クロス・ストラトス   作:caose

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 事後処理が面倒だ。


事後処理

 「う・・・あ。」

 「気が付いたかラウラ?」

 千冬の言葉を聞いてラウラが目を開けると千冬がそこにいたのでラウラは

こう聞いた。

 「私は・・・一体」

 「何処まで覚えているか分かるか?」

 千冬がそう聞くとラウラはうろ覚え乍らもこう答えた。

 「確か・・・鬼塔と・・・ハインリヒと戦って・・・それから。」

 そう言うと千冬はこう続けた。

 「・・・本来ならばこれは重要案件である為機密事項にカウントされるため

口外禁止となっているが軍人でもある貴様ならばそれがどう言う意味なのかも

理解している事を踏まえて話すが・・・『VTシステム』を知っているか?」

 そう尋ねるとラウラはこう答えた。

 「は、正式名称は『ヴァルキリー・トレース・システム』。

過去のモンドグロッゾに於いてヴァルキリーの名を冠する者達の動きを

トレースするものでしたがですがあれは。」

 「そうだ、IS条約に於いてあらゆる国家・組織・企業に於いても

研究・開発・使用どちらかに於いても禁止となっているが巧妙に隠されてな、

操縦者の精神状態と意志、機体に蓄積されているダメージで

発動するようにされていたが丁度いたドイツ軍の関係者に問い詰められている

最中でな、近くIS委員会が強制捜査に乗り出すこととなっており良くても

ISコアの一部返却か最悪ドイツ軍その物が解体されてアメリカ軍の管理下に

置かれることとなるだろうな。ウクライナでの一件でEU内では色々と問題が

山積みなのに更に追加ときたものだ、全く問題を起こしてくれる。」

 千冬がそう言うとラウラは・・・しょぼんとした様子でこう呟いた。

 「私が・・・望んだばかりに。」

 「確かにそうかもしれんが早かれ遅かれこうなる事は明白であったこととなると

気が暗くなるがこれだけははっきりしたな。」 

 「?」

 「お前はお前だラウラ・ボーデヴィッヒ、これからお前が

どうしたいのかを決めろ。」

 「教官・・・。」

 ラウラは自身の頭を撫でてくれる千冬に対して少しだが・・・

甘えたくなりそうな表情をしていると千冬はこう続けた。

 「エルムから聞いたがお前は一夏を叩き潰すと言う目標でここに来たようだが

その『VTシステム』で奴を倒したのだからこれはこれでな。」

 其れとなとラウラに対して千冬は更にこう続けた。

 「普通ならば体の筋肉が断裂して最悪死ぬはずが筋肉痛で済んだのは

貴様の機体が関係しているのかもしれないな。」

 「え?」

 「何せ関節部分が摩耗しているだけじゃなくてシステムにもバグが幾つか

検出されていてな、コアその物の見直しも兼ねて

貴様は一度本国に送るという話にもなったが貴様の引き取り先は軍部だから

委員会がそれに対して抗議してきたからな。当面は貴様はこのIS学園が

引き取り場所となり機体については向こうから職員を派遣して

こちらの技術者監視の下でバグの除去を行う事となったから安心しろ、

それとエルムには後で礼の言葉でもかけてやれよ?アイツがお前を

止めたんだからな。」

 「!!・・・奴は?」

 どうなりましたかと聞くと千冬はこう答えた。

 「ああ無事だ、検査を終えて食事しているのであろうが先ほどまでお前をずっと見ていたから何か言っておけヨ?」

 それじゃあなと言って千冬は部屋から出ていくのを見てラウラは

ベッドに倒れ込んでこう思っていた。

 「(あいつは何時も私を救ってくれているな、教官を紹介してくれたのも

奴だった・・・本当に面倒くさい・・・優しい奴だな。)」

 そう思いながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『トーナメントは事故により中止となりましたが今後の個人データ指標と

関係するため全生徒の一回戦を執り行いますので場所と日時の変更につきましては各個人端末で確認の上』

 宗壱はそれを聞きながら海鮮塩ラーメンを啜り乍ら見ていると

エルムは肉うどん、クーリエは焼きそば(お子様サイズ様にしている)を

食べておりそんな中で宗壱はエルムに向けてこう言った。

 「ありがとうなエルム、危機一髪だったぜ。」

 「良いよ別に、それに今回のMVPは間違いなくクーリエちゃんなんだから!!」

 「そうだったな・・・ありがとうなクーリエ。」

 宗壱はそう言いながらクーリエの頭を撫でているとクーリエは目元を細めて

何やら擽ったそうな表情をしているとそんな中で・・・翼と奏が3人に

近づいてこう言った。

 「宗壱!大丈夫であったか!?」

 「怪我とかは・・・してなさそうだな。」

 2人はそう言いながらランチを持ってくるとエルムがクーリエを自身の太ももに座らせると翼と奏が互いにこう言った。

 「それにしても暴走するとは驚きだったが本人は大丈夫なのか?」

 「ああ、今は保健室で休んでいるようだけど直ぐよくなるってさ。」

 「けどお前らも災難だったなあ、そんなとんでもない機体相手に

よく戦ったな。」

 2人はそう言いながら夕食(中身はご飯と味噌汁、サザエのつぼ焼き、

薩摩芋の甘煮)を堪能していると・・・山田先生が宗壱を見てとてとてと来た。

 「ええと鬼塔君で良いんですよね?!」

 「あ、はいそうですけど・・・何か?」

 ありましたかと聞こうとするとエルムがクーリエを連れてこう言った。

 「それじゃあ私達先帰ってるから。」

 「おお、じゃあな。」

 そう言って帰るエルム達を見送ると宗壱はこう聞いた。

 「それで一体・・・何か?」

 「その前にありがとうございます、今回の一件。」

 「良いですよ別に、俺はそれほど活躍していませんし。」

 「ですけど本当でしたら教師でもある私達がやる事でしたので

お礼位はしないと。」

 そう言うと山田先生は宗壱に向けてこう言った。

 「鬼塔君に朗報です!何と今日から・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・男子の大浴場使用解禁です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あれ?ボイラーが直ってる?・・・クーリエちゃん一緒にお風呂入ろ!」

 「う・・・・うん。」




 次回はお風呂。
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