『せーの・・・誕生日おめでとう宗壱!』
生徒達の乾杯の音頭が宗壱達と共に誕生日を祝っていた、
あのキャノンボールファストの後取り調べとかで解放されたのは4時過ぎであったがために誕生日のステージが斑鳩兵器産業グループの鬼塔研究所にて誕生日パーティーが
執り行われていたのだ、エルムに翼と奏、更にクーリエ、4組のクラスメイトに・・・
ダリルにフォルテ、更識楯無、そして布仏姉妹にティナが参加していたのだ。
本来ティナは養生として保健室にいるべきであろうが本人の強い参加要望で
ここに来ているのだ、何せ・・・おやつとかが只で食べられるからと言う理由であろうが。
「いやあやっぱり怪我した時には甘いものだよねえ!」
「其れでも食い過ぎだぜお前?ほら野菜と肉も食ってろ!」
「ぐぼあ!せせせ先輩食べます食べますからお願いだからつぶぶぶぶ!」
ダリルによってティナの口に肉や野菜等を無理やり押し込んでいるのが見えて
アハハと宗壱はそれを眺めている中エルムは宗壱にプレゼントを渡したのだ。
「はいシユウ!誕生日プレゼント!!」
そう言って手渡したのは・・・赤い宝石・・・ルベライトの宝石が付いた指輪であった。
「これを俺に?」
「うん!シユウは皆の為に頑張ってくれてるからね!!だからお礼だよ?!」
それを聞いてシユウはありがとうなと言って付けると宗壱はエルムに向けてこう答えた。
「ありがとうなエルム、大事にするよ。」
「えへへへへ。」
エルムに向けてそう言いながら頭を撫でているとエルムはまるで尻尾が生えて
犬の様な感じであったのを参加していた全員がそう見えた。
するとそれを皮切りに翼と奏達も出してきたのだ。
翼は着物、奏はフルスペック型時計、フォルテはほいと言ってコーヒーセット、
ダリルはと言うと・・・これであった。
「あのこれって・・・拳銃・・・ですよね?」
「おおよ、アメリカが造り上げた『ロガックP=18』カスタムモデルであたしの
叔母さんが前にあたしに送ってくれた絶版拳銃だ!!あたしももう一丁持ってるから
お揃いだ。」
そう言って懐から同型の拳銃をソリッド越しから出すがそこから見える・・・
黒のレースが付いたパンティーが見えて宗壱はびくりとして視線を逸らすと
ダリルはそれを見て・・・ニヤリと笑ってこう言った。
「すけべ。」
「何言ってるんですか!」
宗壱がそう言う中ええとねとクーリエが出てくると・・・クーリエは絵を見せたのだ。
クレヨンで描いたのであろう・・・エルムと宗壱、そしてその間に自分が笑顔で
描かれている絵を見せると宗壱は・・・自然な笑みを浮かべてこう答えた。
「ありがとうなクーリエ、大事にするぜ。」
「うん!」
クーリエの頭を撫でている宗壱はまるで本当の父親の様な感じであった。
それを見ていた久三は優しく笑みを浮かべてこう思っていた。
「(出来ればこの幸せが長く続くことを僕は願いたい。)」
そんな中織斑一夏はというと・・・保健室にて畜生と思っていた、原作にはなかった
あれ程の強敵に手も足も出なかったことが苦痛で何よりも・・・悔しくて
たまらなかった。
「(何だよ・・・何なんだよあのISはよ!それにあのパイロットも
原作にはなかった・・・何でこんな事に・・・セカンドシフトすらしてねえ・・・
それだけじゃなくて俺はハーレムも碌に出来てねえ・・・糞が・・・糞が!)」
そう思いながら織斑一夏は白式に向けて八つ当たりめいた声でこう言った。
「何で手前はセカンドシフトしねえんだよ!このポンコツの出来損ないが!!
手前のせいで俺はこんなに弱いんだよ!?ああああああああああ!あいつの!
鬼塔みてえなすげえISさえあれば俺は・・・俺は・・・畜生がーー!!」
そう言いながら白式の待機形態を乱暴に投げ捨てると白式は床に叩きつけられたのだ、その時の白式はまるで・・・辛い・・・助けてと言わんばかりに夜闇の星が涙の様に
待機形態を輝かせていた。
「楊候補生管理官・・・何の用でございましょうか・・・?」
鈴音は楊を見て恐怖の視線を向けていると楊はそうですねと言ってこう答えた。
「鳳 鈴音代表候補生、先ほどの戦いとこれ迄の戦績から此の儘では貴官が
代表候補生として存続できるのが難しくなっております。」
「そ・・・其れって私はクビって事ですか!」
鈴音がそう言うといいえと言ってこう続けた。
「ですがこのままいけばその可能性は出ると言う訳です、ですが此の儘機体のデータが入るかと言えばそれは現在薄いので新しく代表候補生を2人程送りますので彼女達とのデータの差異次第では・・・覚悟してください。」
それを聞いて鈴音は力なくだが・・・はいと答えるしかなかったのだ。
そしてセシリア・オルコットはと言うと・・・。
現在彼女はイギリスの総領事館から派遣された車に無理やり乗せられていた、
何せ負けただけではなく・・・IS迄もが奪われたのだ。
其の為半ば無理やり呼び出されてしまいセシリア・オルコットの残った片眼は・・・
震えていたのだ。
もしかしたら自分は此の儘本国に強制送還されるんじゃないかと思いながら
セシリア・オルコットは前にいる運転手に向かって・・・こう言った。
「速く総領事館に行きなさいな!此の儘では私の立場が無くなりますわ!!」
そう言っていると・・・セシリア・オルコットが乗っている座席から・・・
嗅いだことが無いナニカを嗅いで・・・まさかと思っている中でどんどんと意識が
失って行きそして倒れると・・・運転席にいる運転手がこう言った。
「・・・ターゲットは今眠った、此の儘運送して例の施設に送ります。」
『ご苦労様、その娘は活性化再生治療を施させて・・・後は例の施設にて
可愛がってもらいなさいな。』
「へへ・・・了解。」
運転手の男はそれを聞いて・・・下品な笑みを浮かべていた、この時の
運転手のいる場所とは見えない極薄のアクリル板が間にあり睡眠ガスが
入らないようになっているのだ。
そしてその後セシリア・オルコットを見た人間は誰もいなかった。
次回は7巻目です。