そして昼食。
「良し、席が空いているぞ!エルム、クーリェ!こっちだぜ!!」
「うん分かった!行こうクーリェちゃん。」
「う・・・うん。」
クーリェはエルムの言葉を聞いてそう答え乍ら席に着いた。
今回は食堂でご飯を食べることとなり宗壱とエルムはクーリェを連れて来たのだ。
因みに宗壱は唐揚げ定食、エルムはクーリェと一緒で
サンドイッチ+ミルクセーキ。(因みにエルムはそれに野菜サラダ)
そして食事しようかとするとエルムがある少女を見てこう言った。
「ああ!『ラウラ』ー-!一緒に食べよう!!」
そう言ってエルムが向けている視線の先にいたのは・・・小柄な少女である。
背丈的にはクーリェと同じくらいかと思い、腰まである長い銀髪、
そして右目に眼帯(どう見ても病院が使うタイプではない)が付けられていた少女、『ラウラ』を見てエルムが大声でそう言うので振り返ってきてこう言った。
「・・・貴様か、また会ったな。」
「うん!最後に会ったのは軍での見送り以来だもんね!!一緒に食べよう!!」
「・・・良いだろう、その前に聞くが貴様は?」
『ラウラ』はそう言いながら宗壱を見るとエルムがこう答えた。
「ああ、この人は『鬼塔 宗壱』でシュウって呼んでるの!
私のクラスのクラス長だよ!!」
「!!・・・ほお、貴様が報告にあったエルムを倒した男か。」
「倒したって言うよりはあれって・・・運って言ったほうが良いかな?」
「運だろうが何だろうが使って勝利する事こそ最良だ。特にこいつみたいな
出鱈目な強さを持つ輩には特にな。」
『ラウラ』はそう言いながら持っているカロリーメイトを食べながらこう続けた。
「それに貴様も中々強いと聞く、近接格闘に関してはこいつ以上と聞いて私は是非試合を申し込みたいところだが。」
そう言いながら『ラウラ』はニヤリと不敵な笑みを浮かべるが
宗壱はアハハと乾いた笑みを浮かべてこう返した。
「いや、俺程度の実力じゃなあ。それに今は学年別トーナメント戦に向けて
特訓しているからその時にしないか?」
「ふむ、そんな催しがあるのならば話が早いな。なら・・・
奴を倒すならばその時だな。」
そう言って『ラウラ』はニヤリと笑っていると一体何があったんだと
宗壱はそう思っているとエルムがこう答えた。
「『ラウラ』織斑一夏に何だか執着って言うか逆恨みみたいな感じな事を
偶に言っているから気にしないでね。」
「逆恨みって?」
「ううん、私は知らないけどそのおかげで織斑先生って一年間ドイツで
教官してくれたからね。」
ソレデかなとそう言うと『ラウラ』が立ち上がってこう言った。
「それではまた会おう。」
そう言って『ラウラ』は席から離れた。
「さあ、ここがクーリェちゃんの部屋だよ!」
「おおおお、お邪魔しましゅ。」
クーリェはそう言ってシュウ達の部屋に入った。
現在放課後でありクーリェを部屋に入れた宗壱達は
クーリェの荷物(着替えだけ)を持っているので中に入って
自分は何処に寝るのかと聞くとエルムはこう答えた。
「クーリェちゃんは私のベッドで寝るんだよ、お揃いだね!
あ、けどもし嫌だったりして一人で寝たかったらそう言ってね。
私はシュウと一緒に寝るから!」
「お前どうせ裸で寝るからやめろって言うか止めてくださいお願いします。」
宗壱はそう言って最後に頭を下げてまで頼み込んだ。
男なんだから寧ろ役得だろうがと思いたいところであるが何せ男である以上
スタイル抜群の美少女と一つ屋根の下(裸で寝ることあり)で
然も同じベッドで寝るなど生活安全上且つ眠りの妨げになること
間違いないからだ。
そんな事はまあどうでも良いとして。
「良くない!」
地の分読むんじゃない!取敢えずだがクーリェはこう答えた。
「う・・・ううん、大丈夫。その・・・一緒に・・・寝ても良いの?」
クーリェがそう聞くとエルムはこう答えた。
「うん大丈夫だよ!寧ろ何時でも良いよ!!
私達これから一緒に暮らすんだから!!」
それを聞いてクーリェは少し嬉しそうにクマのぬいぐるみを握っていた。
「全く本国め、こんなものを寄越しおって。」
ラトロワ先生はそう呟きながらその機体を見た。
今彼女がいるのは格納庫、ここは各国毎に場所が決められており
今ラトロワ先生はロシアのIS格納庫に入っていた。
その機体は背面部に大型のサブアームが二本と
ハルバードの様な槍型の武器が8本、そして大型の盾と銃火器と言った武装を持つこの黒い機体はロシア製のIS『スヴェントヴィト』。
現在残されているISの中で最も汎用性のある機体である。
そしてその隣にあるのが水色の軽量装甲を持つ機体。
銃火器内蔵ガンランスを保有した機体『ミステリアスレディ』と
呼ばれる機体だ。
因みにこの二機は只のフェイクでありこれらは機体の整備の際の見本として
置かれているのだ。
それらを見てラトロワ先生はこう続けた。
「あの子がISを使うこと自体は何としてでも避けなければならない。
その時は・・・分かっているな?」
「ええ、そのつもりですよ。」
それに答えたのは楯無であった。
両名は其の儘少し話して解散した。
そして暫くして。