「ああもういい加減にしなさいよネ!」
「全く・・・面倒な兵装の様ねえ。」
鈴音と楯無は互いにそう言いながらゴーレムⅢとやりあっていた、
何せ防御シールド発生ビットと絶対障壁妨害能力と言う厄介めいた兵装に2人は
ボロボロの状態でそれを見ているとゴーレムⅢは右腕のブレードを構えた瞬間に・・・
「うおりゃああああああああああ!」
宗壱が大型クローでゴーレムⅢ目がけてシールド事貫いて・・・破壊したのだ。
「「!」」
2人はそれを見て驚いている中宗壱は次だと言って飛び立つのを見て楯無は鈴音に向けてこう言った。
「私達も追うわよって言うか・・・あれ追える?」
「無理でしょ!」
鈴音は楯無に向けてそう答えた。
「うおらあああああ!」
「やあああああああ!」
ダリルとエルムが互いにゴーレムⅢ相手に近接格闘で向かい合っているがそれでも硬く強力な力を持つゴーレムⅢが上位に立っているこの状況の中どうやって戦うと考えて・・上空から強力な砲撃がゴーレムⅢを貫通した。
「「!?」」
2人は一体誰と考えて上を見て・・・宗壱を見て2人はこう言った。
「「シユウ!」」
互いにそう言うと宗壱は背面部にアルレールガンを使って照準を定めていると
そこで目にしたのは・・・既に殆どのパーツが失っていて両腕が損失した
ゴーレムⅢを見て宗壱はもう一度照準を合わせて・・・攻撃した。
それは貫通したと同時に・・・機体は消滅した。
「すげえなお前何だ他所の武装はよ!」
「いやあ俺も・・・ここ迄とは思わなくてつい。」
「シユウ!」
「ぐぺあ!?」
宗壱はエルムに思いっきり抱き着かれて・・・吹き飛びそうになりながらも
何とか根性で姿勢を直して・・・こう言った。
「そ・・・其れよりも速く残っているあの無人機」
『そっちの方は問題ない。」
「「ラトロワ先生!?」」
宗壱とエルムがそう言うと通信機の向こう側からラトロワがこう言った。
「今そっちの方には更識楯無と鳳 鈴音が援軍に向かった、既にそれぞれが
破壊されていて無力化されたそうだ。』
「「「い・・・いやったああああああああ!」」」
3人はそれを聞いて喜んでいるとラトロワは更にこう続けた。
『それに伴って今回のトーナメント戦は終了となった・・・襲撃されて既に
生徒33名と外から来た来客56名が亡くなった。』
「「「!」」」
『今回の事は恐らく日本政府でも議論されるだろうな、恐らくは自衛隊管轄となる
可能性も含めてになるが・・・今日は皆よくやってくれた・・・以上だ。」
そう言って通信が切れるとエルムが宗壱に向けてこう聞いた。
「ねえシユウ・・・これからどうなるんだろうね?」
「さあな・・・けど本当に危ないのはこれからだろうな。」
宗壱はそう言って空を眺めていた。
IS学園の地下特別区画
一部の教師でしか知られていない特別区画に千冬にラトロワ、ヴィレッタが回収された無人機を見ていた。
無人機は6機
そしてこの間の戦闘で1機
合計7機のISコアが手に入った事となるがこれらは全て政府には報告されていない、
ISコアはたった一つにおいても国家間のバランスを乱すものだと分かってはいるが
それでも報告を渋っている千冬であったが今ここに政府からの介入があれば不味いと
考えてこれらをちらつかす事と引き換えにIS学園の独立権を保持すると言う狙いだが何故そこまでして政府から見られたくないものでもあるのかなと考えるが・・・千冬は2人に向けてこう言った。
「2人に言う・・・このISコアは2つほど政府に極秘裏に手渡す代わりに今後も
政府からの干渉を防ぎたい・・・理由はあるか?」
それを聞いて何故だと思っているがだが・・・ラトロワは千冬に向けてこう聞いた。
「私はあの子が・・・エルムの安全を保障するのならばそれでいいが・・・
あの無人機は一体何処から来たのかが気になる。」
それを聞いて確かにと思っていた、レーダーからも感知されない何処からの
攻撃なのかと思っているが今後の事を考えるべきだと思っていた。
「生徒33人の死亡・・・恐らく今年の一年生の半数以上がここから出るだろうが
授業カリキュラムの見直しに戦術機を使った授業も取り入れるべきだと思うが外部からの教師は入れないのか?」
それを聞いて千冬は少し考えて・・・こう答えた。
「確かにな・・・そっちの方は・・・鬼塔の側から何とかアプローチしなければ。」
それを聞いてじゃあ何処からかと考えている中・・・山田先生が出てきてこう言った。
「織斑先生。」
「山田先生・・・そっちの方はどうだ?」
そう聞くと山田先生はこう答えた。
「生徒が死んだ近くで見た生徒たちはその・・・PTSDに近い状況となっていまして
暫くは病院通いだそうです。」
「そうか。」
「その中に・・・織斑君も入っています。」
「!・・・一夏が・・・だと!!」
「はい、今は部屋で大人しくさせていますが此の儘ではISの運用に支障を来すかと。」
そうなればと言って最悪な展開だと感じていた。
今織斑一夏が無事なのはISが使えるという点であるがもしこれが出来なくなると
IS学園で保護できるという利点を失い・・・実験動物と同じ扱いになる事が
目に見えているからだ。
何とかならないかろ思いながら更なる問題浮上に頭をガシガシと掻いている千冬を見て仕方ないと言ってヴィレッタが山田先生に向けてこう言った。
「山田先生、生徒の中で治療が必要な生徒をリストアップ。精神医療関係数人の常駐を条件にISコア7つの内3つを提供すると政府に伝えて欲しい。」
「よ、宜しいのですか!ISコアを外に出せば」
「戦争になると言うよりも世界バランスが狂う事は知っているが・・・
今はそれどころではない、生徒達の今後を考えて戦術機の教導を外部からでは無く我々が行うために今後は防衛用の設備強化も視野に入れる、それとだが6機の内半分を
討伐したのは・・・鬼塔 宗壱であったな。」
「ああはい、凄いですよねえ本当に。それにしてもこれ程の威力を出すともなると
公式大会にはだせませんね。」
山田先生がそう言って宗壱が使った兵装を解析していると・・・確かになと
ヴィレッタが山田先生に向けてこう言った。
「今回のMVPは奴だ、それに伴った褒賞を渡すべきだろるが・・・其れを考慮して
今回の商品を渡しておいてくれ。」
そう言って二枚のチケットを手渡した後それとだがとヴィレッタは山田先生に向けて
こう聞いた。
「風鳴翼と天羽 奏のペアが1機討伐したのも高評価・・・これは間違いなく
荒れるだろうな。」
「確かにそうですね、互いに斑鳩グループの所属・・・これは各国からしたら
揺れる問題でしょうねえ。」
「ああ、片や男子IS操縦者、もう片方はアイドル・・・それらが
代表候補生3人がかりで1機倒すのがやっとなのに片やたった一人、もう片方は
コンビで1機・・・今年の一年生は間違いなくこいつらがトップを飾るだろうな。」
ヴィレッタはそう言いながら・・・今後の事を考えていた。
「あ~~あ、全滅かあ。箒ちゃんの不格好なISを壊そうと思ってたのに・・・あの野郎束さんのISを半分もぶっ壊しやがって・・・!」
束はそう言いながら・・・宗壱の戦いを見ている中更にこう続けた。
「後鬼塔 久三・・・覚えてろよお前だけは必ず束さんがぶっ殺してやる・・・!」
束はそう言いながら次の計画を考えていた。
そして織斑一夏はと・・・これであった。
「何だよこんなの・・・あり得ねえよ何で死人が・・・こんなの原作にねえよ・・・
怖えよ・・・怖えよ・・・死にたくねえよ・・・・!」
そう呟きながら布団の中で包まっている織斑一夏であった。
次回は第8巻。