「それにしても・・・少なくなったよな生徒の数。」
「そうだねえ、1年生何て140人いたのが今じゃあたったの28人だもんねえ。」
「あたしのクラスの三年もだが14人が本土に一時帰宅しちまったな、
まあ帰っちまった連中は皆整備科で操縦科の奴らは全員だが・・・フォルテの所は
そいつらが12名整備科が27人が帰っちまって・・・これからどうなるんだろうな
IS学園。」
ダリルはそう言ってIS学園の外を眺めていた、至る所で軍用ヘリコプターが飛び回り
護衛艦、戦術機等が至る所にあった。
IS学園襲撃事件で80名近い犠牲者を伴った事から日本政府は生徒の保護と同時に
精神病院や心療内科がIS学園に来て更に用心の為に自衛隊駐屯を容認したのだ。
無論これは他国からの圧力もあり政府が自前で資金を出さなければいけなくなった、
それに伴いIS学園は委員会には報告されていない無人機のISコアを7つの内3つを秘密裏に手渡すことになった事から今議員が受け取りに来ていた。
すると宗壱はクーリエ達に向けてこう聞いた。
「皆これからどうするんだ?俺はまあここで待機だけどもしかしたら俺とエルムは
家に帰されるかもしれないしクーリエはラトロワ先生の所か?」
「う・・・うんそうなるかも、けど・・・皆と一緒に・・・いたい。」
クーリエはそう言いながらオレンジジュースを飲むがそうだよなあとダリルは
そう呟きながらコーラを飲み自分のISの待機形態であるチョークを沿っていた。
あの戦いの後専用機持ちの中で宗壱と織斑一夏を除いた専用機は
パーソナルロック中でありこれに伴い緊急時以外は展開できなくなっているのだ。
「そう言えばだけどラウラ専用機が貰えるらしいよ!」
聞いたというとそうなんだなあとダリルはエルムに向けてこう言った。
「まあ元々専用機持ちだったんだ、この間の戦闘でそれなりに成績があるから
専用機持ちになったとしても不思議じゃねえな。この状態であたしら何が出来るのやら。」
ダリルはそう言いながらコーラの入っていたコップを眺めていた、既に空になっていた
其れは氷がからりんと虚しい音が聞こえた。
「皆よく来たな!1年生と2,3年生の操縦科の皆もよく来てくれた、
今回の合同実習は全校生徒が必要とするものだ、これは私達教師陣も加わって行う為・・特別教師を呼んである。」
来てくれと千冬がそう言って出てきたのは・・・一人の男性・・・久三であった。
「父さん!?」
「よう宗壱、今日俺こいつを皆に受け渡しに来たんだが・・・良いのかい?
これを見せて生徒たちがまたいなくなるんじゃ?」
「そうなったらそれまでだ、それにこれは我々にとって必要な物だ。」
千冬の言葉を聞いてまあそう言うんだったら良いですけどと言って久三は数台の
トラックをアリーナに入れてコントロールパネルで操作するとそこで目にしたのは・・・蒼い装甲の戦術機が姿を見せた。
「父さん・・・これって一体?」
宗壱が久三に向けてそう聞くと久三がこう答えた。
「こいつは新型戦術機『吹雪』、高度演習戦術機でありその能力は第2世代ISを凌駕
出来ている。各種戦闘武装はISと共同で装備できるし何よりも装甲を付ければ早急に
戦闘が出来る。」
久三はそう言って『吹雪』についてを説明すると宗壱はへえと呟いていると織斑一夏は其れを見て震えていた。
「(嘘だろ・・・まさかあれで戦うのかよ・・・嫌だ・・・嫌だ・・・!)」
そう思いながら織斑一夏は足元をびくついているが千冬は全員に向けてこう言った。
「前回での戦いで我々教師陣はISを使うことが出来なかった、更に言えば
ロックによってISまでの通路が塞がれた以上我々は戦術機を使って
対応しなければいけん。其の為我々は戦術機を学び同じように戦わなければいかん。
そこで今回は全ての専用機持ちがこの『吹雪』を使って演習を執り行う!各員は
この機体に搭乗して慣らし運転をしてそこからだ。」
『『『!』』』
それを聞いて全員がびくつくが当たり前だと思っていた、何せ今から戦術機を
使うともなれば専用機持ちである自分達が先だと考えたからだ。
そして全員が『吹雪』に向かって機体を纏った。
「この感じ・・・今までの機体とは感じが違う。」
宗壱はそう言って『吹雪』の感触を確かめていた、演習機だけあって機体の性能は
低いと思っていたがこの機体の性能は通常よりも・・・ISで言えば第2世代相当だと
考えた。
確かに第2世代をも凌駕出来ると豪語するだけあるなと思っている中海外勢・・・特にダリルがこう呟いた。
「すげえな、確かにこいつならISだってやりあえるな。」
「いやあこれは大したもんですよダリル先輩、こいつならあの無人機だって
やれるっす!」
フォルテがそう言うとヴィシュヌ達も同じ意見で『吹雪』を纏っている中
織斑一夏は・・・震えながらこう思っていた。
「(何でこんな事に・・・俺は只今迄人生のガチャで外れた人生を
取り戻そうとしただけなのに・・・何でこんな事に・・・・!)」
そう思いながら暫くして・・・千冬が全員に向けてこう言った。
「それではこれより演習はじめ!」
次回は戦闘。