そして宗壱達が部屋から出てクーリエと共に向かって行くとある物を見つけた。
それは庭に刺さっていると思われる人工物の・・・兎耳であった。
然も・・・『抜いてください』と看板が刺さっていたがぶっちゃけた話怪しさ
満々であったが為全員見て見ぬふりしてそこから立ち去っていくと・・・何かキィーーンと上空から音がして何だと思って見てみると目に映ったのは・・・
ミサイル状のナニカであった。
「全員逃げろー------!!」
宗壱は三人に向けてそう言って翼達を押し倒してISを展開した瞬間に
それが着弾した。
「一体何なんだよ!」
「ロシア残党軍の攻撃か!?」
奏がそう言うと砂煙が晴れて現れたのは・・・これだ。
「人参?」
クーリエがそう呟いて人参型のロケットを見るとそれがぱかりと竹を割ったように別れると中から・・・奇抜な服装をした女性が現れた。
「は~~い、皆のアイドル『篠ノ之 束』だよ~~!」
出てきたのは一人『不思議の国のアリス』をごっちゃにしたような服装の女性。
『篠ノ之 束』本人であった。
すると『篠ノ之 束』は翼を見て・・・目を輝かせながらこう言って跳んだ。
「『箒』ちゃー--------ん!!」
「「『箒』?」」
何その名前と宗壱とクーリエがそう思っているが束と翼の間に奏が割り込んで『束』から離れさせると『束』は奏を見て・・・目をギロリと睨みつかせて
こう言った。
「おいお前邪魔だよ、アタシと『箒』ちゃんとの中に割り込まないでくれる?」
「そうはいかねえんだよなあこれが、アタシは翼の相棒なんだ。勝手に
抱き着かれて貰っちゃあ困るんだよ?」
そう言って奏は翼を抱き寄せると『束』奏に向けてこう言った。
「ハア何言ってんの?『箒』ちゃんは『箒』ちゃんだよ、ねえ『箒』ちゃん♪」
『束』は翼に向けて笑顔でそう言うが翼は意を決してこう言った。
「私は『箒』ではない、私は『風鳴翼』。風鳴八鉱の娘だ!」
「何言ってんの『箒』ちゃん?!正真正銘間違いなく『束』さんの」
「私は貴方の言葉など知りませんので帰って下さい迷惑です。」
「『箒』ちゃん何言っているの!?私だよ私、おね」
「いい加減にしろよ!」
宗壱は『束』に向かってそう言うと宗壱はこう続けた。
「本人が違うって言っているのに詰め寄って迷惑しているって分からないのかよアンタは!?」
「はあ?!お前だれだよ?『いっくん』に顔が似ているだけの有象無象が
吠えるな?」
「生憎だけど俺も翼さんの関係者なんだ!同じ仲間だから困っている時に
助けることが出来ないなんて男である前に人間失格だろ!!」
「宗壱・・・。」
翼は宗壱の力強い言葉を聞いて涙目になるが『束』は宗壱に向けてこう言った。
「へえ、『束』さんがその気になればお前の家なんてすぐにでもぶっ壊して」
「やってみろよ!こちとらアンタみたいなテロリスト集団相手に
何回も追い返しているんだからな!!」
「『束』さんがそこら辺の」
「いい加減にせんか貴様ら!!」
「「「「「!!!!!」」」」」
そう言って出てきたのは・・・織斑千冬であった。
「ああ!ちーちゃん!!」
「『束』、やはり貴様かって何しに来た?」
「えええ、決まってるじゃん!プリティラブリィなマイシスターのほ」
「妹など何処にいる?」
「え、何言っているのかなちーちゃん、『箒』ちゃんはあそこに」
「お前が指さしている場所で私の目に映っているのは
斑鳩グループのIS部隊に所属している『風鳴翼』だ、
『篠ノ之 箒』などおらん。」
「千冬・・・さ」
翼が言いかけようとすると千冬がウインクしてそれを止めさせると
千冬は『束』に向けてこう言った。
「さてとだが、クラスは違うが私にとっては教え子には変わりない
『鬼塔 宗壱』に向けて何をしようとしているのだ貴様は?」
「其れはこいつらが私と『箒』ちゃんとの」
「いい加減に大人になれ『束』、貴様が言っているのは餓鬼の癇癪と
さほど変わらんぞ。それにこの光景を見たらだが確実に貴様が悪い事くらいは
見当がつく。」
「た、『束』さんは悪く」
「お前は昔からそうだったがこれはやり過ぎだ、本人が違うと
言っているのだから違う。それでいいだろう?」
「そんなの納得が」
「良くもいかないもそれが現実だ、それに仮に翼が貴様の言う
『篠ノ之 箒』だとしてもお前の事を姉と認めるか?」
「どういう意味!」
「其の儘の意味だ、貴様が身勝手な事をしたせいで両親共々離れ離れになって
幾つもの街を転々としてその元凶が出てきてお前を許すとでも思うか?
人生を無碍にさせた張本人に対して?」
「・・・それで何が言いたいのちーちゃんは。」
「簡単な理由だ、お前の事など姉とも思わん害虫としか
思っていないという事だ。」
「そんな事!!」
「思っていないとも言えるか?貴様がどうであれ『篠ノ之 箒』の人生を
破壊しつくした貴様に対して。」
そう言うと『束』は黙ってこう言った。
「分かったよ、『今日』の所は退くよ。じゃあねえ『箒』ちゃん!」
そう言って『束』は何処かへと立ち去って行った。
それを只々見ている事しか出来なかった。
次回は海です。