クロス・ストラトス   作:caose

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 例のあれが起動します。


システムの悪意

それからと言うものラウラは千冬からの教えを忠実に実行するだけで最強とまではいかなかったが其れなりの地位に迄返り咲くことが出来た。

 エルムの存在もあるであろうがそれでもラウラは千冬に対して感謝しかなかった。

 だからこそ気になったのだ。

 何故そこまで強いのかを聞こうと思い嘗て千冬に聞いてみると千冬は

こう返したのだ。

 「私に弟がいる。」

 「弟・・・ですか?」

 「アイツを見ていると分かる時があるんだ、強さとは一体何なのかを。

その先にあるナニカをな。」

 「・・・よくわかりません。」

 「今はそれでもいいかもしれんが日本に来た時に一度会うのも一興かもな。」

 そう言う千冬の顔をラウラは忘れようがなかった。

 優しい笑みを浮かべて何処か気恥ずかしくしているその表情に・・・

ラウラは知らずの内に嫉妬の感情を芽生えさせてこう思っていた。

 「(許せない・・・教官を・・・あの強く凛々しく堂々としている

あの人の顔をまるで・・・女の様な表情をさせる奴を・・・絶対に!)」

 だからこそラウラはその時から決めたのだ。

 織斑一夏を完膚なきまでに叩きのめして千冬の目をもう一度自身に

向けさせたいがためにあの時専用機持ち2人を一度に相手どったのに蓋を開ければタッグマッチとなってしまっただけではなく最も嫌な奴、織斑一夏相手に

共闘しなければならないと言う最悪な状況となってしまったが

それだけはなかった。

 ラウラにとって最悪なのはあのエルムが敵として現れたことだ。

 ラウラにとってエルム千冬を紹介してくれた恩人であるとともに好敵手とも

呼べる人間でありその実力は常にセーブされているがために判断できないが

下手したら千冬と互角とも言わんばかりかもしれないとも思っていた。

 そして鬼塔宗壱。

 織斑一夏と同じ顔をした男性であるが彼と違って実力も申し分ない存在である。

 そんな人間相手に戦ったのだから普通ならば諦めがつくかもしれないが

ラウラは違う。

 ここで負けたら自分は織斑一夏と同じく一回戦負けとなってしまう。

 そんなのになるのだけは御免被りたいと思っているラウラは力を欲した。

 何物にも負けない・・・最強の力を。

 すると何処かで・・・声が聞こえた。

 『願うか・・・?汝、自らの変革を望むか?より強い力を欲するか?』

 それを聞いてラウラはすぐ様にこう返した。

 「(構わない!あの2人にかけるのであるとするならば何を代償にしても良い!だから寄越せ!そのチカラを!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「本当に良いのか?それでよ??」

 「(?!)」

 突如先ほどとは違う声を聴いて何だと思って振り返ると

そこに立っていたのは・・・大柄の人間?・・・であった。

 何故?が付いたのかと言うと・・・顔に理由があるからだ。

 頭が・・・銃なのだ。

 いや、間違いではない。

 頭が銃なのだ、然もリボルバー型の。

 するとリボルバー型の頭をした人間が・・・何故か分からないが

口に煙草を加え乍らこう聞いた。

 「手前はそれで良いのか?そんな何処にあるか分からない訳も分からない力を

強請って手に入れて勝ったとしてもよ、ソレデ手前の目的は

達成出来るのかって話だ?」

 そんなうまい話があると思ってんのかよとそう聞くがラウラはこう返した。

 「(煩い!私は力が欲しいのだ!!最強の・・・あの教官の様なそんな絶対的な力を!!)」

 ガンとせずに真正面からそう答えると銃頭の人間はこう答えた。

 「・・・分かった、好きにすりゃあいいと思うけどよ・・・忘れるなよ?

俺は何時でもお前を待っているし見ている。お前がもし本当に力を欲して何の為に使いてえか分かった時に・・・あれを手に取りな。」

 そう言って銃頭の人間が指さした先にあったのは・・・何やら幾つもの

パイプの管で雁字搦めになっている銃がそこに鎮座されていた。

 「(何だアレハ?錆びているではないか?)」

 「今はな、だがお前が本当に何のために戦いてえ時にもう一度ここに来たのならあれは新品同様かもしれねえぜ?」

 そう言うと銃頭の人間はラウラの頭を・・・ガシガシと撫でながらこう言った。

 「本当に欲しいもんは目には見えねえのさ、手前はそれが分かって

何をしてえのか分かった時こそ・・・『俺達』の出番だぜ。」

 相棒と言って・・・ラウラの視界がぼやけて消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Damege Level D

 Mind Condition Uplift 

 Certification Clear

 Devilus Backhorn re.start

《Valkyrie Trace System》 Boot

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「グああああああ!!」 

 「「「!!!」」」

 突然のラウラの悲鳴を聞いて3人は驚くが突如として機体から音声が流れた。

 『機体に異常システム確認!デビルズバックボーンシステム強制起動!!』

 それと同時に煙幕が辺りを充満させると音声はこう続けた。

 『右腕部装備変更、拠点制圧用兵装に変更。左腕部兵装変更、

《ブリュンヒルデ》兵装に変更。』

 その音声と同時に右腕は自身の体を包めるかの様に大きな腕に、左腕はまるで

大剣の様な日本刀が現れると音声はこう締めくくった。

 『強制変更終了、《弾劾》形態移行完了。全システム再起動。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『《シュバルツア・レーゲン・フュンフ・ブリュンヒルデ》完全起動。』




 因みに出てきた銃頭は《ノー・ガンズ・ライフ》の十三本人です。
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