それからと言うもの奏と翼はISの訓練や勉学等を集中的に(特に奏)行い
機体調整も念入りに行っていた。
そして宗壱の方も順調に捗っており発表出来る位の完成度迄仕上げていた。
それだけではなく全ての機体の強化兵装なども製造し始めており少しずつであるが機体に装備されていくこととなっている。
そんな中で久三はコーヒーを飲みながら《灰戦騎》の兵装を眺めていた。
これらを基に新たな兵装を作るためという大義名分(実際は眺めていたいだけ)で見ていると久三はこう思っていた。
「(社長の話によればIS学園の学園長とも話はついているから卒業後に
発表されるって事が決まったし進路についての入学金は奨学金で何とするって
言ってたし後は荷造りに必要な物資の運び出しの準備ぐらいだな。)」
そう思いながら更にこう続けた。
「(思えばあの子を育てて15年、色々とあったけどそれなりに充実した
毎日だったなー、3年・・・長期休暇除いてもあの子と一緒に暮らせれるのは
もうあと僅かか。)」
なんだか寂しくなるなあとそう思いながらコーヒーを飲んでいると・・・斑鳩から電話が来たので受話器を取った。
「はい社長、どうしましたか?」
『貴様の所にテレビあるな?』
「ええありますけど何かありましたか?」
『点けて見ろ。』
「?」
何だろうと思って点けて見るととある情報が流れてきた。
その内容は・・・これだ。
『世界発の男性IS操縦者発見!名前は《織斑一夏》!‼』
「ぶふー!!」
とんでもないニュースを見て久三はコーヒーを噴出したがそれだけでは
なかった。
その相手が正に・・・宗壱と瓜二つに程近い人間なのだ。
「ちょ!?何ですかこれって言うか宗壱と殆どそっくり・・・まさか!?」
『ああ、恐らくは例の計画の生き残りだろうな。』
「マジかよ・・・こんなの明らかにしたら風鳴さんも只じゃ。」
『確かにな、それとだがその風鳴殿からだがお主の息子についてデ
報告するそうだ。』
「ちょっと待って下さいよ!あの計画がバレるってさっき」
『いや、所詮は似た人間として片す。それに今公表してもそこに宗壱を匿えれば安全だし先ほどの少年は千冬殿の家に置いておき二十四時間監視させるために
更識を派遣するそうだ。』
「あの有名な対暗部組織ですか・・・厄介な事になりそうだなあ。」
『まあな、だが今後の事考え我がグループからも護衛部門の連中を
派遣させよう。・・・大人の我儘に子供を巻き込ませるのは如何せんな。』
「ええ・・・本当ですよ。」
その後鬼塔宗壱の存在が世界にバレたのはそれからすぐの事であった。
「本当に済まない宗壱!この埋め合わせはちゃんとするから!!」
「いや良いよ父さん、俺は気にしていないしって言うか友達からは
『女子校に通えるなんて羨まシネ‼』何て言われてるしな。」
「アハハ・・・それもどうかと思うけどな。」
久三はその友達はまあ半分は冗談であろうなとそう思いながら今後の事を
考えていた。
「(やれやれ・・・これからどうなる事やら。)」
そう思いながら夕焼けを眺めていた。
次回は各国と原作ヒロイン及びオリヒロインサイドから見た反応です。