そして2012年12月21日。
世の中ではマヤ文明における破滅の日だと言われているが世間一般は
そんなの関係なく人々はその日を楽しんでいた。
そんな中で斑鳩が運営している重工業『斑鳩兵器産業』では60機近い
戦術機『撃震』の完成版が配備されていた。
この機体は装着型となっておりパイロットの周りに機体を装着すると言う流れになっている。
そんな中で開発責任者でもある鬼塔はその光景を見てこう呟いた。
「いやはや、これは壮観だな。」
そう呟きながら戦術機を見ていた。
あの学会の後医療関係から戦術機以外の技術について相談が相次いで特別に政府が認可したのだ。
それからと言うもの正に社畜と言わんばかりの労働環境となってしまい斑鳩が
裏から役所に手を回してくれたおかげで息子として引き取った
『鬼塔 宗壱』の面倒はそのほとんどが乳母さんに任せてしまっており
自分が出来るのと言えば誕生日や偶の休みに遊んであげることぐらいしか
出来なかったりと色々と大変であったのだ。
だが今製造している戦術機を自衛隊に納品すればやっと事で長い休暇が取れるので宗壱と何処かで旅行したいなあとそう思っていると・・・斑鳩から
電話が来たので何だろうと思って取ってみると・・・とんでもない事を
聞いてしまったのだ。
その内容が・・・これだ。
『鬼塔!今すぐ戦術機は使えるか!?』
「ええ!何ですいきなり!?」
『良いから使えるのか!?』
「ええと・・・今動かすとなるとテストパイロットだけですから15機が
限度ですけどいったい何が」
『・・・最悪な事が起こった。最悪日本が滅びる。』
「・・・何です其れ?マヤ文明の嘘ごと?」
『嘘ならばそれで良かったがそうではない。テストパイロット全員を
トレーラーにぶち込んで戦術機を送ったら連中に話すが貴様には今話す。』
「?」
『・・・各国のミサイルが我が国に狙いを定めている。』
「・・・ハイ?」
『既に発射態勢に入っておる。我々は戦術機を東京に配備させる。後の場所には避難勧告で地下鉄等に避難させているが時間が足らん!それで戦術機を使って
ミサイルの破壊に努めて欲しいのだ!‼』
「ちょっと待って下さいよ!確かに今来ているテストパイロットは
全員自衛隊から出向してきている人達ばかりですけどそれでも」
『分かっておるが背に腹は代えられないのだ!風鳴総理も承知しておる!!!
頼む!この国の一大事なのだ!!今は・・・只頼む!』
斑鳩の切実な言葉を聞いて鬼塔は如何するべきかと考えているが確かになと
思ってこう返した。
「分かりました。トレーラーを送りますが一つ約束してください。」
『何だ・・・』
「絶対に・・・全員を生きて帰してください!他に何があっても
ミサイルが終わったらです!」
『分かっている、いらぬ指示は与えん。』
「では直に用意します。」
『ああ・・・頼む。』
それを聞いた後に鬼塔は携帯の通話を切って全員に向かってこう言った。
「総員今すぐ出動できる戦術機パイロットはトレーラーに乗って出動!
職員は非常シェルターに退避だ!!」
それを聞いて何故だと思いながらも全員が行動して戦術機部隊は
東京に向かった。
そして東京に配備された戦術機部隊は作戦概要の説明を聞いて取り乱しは
多少あれど落ち着いて部隊を纏めて沿岸部に構えた。
そして暫くして・・・ミサイルが現れた。
『総員!攻撃態勢!‼』
そう言って両手と背面部にマウントされているマシンガンを構えてミサイルがレーダーに入るのを待って・・・届くと言った処で何かが来ると言う
情報が届いた。
『どうした!?』
『我々とミサイルの中間点に未確認飛行物体を確認‼』
『聞いていないぞそんなの!‼』
それを聞いて隊長はそう言うが突然として・・・ミサイルが爆発した。
よく見ると先ほどの飛行物体でもある・・・人型らしきものがミサイルを
斬り落としているのだ。
マジかよとそう思っているが隊長は全員に向けてこう言った。
『全機兵器使用自由!飛行してミサイルを排除する‼』
『『了解‼!』』
そう言って全機スラスターに火を吹かして飛行した。
「ん?何だアレハ??」
現在ミサイルを破壊している少女が戦術機部隊を見てそう言うと突然に
他のミサイルがいきなり破壊されたのだ。
「!?」
『そこのアンノウン機!こちらは戦術機部隊だ!!貴官が何者か知らんが
援護する!!』
「ふ・・・いらぬ世話だな。」
少女はそう呟いてミサイルを斬り捨てたり荷電粒子砲を使って掃討しているが
戦術機部隊もマシンガンを斉射したり肩部に搭載されているミサイルを使って
攻撃したりと各員で対応した。
そして・・・7時間後、ミサイルが全て消滅した。
すると何処からか艦隊が現れると音声が聞こえた。
『そこのアンノウン機に告ぐ!こちらは海上自衛隊だ、貴官の所属と階級と
目的を答えろ!さもなくば迎撃も辞さない!‼』
そう言って戦闘機が発進されているのを見ても少女はそれを見て鼻で笑って
立ち去ろうとするので海上自衛隊は攻撃するがまるで柳の様に何の支障もなく
戦闘機を攻撃しながら立ち去って行った。
この日『白騎士事件』と呼ばれたこの事件により『IS』と戦術機が世に
脚光をもたらしたの言うまでもないが首謀者はと言うと・・・。
「ふざけんじゃねえぞ!アタシの『IS』がこんな鉄くずと同じなんて
悔しい!!」
怒り乍ら新聞を破り捨てていた。
また更に時は流れて。