クロス・ストラトス   作:caose

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 第二巻の始まりです。


転校生来る

 そして数日後の6月初頭。

 「成程ね、そういう事が。」

 「うん、父さんはこれ聞いてどう思うのかなって。」

 宗壱は久三に向けてそう聞いた。

 聞いているのはIS学園を襲撃してきた例の異形のISである。

 本来ならば箝口令が課されており外部に話せば罰が下るであろうが

宗壱は久三が口外しない事くらい分かっている為話してみると久三はこう言った。

 「機体に操縦者はいなかったとなれば間違いなく無人機、だけど

そんなの公表する国なんて今のところいないし遠隔操作ならば

イギリスかもしれないけど今のイギリスにそこまでの技術力がない事くらい

自明の理だから除外ともなれば作った人間は・・・まさか。」

 久三はそう言ってブツブツと何か言っていると宗壱がこう聞いた。

 「父さん?」

 「!・・・アア、済まない宗壱。ちょっとな」

 そう言うともう一度考えながらこう続けた。

 「父さんはこれからちょっと用があるけど・・・宗壱はどうするんだい?」

 そう聞くと宗壱はこう答えた。

 「うん、エルムが東京観光したいからって誘ってきてるからそれ行くよ。」

 「エルム・・・ああ、あの銀髪の女の子か。・・・お前が等々女の子、

然も美人でスタイルも抜群の女の子連れてきた時には父さんは

やっとお前にも春が来たのかって嬉しかったな。」

 「何言っているんだよ父さん!?エルムは友達!!」

 「本当かなあ~~?」

 「もお!俺行ってくるから!!」

 「朝帰りはやめとけよ~~。」

 「しないよ!!」

 宗壱は久三の言葉を聞いて顔を赤くして出て行くとそれを見ていた久三は

こう呟いた。

 「あの子にもやっと春が来たか、俺の父親としての役目も終わりが

近いかもなア。」

 そう呟きながらこう続けた。

 「それにしても無人機となれば間違いなく・・・彼女が関係していることは

間違いなさそうだな、全く『天災』と言われるのも納得がいくが

もう少し考えて行動して欲しいよ。」

 全くと思いながらも久三はエルムの事を思い出してこう言った。

 「まさかあの子が宗壱と一緒にいるとは思いもよらなかったが

これも運命と呼ぶべきかそれとも・・・2人の共鳴か。」

 分からないなとそう思いながら久三は三人の機体の新武装の

設計図を見ながら構築を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして宗壱はと言うと・・・。

 「それじゃあ行くか。」

 「うん!」

 エルムと宗壱は互いに東京観光を十分な程に楽しんでいた。

 服屋に行けば宗壱の事はテレビで結構な頻度で(織斑一夏に比べれば低い)

出ており有名なのだがエルムを見て男性陣は足を止めて見ていた。

 何せ顔良しで長い銀髪は周囲を引き付けそのスタイル(特に胸)を見て

鼻の下を伸ばす人間やそれを見て自身と見比べて絶望したり

血涙流す人がいるほどである。

 エルムは服屋でニットの服とミニスカート等を買い、靴はブーツ。

 ゲーセンでダンスゲームの際にエルムを見て色々と揺れているのを見て

男性陣が前かがみになったりとしていた。

 食事をすれば落ち着かないので公園の近くでテイクアウトしたものを

一緒に食べていた。

 「美味しいねシュウ。」

 「おお」

 そう言いながら食べていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして織斑一夏は五反田弾と言う青年と彼が経営している食堂で

食事をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてさらに数日後。

 「それでは休みも終わった事だし貴様らには本格的な実践訓練となる、

本当ならばもう少し先にする予定であったがこの間の襲撃の事も相まって

今日になったので今皆の手にはISスーツのカタログを持っている。

それで自身が今の実力と今後の実力の向上を平均化して出した答えを基に

どの会社のISスーツにするのかを親御さんに報告して財布事情も考慮した上で

判断しておけよ。」

 いいなとラトロワ先生は全員に向けてこう言った。

 ISスーツは肌表面の微弱な電位差を検知することによって操縦者の動きを

数万分の一の速さで機体に伝達し動かすのだ。

 然もこのスーツは耐久性にも優れている為一般的な小口径拳銃程度では

衝撃は防げないが銃弾を防ぐことが出来る。

 「尚、金が無かったりいた場合は本校指定のISスーツを

着て貰う事となっている。なければ・・・本来ならば水着なのだが男子がいる事も考慮して体操服で授業を受けることとなっている。前に名前は明かさんがどっかの教育実習生が二度も忘れてな、それの全部忘れていることから

下着で受けているという実話があるから諸君は決してないように・・・

もし態と忘れたんて言ったらそいつらはISのサポートなしで

アリーナで8周走らせた後に私と個人レッスンを受けて貰うから・・・

覚悟しておけよ貴様ら。」

 『『『ハイ‼!!』』』

 それを聞いて全員が恐怖の表情を浮かべてそう答えた。

 何せ元とは言えロシアの国家代表生であったと同時に

第一回モンドグロッゾ経験者相手に万全な状態であっても勝てる見込み無いのに

アリーナ8周の後に戦うなど最早死体蹴りも良い所だ。

 それを聞いて目に力が入ったのか良しとラトロワ先生はそう言うとこう続けた。

 「それでは転校生を紹介する、入れ。」

 そう言って入ってきたのは・・・小さな女の子であった。

 そしてその少女は・・・熊の人形を持ったまま自己紹介した。

 「えええええて・・・『クーリェ・ルククシェフカ』です・・・。」

 消え入りそうな声でそう答えた。




 次回は実習です。
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