんも同じくですけどオルコットさんなんですがちょっと・・・」
「「「???」」」
何だと思っていると山田先生はこう答えた。
「機体のパーツは予備で何とかなるのですが無線ビットの方がもうなくて。」
それを聞いて成程と思っていた。
女尊男卑の影響でイギリスでは慢性的な技術不足が公になり始めていたのだ。
まあ理由は察しての通り男性がいなくなり女性が中心となっているのだが機体の整備は汚れるからと言う理由で全てオートメーションされているのが仇となり
ビットのような精密兵器は直接検査しなくてはならないため時間がかかるのだ。
「それでですね・・・ビットは有線型に全て統一されたらしく今本国から
予備兵装をと。」
「ああ分かった分かった、そっちはオルコットに任せておけ。
ここでの事は内密とする。宜しいでしょうか?」
そう聞くと三人は了承して立ち去った。
「大丈夫か?翼。」
「ああ奏、・・・大丈夫と言われると何だかな。」
翼はそう言いながらベッドの上で体育座りで座っていた。
あの時異形のISが自身を見て止まったのを見て彼女が関係していると
感じたからだ。
「(間違いなくあれを造ったはあの人だ・・・どうしてあの人は
私なんかに!)」
そう思いながら怒りを覆い隠そうとするかのように腕を強く握っていると・・・奏が後ろから抱きしめてきたのだ。
「奏。」
「大丈夫だ翼、アンタは『星音 翼』。あたしの相棒だぜ?
それ以外の誰でもねえ。お前はお前なんだから。」
「・・・ありがとう奏。」
「どういたしましてな。」
「シュウ、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよエルムさん。怪我とかしていないし。」
部屋で互いにそう言っているとエルムはこう呟いた。
「あれって結局何だったんだろうねエ?」
「さあな、だけどあれ・・・何かあるような気がするんだよなあ?」
「?」
そして某国
「ありゃまあ、一号機は未帰還かァ。まあしょうがないか!
弐号機は帰還できたからそこから造っちゃえば良いんだから!!」
「それにしても*ちゃん、あんな変な機体を使うなんて
***さんジェラシーだぞー-!」
「あんなの壊して***さんの最高の機体で*ちゃんをカッコ良くさせるぞー-!」
そう言う女性が・・・組み立て中のISを見てそう言った。
次回は第二巻。