「お風呂お風呂~~♪」宗壱はウキウキした気分で大浴場に向かっていた。
ようやく来ることが許されたこの状況を有効活用する手はないと考えて
行っている中で宗壱はこう思っていた。
「織斑一夏も来るのかな?」
それはそれで嫌だなあと思っているがその心配は皆無である。
何せ当人はラウラの攻撃で気を失っている為この事は聞いていないのだ。
そんな中で宗壱は知らずの内に向かって行くと山田先生が見張りとして
立っていた。
「ア、来ましたね鬼塔君。こちらですよ~~。」
「あ、山田先生。すいません見張りなんてしなくても。」
「いえいえ、これも教師としての仕事ですし今回は本当のご苦労様でした。後はゆっくりと浸かって体の疲れを癒してください。」
山田先生の言葉を聞いて宗壱は中に入ってみた。
「うおお・・・流石国立。金の使い方が違うなあ。」
宗壱は脱衣所を見てそう呟きながら服を脱いでいるが実はと言うと既に・・・
先客がいたのだ。
そう、宗壱の使っている脱衣所の反対側の向かいにある2つの・・・
服がある事を。
「ウォォォォ・・・風呂の中は更に広いんだなあ。」
宗壱はそう呟いて先ずは体を拭こうとしてシャワーのある場所まで向かって
洗おうとすると・・・宗壱はこう言った。
「あれ?石鹼は何処だ?」
そう言っていると・・・隣から声が聞こえた。
「ハイ、シュウ。」
「おお、ありがとうなエルム。」
宗壱はそう答えて石鹼を貰ってタオルに付けていざ洗おうとした瞬間に・・・
何か違和感に襲われた。
「?今日は俺一人だけだったはず・・・だよな。」
そう言いいながらギギギと錆びた人形の様に首を石鹼をくれた方向を見ると
そこには・・・2人の少女がそこにいた。
「あ、シュウ。」
「・・・・・ふぇ?」
裸になっているエルムとクーリエがそこにいた。
クーリエはエルムから頭を洗ってもらっているのであろうか、
頭に泡が付いており運が良かったのかどうかわからないが泡で体全体が
見えないようだがエルムは違っていた。
クーリエの頭を洗っている為顔に泡が付いていたがそれ以外は
全部丸見えであった。
前に宗壱がうっかり見てしまったエルムの裸だがお風呂に入っていたのか
どうかわからないが少し赤くなっており白い肌と混じって
綺麗な感じになっていたが当の宗壱はそれどころじゃなかった。
「くぇwrてrついゆおぴうおいytyrちぇrwqw!!」
宗壱はそれを見て驚いて転がりながらもエルムとクーリエに向けてこう聞いた。
「ナナナナナナ何でここにいるんだ!?」
そう聞くとエルムがこう答えた。
「え?帰る時にお風呂が直っているなあって思ってたから疲れを癒すために
来たんだけど?」
「山田先生は!?」
「会ってないよ?」
「となると・・・つい数分前って所かよ。」
宗壱はそれを聞いてマジかよとそう思っていると仕方ないといって
出ていこうとするとエルムがこう聞いた。
「あれ?入らないの??」
「ああ、正直な所今回だけじゃないって分かったから次の時に。」
「一緒に入ろうよ~~?折角来たんだからさあ。」
「女の子と入るか普通!常識で考えてくれ!!」
「軍じゃあそういうの教わらなかったから!」
「胸張って言うなって見える見える!!」
宗壱は慌ててそう言うと・・・隣にいたクーリエが宗壱の手を掴んで
こう言った。
「一緒に・・・入ろ?」
そう言いながら首を横にしてかくんと傾けていると宗壱はそれを見て・・・。
「うぐ。」
少しだが意志が傾きそうになり始めるとエルムが突如抱き着いてこう言った。
「クーリエちゃんもこう言っているんだからさ、一緒に入ろー-!!」
にこやかにそういうエルムを見て・・・。
「もう・・・勝手にしてくれ。」
宗壱は諦め口調で前のめりになってそう言った。
「ふ~~。」
クーリエは何やら気持ちよさそうにぷかぷかとエルムに抱きしめられながら
浮いているとエルムはクーリエの頭を優しく撫でていた。
「気持ちよさそうだな・・・・俺は今煩悩消し去るのに必死なのに。」
「何か言ったのシュウ?」
「イヤなんでもない!」
宗壱はそう言って風呂に入っているとエルムが宗壱に向けてこう聞いた。
「それにしても色々あったねえ。」
「ああ本当だなあ。」
そう呟きながら今回の戦闘を振り返っているがよく生き残ったなあと
そう思っているのだ。
するとエルムは宗壱の肩に頭を乗せてこう言った。
「今日は大変だったからさあ、これくらいしても良いでしょう?」
「・・・・・おう。」
宗壱はそれを聞いてもう諦めて其の儘お風呂を再開した。
「それじゃああのシステムは貴様ではないと?」
『何言ってんのさちーちゃん!束さんが作るのは十全な最高傑作だよ!!あんな不細工造る訳ないじゃん!!それとあれを作った馬鹿どもは束さんが
みっちり恐怖を与えて病院送りにしといたから!!』
「そうか、ならば」
『ああそれとさちーちゃん!***ちゃんの事なんだけどさ!』
「アイツの事はもう諦めろ、今のアイツは」
『ふふ~~ん!こう見えても束さんはファンクラブ会員なんだから
そういうのはちゃんと理解してるよ!!ああそれとさ、誕生日プレゼント楽しみにしておいてねって伝えておいて~~!!』
そんじゃと言って切られたのを見て・・・千冬はこう呟いた。
「全く・・・いい加減に妹離れしろと言うのに。」
そう言いながら夜空を見上げる千冬であった。
因みにだが織斑一夏は今回風呂には入れなかったため少しであるが
泣きそうな顔になっていた。
次回は3巻だぜ!!