クロス・ストラトス   作:caose

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 後処理は最も重要である。


戦闘の後処理

 「意外にやるな。」

 ノレアはそう言いながらショットガンを放っていると宗壱達は其処から

離れる・・・のではなく迫ってきたのだ、ショットガンはその性質上それなりの

距離でないと弾丸が破裂して内部の弾丸が拡散されない為近距離戦であればその力を

発揮でないことから宗壱達はそれを利用するも脚部サブアームにあるブレードで

受け止めると今度は翼と奏も近距離戦で向かってきたのでそれを見たノレアは舌打ちしてショットガンをパステロッテに収納して今度は腕部から・・・チェーンブレードが出てきて2人の攻撃を受け止めたのだ。

 「「「「!?」」」」

 それを見て宗壱達は目を大きく見開く中ノレアは4人に向けてこう言った。

 「あたし・・・近接格闘が得意だから。」

 それじゃあと言って機体を回転しながら4人を・・・弾き飛ばしたのだ、そしてノレアは成程ねと言ってこう続けた。

 「あんたら意外にやるじゃん、けどさ・・・あたし一人だけだと思う?」

 ノレアがそう言って周りを見渡せると・・・ドゥーとソフィがこっちに来るのを見て

畜生と宗壱が毒づいていると・・・地上でも同じであった、楯無とスコール・ミューゼルが炎と水の激突死合いをしていた。

 「はああああああああ!」

 「しつこいわよ叔母さん!」

 互いにそう言いながらガキがキと剣檄がぶつかり合う中・・・上空から声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そこ迄だファントムタスク。」

 そう言って現れたのは・・・打鉄を身に纏っている千冬とラファールを纏っている

山田先生であった。

 「あら・・・織斑千冬がいるという事はそろそろ時間なのかしら?」

 スコール・ミューゼルがそう聞くと更に数機の敵機の反応が見えたので

面倒ねえと思いながらもスコール・ミューゼルは更識楯無を・・・睨みつけていた、

本来ならばここで更識楯無を殺したい所なのだが更に来るであろう敵機を考えて・・・

スコール・ミューゼルは断腸の思いでこう言った。

 「・・・退くわよ、此の儘戦ってももう意味がないわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを聞いてドゥー達は構えていた武器を降ろすとそれぞれこう言った。

 「・・・機体が手に入ったしまあいいや。」

 「それに~~あたしも結構楽しかったからねえ~~。」

 「私も満足した、まあアンタラみたいに倒してないけど。」

 互いにそう言うと其の儘機体毎下がるのを見て宗壱がこう言った。

 「おい待てよ・・・此の儘勝ち逃げする気なのかよ?」

 宗壱がそう言うが・・・はんと鼻息荒してソフィがこう返した。

 「あんたらあたしらに勝てる気なのオ?」

 「まあ確かにあれよりも強いかもしれないけどね。」

 ドゥーはそう言って下にいる織斑一夏に目を向けていると最後にノレアがこう言った。

 「けどあたしらも本気じゃないから・・・覚えといて、こっからが

本当の戦争だったことを。」

 ノレアの言葉を最後の3人が立ち去るのを見て宗壱は・・・畜生と舌打ちして・・・

自らの力の無さを呪うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「被害報告です、先ずはティナ・ハミルトンですが機体の損傷だけで体の方は

少しの安静で済みそうです。」

 「そうか、私がもう少し早く動いていれば。」

 織斑千冬はそう言って自らの力の無さを呪っていた。

 現在の時刻は午後4時、キャノンボールファストは中止となり当時

メンテナンスをしていた三年生を除いた専用機持ち全員が傷を負っているか

機体の整備中である、そして何よりも・・・今回の被害が大きすぎるのだ。

 会場の9割が破損しその内7割未満が最悪の損害、更に言えば被害総額が

馬鹿でかい事から今回の損失の責任をIS学園に催促すると同時に警備の厳重化と

ISの待機状態の感知システムの開発と戦術機を主要とした警備開発部隊の創設を

呼び掛けていた。

 「今回の被害についてはIS学園に来ておりまして其れと同時に各国からも苦情が。」

 「そっちの方は委員会の外交部門の方に任せておこう、それでだが一番重要な・・・ティナ・ハミルトン以外の専用機持ちはどうだ?」

 織斑千冬が佇まいを正してそう聞くと・・・報告していた担当が・・・

こう切り出した。

 「酷いの一言です、織斑一夏は怪我自体は軽傷ですが白式は重度の損傷具合でして

今は倉持技研に預かっております。」

 「そうか・・・一夏の方は私から報告しよう・・・次だが。」

 「はい、鳳 鈴音は重症の中でも最もです。現在は集中治療室で今でも治療中です、

甲龍の方は機体の損傷が他よりも厳しく恐らく本国に行かなければ整備も

難しいですが・・・こちらも問題・・・いえ完全に大問題となります。」

 そう言って見せたのは・・・セシリア・オルコットに関してであった。

 「セシリア・オルコットについてですが・・・機体をファントムタスクに

奪われました。」

 「!・・・色々と考えていた中で最悪な。」

 「コア毎ですしおまけに情報も奪われたともなればイギリスは只ではすみません、

セシリア・オルコットは両腕を骨折し右目も火傷を負っておりますが政府は早急に今回の責任についての追及の為に本国に強制送還されました。」

 「それ程の怪我でか・・・いや、それほどの怪我ですら程度としか

考えていないだろうなイギリスも専用機を2機も事実上奪われているからな。」

 コアも含めてもだがなと言うと織斑千冬は担当官に向けてこう言った。

 「今回の戦闘における詳細な報告書を纏めてくれ、各国の動きにも考えて

対応するようにな。」

 「了解しました、では。」

 担当官がそう言って立ち去って行くと織斑千冬は只一人残された部屋でこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ファントムタスク・・・面倒な事をしてくれるよ。」




 次回は宗壱の誕生日。
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