束が出て行ったのを見て宗壱は翼に向けてこう聞いた。
「ええとさ・・・大丈夫か?何か人間違いされて」
「いや・・・人違いではない。」
「?」
宗壱はそれを聞いて首を傾げると奏がこう言った。
「宗壱、この話なんだけど後で部屋で良いか?夕飯が終わったら話す。」
「・・・分かりました、そうしますけどエルムはどうします?」
「アイツも加えておいてくれ、長い付き合いだしな。」
奏がそう言うと翼と共に着替えに向かって行くのを見て千冬は宗壱に向けてこう言った。
「さてと、貴様も速く遊びに行ってこい。我々教師陣は仕事があるのでな。」
「ああ・・・ありがとうございます織斑先生!」
「何・・・色々なるからな、誰でも。」
そう言って千冬が去るのを見て宗壱はエルムに向けてこう言った。
「さてと・・・俺達も行くか。」
「・・・(((uдu*)ゥンゥン。」
クーリエはそれを聞いて頷いてから向かって行った。
「ああ!遅いよシュウ!!」
「悪い悪いエルム、ちょっと遭ってな。」
「それって翼さん達と何か関係あるの?」
「まあそんなところだけどエルムも晩飯終わったら部屋に来てくれないか?
教職員室の真向かいだから。」
「うん良いけど何かあるって事。」
「ああ、翼さんが何か話したいって言っていたからそれで。」
「うん分かったよ、皆には取敢えず言いくるめておくからそれじゃ行こ
クーリエちゃん!!」
「ハ~~い。」
そう言ってエルムはクーリエと共に着替えに向かって行った。
「織斑一夏はいないようだな・・・着替えるか。」
そう言って宗壱は着替えている中で丁度隣が女子用の着替え室である為隣の声が丸聞こえとなっていたのだ。
『うわあミカってば胸大きいね!また育ったんじゃないの~?』
『きゃあ!ちょっと揉まないでよ!!』
『嫌々それにしてもエルムさんも結構大きいって言うかナニコレ
Kカップってどんだけ大きいのよ!?』
『う~~ん、どんだけ大きいて言われても・・・砲弾みたいかな?』
『それ私達貧乳に喧嘩売っているわよねあんた!!』
『ちょっと鈴落ち着きなさいよ、ここで暴れたら弁償ものだよ!!』
『煩いわねティナってアンタだって大きいじゃないの!?水着なんて大胆だし胸はみ出てるじゃないの!!』
『そうかしら?アメリカじゃあ普通と思うんだけど?』
『ここは日本ヨ!もう少し露出控えなさいよね!!』
『ああ御免御免、鈴じゃ余る物ねエ。』
『ヨシコロソ。』
その後から何やらドタバタと音がする中で宗壱は先ほどのエルムの言葉を聞いて頭に残っていることに嫌気を感じていた。
「(エルムはK、トランプの13番って何考えてんだおれは!仲間に向かって
何あほな事ってまあ確かに胸結構大きかったってこんな事考えてたら股間が
ヤバい事になるから忘れろ俺忘れろ!!)」
そう思っているが他にもこの様な声があった。
『奏さんって凄い腰細いですよねえ、それに胸だって。』
『嫌々アタシよりも翼だろ?あの年でアタシと同じだから卒業頃には
とんでもない位に大きくなっているって事も。』
『何言っているんだ奏は!?大きくても良い事なんて一つも』
『まあそれはあたしも良く分かっているけどな、けど其れ今言うなよ?
何せ大暴れしている奴がいるんだからな。』
『あ・・・ああそうだな。』
この様な声があったのだ。
そして宗壱が出てくるのを見て既に外に出ていた生徒達が宗壱の上半身を見てきゃあきゃあとこう言った。
「あ、鬼塔君だ!」
「ウ、嘘!わ、私の水着って大丈夫だよね!?変じゃないよね!!?」
「わ、わ~、体カッコいい。鍛えているよね絶対あの筋肉。」
「細マッチョだ・・・良いなあ。」
「鬼塔君~~、後でビーチバレーしようよ~~!!」
「おお、後でな。」
宗壱はそう言いながら準備運動をしていた。
海で溺れたくないと思っている為そうやっていると背後から・・・
足音が聞こえて誰かがこう言った。
「い~~ちか~~!!」
そう言って何かを感じた宗壱が避けると飛び込んできた相手は其の儘・・・海に真っ逆さまに落ちて云った。
「ちょっと!何で避けるのよアンタ!!」
海からざばーっと現れたのは・・・鈴であったが未だ宗壱の事を織斑一夏と
勘違いしているがためにこう言った。
「俺は宗壱だ、織斑一夏じゃねえよ。」
「え・・・あ、御免。」
「気を付けてくれよ?首に当たっていたらヤバいんだからな。」
そう言うと鈴はぶすりとしながらも海に潜ろうとすると宗壱が
こう言って止めた。
「ちょっと待てよおい!準備運動しないのかよ!?」
「良いのよアタシは!運動神経抜群なんだから!!前世は人魚だったわ!!」
そう言って泳いでいっていくのを見て宗壱はこう呟いた。
「溺れても知らねえぞ?」
そう言って準備運動を再開すると翼達もやって来た。
「よう、こんな所で何しているんだお前?」
「ああ、奏さん。ちょっと準備運動をしていまして。」
「生真面目だなお前、アタシらはこれからサンオイル塗ろうと思ってな。」
「泳がないんですか?」
宗壱がそう聞くと後ろでシートを広げている翼がこう答えた。
「私達はアイドルなのだ、日焼けをして水着を着た時に跡があると
困るからな。」
用心だなと言うと奏はパラソルを広げてこう言った。
「じゃアタシら向こうに行っているからじゃあな。」
「ああはい、それじゃあ。」
そう言って離れていくのを見届けてから宗壱は再開し直した。
次回はエルム達が来ます。